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更新日:2019.02.01 / 掲載日:2019.02.01

BMW、プレミアム・スポーツ・セダン「3シリーズ」予約受注開始

BMW 新型3シリーズ

BMWは、プレミアム・スポーツ・セダン新型「3シリーズ」を発表し、1月30日から予約受注を開始した。発売は3月9日から。価格は452万~632万円。

1975年の初代登場から40年以上にわたって支持される3シリーズの7代目となる新型は、BMWの象徴とも言えるキドニー・グリルを継承しつつ、スポーティさと洗練されたスタイリングに仕上げられている。

ボディサイズは全長が先代モデルより70mm増えて4715mmに、全幅は25mm増えて1825mmと大きくなったが、ホイールベースは40mm拡大して2850mmになり、トレッドはフロントが43mm、リヤが21mmずつ拡大したことで50:50の前後重量配分を維持。一方、重量は約55kg軽量化され、重心も10mm下がったことで、ダイナミックかつ俊敏な走りを可能にしている。

パワートレーンに日本専用のエンジンをラインナップ

パワートレーンは、330iにはツイン・スクロール・ターボ・チャージャー付き過給システム、高精度ガソリン・ダイレクト・インジェクション・システム、バルブトロニック無断階可変バルブ制御システム、ダブルVANOS可変カムシャフト制御システムからなるBMWツインパワー・ターボ・テクノロジーに改良を施した新開発2.0L直列4気筒エンジンを搭載。最高出力は190kW(258PS)/5000rpm、最大トルクは400Nm(40.8kgm)/1550-4400rpmを発揮。ほぼ全ての常用回転域で、従来型のエンジンより50Nmものトルク増大を実現している。高精度ダイレクト・インジェクション・システムも改良され、燃焼効率が向上。燃料噴射圧力を150barから350barに高めて、より細かい霧状の燃料を燃焼室に直接噴射させている。さらに、クランクシャフトの軽量化や内部の摩擦抑制、熱管理の最適化などが行われたことで、ノイズの低減やレスポンスの向上を果たした。320iには、欧州をはじめ初期生産には用意されていない、日本の道路状況を考慮した専用チューニングの2.0L直列4気筒エンジンを採用。最高出力は135kW(184PS)/5000rpm、最大トルクは300Nm/1350-4000rpmを発揮する。トランスミッションはステップトロニック付8速ATが組み合わされる。

エクステリア

エクステリアは、BMWの伝統的なスタイルを継承しつつ、洗練された新世代デザインに進化。従来2つのパーツで構成されていたキドニー・グリルが、単体のパーツで縁取られ、よりワイドで立体的なフォルムとなった。ヘッドライトは、ライト下部に切り欠きが入り、立体的なバンパーとの一体感を生み出している。BMWの象徴であるホフマスター・キンクをボディCピラーに残す形でデザインし、サイド・ウィンドウの流線形とボディの伸びやかさをマッチングさせた。

  • キドニー・グリルはワイド化され一体感が強くなった。

  • ヘッドライトにはBMWレーザーライトのロゴがあしらわれる。

  • LEDリヤ・コンビネーション・ライト。

  • BMWの特徴であるホフマスターキンク。

  • 19インチアロイホイール(オプション)。

インテリア

インテリアには、ドライバーに向けて必要な情報を適切に伝達する最新の表示・操作コンセプト「BMWオペレーティング7.0」を採用した「BMWライブ・コクピット」を全車標準装備。このシステムは、10.25インチコントロール・ディスプレイと12.3インチフル・デジタル・メーター・パネルを、それぞれドライバーの好みに合わせてカスタマイズ可能。さらにステアリングホイールのボタンやセンターコンソール付近に配置されたiDriveコントローラー、ディスプレイのタッチ操作、音声および動作など、様々な手段によって必要な情報や設定にスムーズにアクセスできる。

(写真は海外仕様)

BMWライブコクピット

AIによるアシスト機能と最新鋭の運転支援システム

新型3シリーズには、BMW初のAIを用いた新開発のBMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントも随時導入される。音声会話だけで車両の操作や適切な機能及びサービスへアクセスができるだけでなく、このシステムへ呼びかける時に、ユーザーが任意で名称を変更できることも大きな特徴だ。

運転支援システムでは、日本初導入の高性能3眼カメラを採用し、量産グレード全車に標準装備している。長距離、中距離、周辺監視とそれぞれに特化したカメラにより、正確なレーンキープと広範囲かつ遠距離での危険予測を可能とした。さらに、毎秒2兆5000億回の演算能力を持つ画像処理プロセッサーを組み合わることで、より正確ですばやい運転サポートを実現している。

さらに標準装備のパーキング・アシスタントには、リバースアシスト機能を採用。最大で50mまでの直前に前進したルートを記憶し、同じルートを後進で正確に走行できる。

主要諸元

<BMW 330i>
全長4,715mm、全幅1,825mm、全高1,430mm、ホイール・ベース2,850mm、車両重量1,630kg、車両総重量1,905kg、排気量1,998cc、直列4 気筒ガソリン・エンジン、最高出力258PS(190kW)/5,000rpm、最大トルク400Nm/1,550-4,000rpm。

<BMW 320i>
全長4,715mm、全幅1,825mm、全高1,440mm*、ホイール・ベース2,850mm、車両重量1,560kg、車両総重量1,835kg、排気量1,998cc、直列4 気筒ガソリン・エンジン、最高出力184PS(135kW)/5,000rpm、最大トルク300Nm/1,350-4,000rpm。*:M Sport は1,430mm。

SEは受注生産(2019年夏頃発売予定)

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グーネットマガジン編集部

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グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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