中古車購入
更新日:2021.03.24 / 掲載日:2014.11.28
クルマにまつわる究極の選択!!

どちらも選ぶべき理由があって、なかなか決められない・・・そんな究極の選択のクルマ版が今回のテーマ。
もしもあなたが究極の選択を求められるような事態がきても、この記事を読んでイメージトレーニングしていれば、間違いのないスマートな選択がきっとできる!!
あなたのその選択が、今後数年の未来を左右する!
だれもが一度は経験したことがあるだろう。買い物が終わってから、「あっちにしておけばよかった」、「これを買ったのは失敗だったかも」という後悔の気持ち。大抵、そういう気持ちになるのは、衝動買いをしてしまったときだ。
自分のなかにある欲求や求めている能力をきちんと把握しないまま、リサーチ不足で買い物をすると、買い物は失敗しがちで、そんなときほど心理的なダメージは大きい。それがちょっとした洋服や小物だったらまだフォローは効くだろうが、自動車のような大きな買い物では許されない大問題に発展することも。
そこでこの『クルマにまつわる究極の選択!!」では、クルマ関連のさまざまな選択肢を用意して解説。それぞれのメリット・デメリットを考えることで、自分のなかにまだはっきりと固まっていない、好みや求めている要素を浮かび上がらせる。
たとえば、手始めにこんな究極の選択を考えてみたい。2014-2015日本・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したマツダのデミオには、通常のガソリンモデルのほかに、ディーゼルモデルが用意されている。
バランスのガソリンか、それとも話題の新世代ディーゼルモデルか、選べるのは1台だけ、もしも新車を購入するとしたら、あなたが選ぶのはどっち?
今年を代表する1台を決める 2014-2015 日本・カー・オブ・ザ・イヤー を見事受賞した実力車
今年を代表する1台を決める 2014-2015 日本・カー・オブ・ザ・イヤー を見事受賞した実力車
期間内に市販される乗用車のなかから、もっとも優秀なクルマに贈られる歴史ある賞をデミオが受賞。国産コンパクトの常識を覆すデザインと品質、技術が評価された。
究極の選択1 話題の最新コンパクトカー マツダ デミオ 買って満足できるのは・・・
充実の走りと燃費のディーゼルか それとも

マツダ デミオ XDツーリング(6速MT)
●全長×全幅×全高:4060×1695×1500mm
●車両重量:1080kg
●エンジン:直4DOHCディーゼルターボ
●総排気量:1498cc
●最高出力:105ps/4000rpm
●最大トルク:22.4kgm/1400-3200rpm
●燃費:30.0km/L(JC08モード)
●新車価格:194万4000円
ソレノイドインジェクターや段付エッグシェイプピストンといった革新技術を投入。
豊かなトルクが生む余裕の走り
エンジン本体が大きかったため、これまで大型車に搭載されることが多かったディーゼルエンジンをマツダは独自技術によって小型化、コンパクトカーであるデミオに見事搭載することに成功した。SKYACTIV-Dの技術的な特徴は、小型なだけでなく、NOxの後処理システムが不要だということ。これまで、NOxの排出問題はディーゼルエンジンの大きな技術課題だったが、それをSKYACTIV-Dでは根本から解決している。それにより、低燃費とディーゼルならではの豊かなトルクを実現しながら、世界でもっとも厳しい排ガス規制もクリアしている。
バランスに優れたガソリンか

