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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.06
流麗なシルエットに心も身体も陶酔!!
プジョー渾身の作

エンジンは2946cc、V6DOHC。最高出力が210ps。最大トルクは29.5kgmというスペック。0~400m加速は16.6秒と俊足
【本記事は2006年8月にベストカーに掲載された記事となります。】プジョーの最初のクーペは1898年というから、自動車史上もっともクーペの歴史が長いことになるが、7月7日から日本での販売が開始された今回のニューモデル、407シリーズのクーペは、それだけにプジョー渾身の作。なにしろ、先代の406クーペは今世紀で最も美しいクーペの一台に数えられるほど世界中で称賛されたデザインだった。プジョーと関係の深いピニンファリーナの手によるエレガントなクーペだ。
新しいプジョーのクーペの魅力を提案

大人4人が乗れるクーペは少なくなった。後席も充分使える広さが確保される。本革シートの素材はやや硬めで張りがある
それに対し、自社デザインの今回のニューモデルは前モデルと比較するのではなく、まったく新しくスタートする意味で、ネーミングも“クーペ407”と変えている。クーペを最初に冠することで、また新しいプジョーのクーペの魅力を提案するということだろう。プジョーではこのスタイルを猫科の猛獣をイメージさせたというが、407セダン、そしてSWに共通のこの顔つきにクーペ専用の縦型の3本スリットが加わると、サメのような鋭さが加わる。これがパワフルなイメージを与えるのだ。しかし、だからといってサメのような乱暴な印象はまったくないし、それどころか上品でエレガンスにあふれている。
上質なダッシュパネルとぶ厚いシート

本革のインテリアは上質。日本仕様にはコンソール中央にマルチディスプレイを装着。ミッションは6ATを採用する!
実際に大きなドアをあけ、目に飛び込んでくるインテリアは、ステッチのきいた高級なイタリアンレザーのような上質なダッシュパネルとぶ厚いシート。
本物の大人のクーペの見本

リアはフロントに比べると比較的オーソドックスだが、スポーティだ。グレードは1グレード、価格は549万円となる
走り出して驚かされるのは滑らかで上質な乗り心地。一時期ドイツ流だったプジョーも、あのフランス車らしいしっとりとした造りのたたずまいを見せる。ゆったりと楽しくクルマとすごす。そんな空間を演出してくれる本物の大人のクーペの見本のようなクルマがクーペ407だ。価格はIグレードで549万円。