中古車購入
更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.04
アテンザセダン&アテンザスポーツ スポーティな「スポーツ」とベーシックな「セダン」

スポーティな「スポーツ」とベーシックな「セダン」
【本記事は2008年3月にベストカーに掲載された記事となります。】日本国内ではスポーツワゴンが主役のアテンザだが、それでもセダンとハッチバックのスポーツを足すと55%の販売比率。スポーツが35%、セダンが20%という内訳だ。基本的な内容は、これまで紹介してきたとおりでエンジンは2Lと2.5Lで、2.5Lには4WDもあるというもの。ボディサイズはセダン、スポーツともに同じで、全長がスポーツワゴンより30mm短い4735mm、全幅はスポーツワゴンと同じ1795mm、全高はスポーツワゴンより10mm低い1440mmとなる。
2.5L車には全車DSCとTCSが標準装備
グレード構成はなかなか複雑である。基本的にセダンはベーシックとラグジュアリーの2本立てで、ハッチバックのスポーツにはその名のとおり、そのふたつにスポーツグレードが加わるというもの。セダンにはスポーツやスポーツワゴンにはある6MTや18インチホイールは用意されない。最もベーシックなのは20Cで、最もラグジュアリーなのが25EXとなるのはセダン、スポーツともに同じ。価格は、20Cはセダンが207万円、スポーツが228万円、25EXはセダンが250万円、スポーツが267万円。スポーツには25S(17インチホイール)、25Z(18インチホイール)というスポーツグレードがあり、ともに5ATに加え、6MTも設定される。価格は25Sが246万円、25Zが262万円(ともに5ATの価格)で、スポーツワゴンも含めて2.5L車にはすべてDSC(横滑り防止装置)とTCS(トラクションコントロール)が標準装備となる(2Lにはオプション)。
セダンとスポーツ、それぞれの魅力

セダンとスポーツは遠目に見ると(テールランプの色以外)見分けがつきにくいが、スポーツはご覧のとおり、完璧なハッチバック。トランク容量は510Lあり、カラクリフォールドも採用され、使い勝手はワゴン並み
セダンとスポーツのスタイリングは遠目には判別しにくいほどよく似ている。テールランプが赤いのがセダン、白いのがスポーツだが、もともとクーペをイメージしてデザインされたクルマだけに、スポーツはもちろん、セダンも流麗なスタイルで、ほかのクルマにありがちな「セダンはおじさんっぽい」というイメージはあまりない。いっぽう、スポーツではスポーツワゴンと同じくワンタッチでリアシートが折り畳め、フラットなラゲッジフロアを生み出せるカラクリフォールドを採用しており、ラゲッジルームの広さと合わせて使い勝手はやはりセダンに勝る。ただしトランク容量はセダンが519L、スポーツが510Lと、わずかだがセダンが勝っている。フォーマルなセダン、アグレッシブなスポーツを好みに合わせて選べる。
NEWアテンザの最新安全デバイス

2代目アテンザは先進の安全装備が充実している。まず「リアビークルモニタリングシステム」は60km/h以上の走行時に後方の死角から近づく車両をレーダーで感知し、ドライバーに警告を与えるもの。Aピラー内側のLEDを点灯させ、この状態でウインカーを操作した場合には警告音を鳴らす(25EX、25Z、25SのFF車にオプション)続いて「マツダレーダークルーズコントロール」。これは前走車の速度、車間距離に合わせて速度を制御し、前があいたら再び設定速度に戻るクルーズコントロール。高速走行時のドライバーの負担を軽減してくれる(25EX、25Z、25SのFF車にオプション)。そして「パーキングセンサー」。これは合計8つのセンサーがボディの四隅と障害物の距離を計測し、警報音とルームミラー取り付け部にあるインジケーター表示で駐車支援を行なうもの(25C、25Fを除く全車にオプション)。このほかヘッドランプと別体の専用固定ランプを舵角に応じて自動的に点灯させる「固定式アダプティブフロントライティングシステム」もあり(25EX、25Zに標準、25C、25Fを除く全車にオプション)、アテンザのハイテク装備は充実している。