マツダ デミオ 13S(6速AT)
●全長×全幅×全高:4060×1695×1500mm
●車両重量:1080kg
●エンジン:直4DOHC
●総排気量:1298cc
●最高出力:92ps/6000rpm
●最大トルク:12.3kgm/4000rpm
●燃費:24.6km/L(JC08モード)
●新車価格:145万8000円
高圧縮比を実現する4-2-1排気システム、キャビティ付ピストンなどを採用している。
世界一の高圧縮比で燃費を改善
量産ガソリンエンジンとして世界の圧縮比を実現し、24.6km/Lという低燃費をマーク。同時に低中速トルクを大幅に改善したのが、SKYACTIV-Gと名付けられたガソリンエンジン。低中速トルクがアップすることで、実用域での使いやすさも向上。気持ちのいい走りと高い経済性を両立させているのが自慢だ。さらに、ディーゼルに比べてエンジンが軽いため、フットワークがより軽快というのも美点。
結論
一度試してみたいディーゼル
ガソリン、ディーゼルともに、走りにこだわっているのは、マツダらしい。
価格的には上位となるディーゼルモデルだが、だからといってガソリンモデルが格下というわけでは決してない。それぞれのモデルには、それぞれの美点があり、どちらが自分のカーライフに合っているのかというのを見極めることが求められる。
ディーゼルモデルの特徴である豊かなトルクや低燃費が生きるのは、ひとや荷物を乗せての長距離ドライブ。一方のガソリンモデルの軽やかなフィーリングは、タウンユースにぴったり。
だが、ここであえて1台を選ぶならば、最新のクリーンディーゼルに乗ってみたいというひとも多いのではないだろうか。知的好奇心で選ぶ、大いにアリだ。
プロはこう考える

自動車ジャーナリスト森野恭行
新型デミオの最大のウリは、日本では目新しい「小排気量クリーンディーゼル」であることは間違いない。ガソリン2.2~2.5Lクラスに匹敵する太いトルクがもたらす力感ある加速や、高速クルーズのゆとりは、ほかのコンパクトカーでは味わえない新鮮な快感だ。しかもディーゼルとしては振動や騒音が小さく、快適性も高いレベル。高回転まで気持ちよく回って、スポーティな走りも楽しませてくれるのだから、魅力的なのは間違いない。でも、すべてバラ色かと言えば・・・そうとは言い切れない。

