中古車購入
更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.11.30
S8 S7スポーツバック S6アバントにル・マン24時間を制した技術を投入
優れたパフォーマンスと環境性能

アウディS7スポーツバック:クーペのようにシャープなフォルム、便利なリアゲートを持つのがS7スポーツバック
【本記事は2012年10月にベストカーに掲載された記事となります。】優れたパフォーマンスと環境性能アウディには、ほとんどの車種にSシリーズと呼ばれるスポーツモデルがラインアップされている。そのSシリーズのなかでも上位に位置するS8、S7スポーツバック、S6、S6アバントがフルモデルチェンジされた。これらのSシリーズは、4LのV8ターボエンジンを搭載。S7、S6、S6アバントは420馬力、S8は520馬力に味付けされている。駆動方式はクワトロと呼ばれる4WD。どのモデルに乗っても1000万円オーバーのプライスを満喫できる贅沢さと性能を味わうことができるが、ベースモデルとのギャップという面ではS8は別格の開きがある。まだまだ観光客が多い9月初旬の箱根。ゆっくり流すミニバンやバスを避けるため、あえてタイトなワインディングを選んで試乗したが、S8の5mを超える全長も、2mに迫る全幅もまったくハンデに感じない。4つのタイヤすべてが自分のコントロール下にあり、ボディが小さくなったかのような感覚だ。
S6

アウディS6:V8に組み合わされるのは7速Sトロニックで駆動系はクワトロ(4WD)と走りは万全のS6
S6もS7も同じようにドライビングできるのだが、ボディサイズやベースとなったモデルのキャラクターを考えればこれはかなりのギャップ。運転手付きで乗りたくなるようなA8とは異なり、S8は誰にもこのハンドルは渡したくないという気持ちが芽生えるほど、ドライビングが楽しい。さらに攻め込むならS6かS7、意外性で他車をビックリさせるならS6アバントがいい。
アウディドライブセレクト搭載

アウディS6アバント:このS6やS7には、最高出力420ps、最大トルク56.1kgmの4L、V8、直噴ターボを採用
今回のSシリーズにはアウディドライブセレクトと呼ばれる、マップチェンジのプログラムが用意され、走りながらエンジンの出力特性だけでなく、ミッションのプログラムやパワステのセッティングの変更が可能。ワインディングランではダイナミックモードがベストチョイスだが、このモードではアクセルペダルを戻した際の減速Gもきつく、上手に走らないとギクシャクしてしまう。少しでも前が詰まったらコンフォートモードにセットしなおしたほうが運転は楽だ。
気筒休止システムを採用

4L直噴ターボエンジン:このV8の直噴ターボエンジンはS8が520psで、ほかのモデルは420psとチューニングが異なっている
今回のSシリーズは、必要に応じて8気筒のうち4気筒を停止する気筒休止システムを採用。4車種ともにJC08モードで9.6km/Lの燃費を実現している。巡航時などに気筒休止となるが、その切り替えタイミングを読み取るは至難のワザ。気筒休止システムは、ドライバーに悟らせることなくひっそりと、ガソリンを節約してくれるってワケだ。さらにアイドリングストップシステム、エネルギー回生システムを備え、軽量なボディ構造を採用して、優れた環境性能を発揮するという、現代のスーパースポーツなのである。優れたパフォーマンスと環境性能を発揮するという、現代のスーパースポーツなのである。