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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.03
9月3日はスバリスト泣き笑いの日 ディアスワゴンの運命は・・・
まさにサンバーファンだから気持ちがわかるのだが・・・

室内の広さは軽No.1を争えるレベル。シートアレンジも思いのままで使い勝手の高さはすばらしい
【本記事は2009年10月にベストカーに掲載された記事となります。】スバルは熱心なファンの多いメーカーだ。レガシィやインプレッサなどの水平対向エンジン+シンメトリカルAWDファンはもちろん、軽自動車にもファンが多いのが特徴。特にサンバーは「名車」の呼びバルは熱心なファ声も高く、スバリストの「心のクルマ」として確固たる地位を築いている。そんなスバリストの動揺を招いたのが昨年4月の軽自動車開発からの撤退表明。公式コメントではないが、’11年をメドにスバルの軽自動車はすべてダイハツからのOEM車になるといわれ、サンバーの開発もストップしたと思われていた。ところがスバルから衝撃のリリースが! 9月3日、サンバーはビッグマイチェンともいえるほどの大規模な改良を受けたのだ。これにはサンバーファンも大喜び。担当がまさにサンバーファンだから気持ちがわかるのだが、よかったねぇ、ご同輩。
商用車のサンバーバンディアスは継続して存在

インパネシフトでフロントベンチシートを採用。ミッションは4AT
しかし、ここから話は複雑になる。その同じ9月3日、ディアスワゴンも新型に切り替わったのだが、これがなんとダイハツアトレーのOEM車になってしまったのだ。デックスに続くダイハツOEMの第2弾。軽自動車としては初めてのケースで、やはり撤退は本当だった……と改めて感じさせられた。そんなわけで9月3日はスバリストにとって「泣き笑い」の一日となってしまった。乗用車のディアスワゴンはサンバーシリーズから独立。いっぽうで商用車のサンバーバンディアスは継続して存在。そのあたりもややこしく、スバリストにとって’09年9月3日は忘れられない一日となったのだった……。
サンバーは死なず! ファン感涙の延命策!

フロントマスクが大幅に変わってイメチェンしたサンバー。これが最後のモデルになるのか……
泣き笑いのなかで、サンバーが進化を遂げたのは嬉しい話。「進化」というのは大げさなような気もするが、こういうのは自ら盛り上げていかねば! ご覧のとおり、立体的で力強いフロントマスクとなったが、インパネも機能性と質感を向上しているのだ。インテリアのおもな変更点は、ステアリングのホーンパッドデザインを立体的にしたことと、メーターパネルの文字を大きくするとともに色調を変えて上質感と精悍なイメージを演出したこと。また、シートはトリコット素材のダークブルー色を設定。もちろん、サンバーといえば「使い勝手」が最重要だが、そこも収納スペースを増やすことで対応。さらに、バンのディアスとトランスポーターに新たにSOHCスーパーチャージャーエンジン搭載車も設定している。価格は66万5700~144万2700円までで、残念ながらエコカー減税の対象はなし。なお、月販目標は3800台で、これはスバル車のなかで最も多い台数だ。