中古車購入
更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.03
2.4Lエンジン搭載のアッパーミドルサルーンにアコード変身!!
2.4Lエンジン搭載のアッパーミドルサルーンにアコード変身!!

インテリアはスポーティで質感の高いもの
【本記事は2009年6月にベストカーに掲載された記事となります。】完全にクラスアップした印象の新型アコードのデビューは昨年12月4日。ボディサイズは全長4730mm、全幅1840mm、全高1440mmとなり、特に全幅はかなり広く、堂々とした安定感あるフォルムを作り出しているが、日本で乗るにはちょっと大きすぎる印象。そのぶん室内は広く、ゆったりした空間とはなっているが……。エンジンは206ps、23.7kgmを発揮する2.4Lの直4のみの搭載となり、このあたりにもクラスアップを感じる。価格は270万~380万円。
渡辺陽一郎の採点チェック
走行性能と乗り心地は上質だ。特にハンドリングは懐が深い。後輪が入念に粘り、しかも旋回軌跡を拡大しにくい。掌に路面の感触が確実に伝わり、安心して旋回速度を高められる。タイヤの接地性が高いから、乗り心地も重厚だ。従って運転の好きなユーザーに適するが、実用性は低い。全幅は1840mmとワイドで、四隅もわかりにくい。後席は腰が落ち込み足元空間も狭い。前後のシート間隔は800mmで、ワゴンRなどを約200mm下まわる。価格は安全装備の充実を差し引いても割高だ。評価は雲泥の差になる。
国沢光宏の採点チェック
フロントサスのキャパシティがリアサスより圧倒的に低いことを除けばいいクルマだと思う。ウソ偽りなくアウディA4あたりと比べたって五分五分の勝負に持ち込めるくらいの実力を持つ。ただ日本市場でどうなのよ? と聞かれたなら「なんでこんなにデガくしたの?」。このサイズになると市場規模が極端に小さくなってしまう。「もはや日本で売る気はないんです」と言われちゃえばそれまでですけど。そういえば売れゆき不振に悩むアテンザのセダンも正統派のいいクルマだったりして。