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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.11.29
NISMO2台目の注目ニューモデル マーチ登場!!
2タイプの「NISMO」登場!

【本記事は2013年7月にベストカーに掲載された記事となります。】マーチのマイチェンに合わせて2タイプの「NISMO」登場!積極的なブランド展開を推進しているNISMO。今さら多くの説明は必要ないだろうが、NISMOは日産のモータースポーツ部門を統括する会社。日産とNISMOがタッグを組んで、より魅力的な市販車を送り出していこうという戦略を展開しているのだ。その第1弾となったのが1月に登場したジュークNISMOだったのだが、ついに待望の第2弾、第3弾が立て続けに6月24日登場した。
搭載エンジン

直列4気筒、1.5LのHD15DEを搭載する「マーチNISMOS」。116ps/6000rpm、15.9kgm/3600rpmを発揮する
まずは注目のマーチNISMOである。ポイントは2タイプのモデル設定。ひとつはノーマルの直3、1.2Lエンジンを搭載するCVTモデルで、こちらは主にシャシーチューンによるハンドリングを楽しむモデルという位置付けとなる。そして特に注目なのが直4、1.5L(116ps/15.9kgm)を搭載する5MTモデル「マーチNISMO S」の設定だ。このエンジンはノーマルマーチへの設定はなく、NISMOモデルならではのものとなる。
エクステリア

エクステリアはジュークNISMOと同様のコンセプトで、NISMOのモータースポーツ活動により蓄積された空力ノウハウを盛り込んだ、本格的なエアロダイナミクス形状。例えばフロントスポイラーはセンター部を盛り上げることでエアを取り込みダウンフォースを効果的に発生する。またルーフスポイラーは長さと角度を最適化して空気抵抗を低減。そしてこれら外装パーツにはレッドのピンストライプがアクセント的に入れられており、デザイン上の特徴となっている。
よりハイレベルのシャシーチューン

マーチNISMOのリアビュー。ハイマウントストップランプ組み込みのルーフスポイラーは空気抵抗の低減を狙った形状に最適化されている
NISMOチューンの真骨頂はシャシーチューンにある。まだこのクルマには試乗をしたわけではないので断定的なことは言えないが、ジュークNISMOではハードすぎることのないしなやかな乗り心地とコーナーが楽しくなる軽快なハンドリングが楽しめた。当然、マーチNISMOでも同じ方向性のチューニングとなっていよう。1.5Lエンジン搭載車ではフロントサスペンションメンバーステー、トンネルステー、リアサスペンションステー、テールクロスバーの装着などボディ剛性補強も実施されており、よりハイレベルのシャシーチューンとなっているのがポイントだ。
インテリア

本革&アルカンターラ巻きステアリングを採用するほか、スエード調表皮のスポーツシートや専用デザインタコメーターなどを採用。1.5L車は5速MTとなる
インテリアも本革&アルカンターラ巻きステアリングの採用や、専用形状のスポーツタイプシートの採用などキッチリと仕上げられているのがNISMO流。マーチが本格派ホットハッチに生まれ変わった。価格は1.2LのマーチNISMOが154万350円、1.5LのマーチNISMO Sが177万300円。