これまでの国産コンパクトと一線を画すスタイルへのこだわりもデミオの特徴である。
まずは車両価格の高さ。下取り値は期待できるが、燃料代の差で全額をまかなうとするなら、かなりの距離を走らなければいけない。そしてフットワーク。ディーゼルのXDは重厚フィールを持ち味とし、ガソリンの13Sは軽やかな身のこなしを特徴とする。ゆえに、あまり距離を走らない人や、コンパクトカーらしい軽快な走りを好む人には、13Sまたは13S・Lパッケージをお薦めする。
究極の選択2 どっちを選ぶのが幸せか?
どんなクルマを選ぶのかによって、満足度が変わってくるというのは本当だ。
なぜなら、カーライフという言葉があるとおり、買ってからクルマのある暮らしが始まるからだ。
普通車のベースモデルか軽自動車のトップ機か
どちらも魅力的なのに、選べるのはひとつしかない。まさに究極の選択の難しさとおもしろさがここにある。ここからはテーマを変えつつ、みんなでクルマにまつわる究極の選択を考えていこう。まず取り上げるのは、話題のエコカーにまつわる究極の選択だ。
「ハイブリッドコンパクトカーの最安グレード」対「軽自動車の最高グレード」。これは、中古車市場において販売価格がほぼ同じというところから発生した究極の選択。エコカーの魅力は環境性能はもちろんのこと、優れた経済性。では、価格が同じだったとしたら、いったいどちらを選ぶのが幸せになれるのだろう。
税金の面では軽自動車が有利でも、燃費に優れるハイブリッドカーがガソリン代でその差額を埋めてくる。
これは悩ましい問題だ!
ハイブリッドコンパクトカーの最安グレードか それとも
軽自動車の最高グレードか
軽自動車が人気だ。今では新車販売台数の半数弱が軽自動車だというから驚く。その背後にあるのは、軽自動車の能力が飛躍的に向上しているからで、人や荷物を載せてもターボ仕様ならば高速道路だって楽に走れる。それで税金が大幅に安いのだから人気になるのも当たり前だろう。しかし、純粋にクルマとして乗り比べた場合、普通乗用車の性能はやはり高く、安心感も違ってくる。では、軽自動車派の拠り所である金銭面でのメリットはといえば、じつはトータルで比べてみると大差というほどの差がないことに驚かされる。こうなるとまさに究極の選択といえる。
1年間にかかる費用
ハイブリッドコンパクトカー(1.5L)
自動車税:3万4500円
自賠責保険:1万6350円
燃料費:4万540円 POINT
合計:9万1390円
※金額は2014/11/28時点のものです。
上の数字は、年間走行距離1万kmという想定なので、通勤などでそれ以上走る場合は、さらに価格差が縮まってくる。やはり低燃費は経済的だ。1年間にかかる費用
軽自動車(660cc)
自動車税:7200円 POINT
自賠責保険:1万5600円
燃料費:6万2499円
合計:8万5299円
※金額は2014/11/28時点のものです。
やはり自動車税の圧倒的な安さが目を引く。とはいえ、それ以外の税金や保険はほとんど差がないため、燃費の差額によって差は縮まってしまう。
グレードの違いをどう考える?
最近の軽自動車は本当に装備が充実しており、とくに最新モデルの上級グレードともなると、衝突回避・軽減ブレーキが備わるなど、下剋上の様相を呈している。その装備が必要ならば、上級グレードを選ぶ理由は間違いなくある。
差額は毎年6091円!
※燃料費は、年間走行距離を1万km、ガソリン代をリッター150円として計算。
結論
走行距離が多いならハイブリッドカー
軽自動車の維持費が安いという根拠は、普通乗用車に比べて圧倒的に安い自動車税にある。だが、燃料費や車両本体価格がその差額を超えてしまうと、一挙に形成は逆転してしまう。また、クルマ本来の性能もしっかりと考慮すべきだろう。価格メリット重視で買うなら、軽自動車のなかでも安いモデルを購入すべき。一方で、年間走行距離が多いユーザーは、燃費に優れるコンパクトカーがお薦めとなる。
運転ラクラクATか それとも運転が楽しいMTか
かつて、ほとんどのクルマがMTだったころ、操作の安楽なATは夢の装備だった。しかし、ほとんどのクルマがAT仕様になると、今度はMTが魅力的に見えてくるのだからおもしろい。純粋な性能で言えば、現在のATはMT同等かそれ以上となっているため、MTを選ぶメリットは、クルマを意のままに操る楽しさにある。だが、ATにもMTのようなシフト操作ができるタイプが増えてきている。

変速にダイレクト感のあるデュアルクラッチ式ATやパドルシフトなどによって、ATはどんどん進化している。
結論
本当に乗りたいならMT
世の流れとして、MTが増えてくることは考えにくい。であるならば、MT派は今のうちにMT車を手に入れるのが懸命といえる。
豪華で上質な本革シートか それとも安さと通気性の布シートか
シートはドライバーだけでなく乗員みんなが良し悪しを感じる部分だけに、できるだけベストなチョイスを行いたい。実用性で言えば、布シートはかなり優秀。通気性に優れ、温度変化にも柔軟に対応するし、乗り心地もいい。一方、革シート最大の魅力はルックスと所有欲を満たすところ。一方で蒸れや夏場の暑さ冬の冷たさがあるし、中古車となるとヒビやはがれも気になる。

ルックスのよさが自慢の本革シートだけに、汚れや破損が気になる。中古車購入時は要チェックだ。
結論
シートカバーという最後の手段も
本革シート仕様の中古車はプレミア価格になっていることもあるため、許せるならば布シートをチョイスしたいところ。最近ではシートカバーも安価なため、後付けするというテクニックもある。
※すべての価格は参考価格です

究極の選択3 どちらがお得なのか!?
どっちを選んだ方がメリットが大きいのか、あなたのお財布を直撃するリアルな選択肢!
ひとにより異なる価値観 そこに買い得のチャンス
たとえば同じ中古車なのに、あるクルマだけ相場よりも安かったら気になるはず。もちろん、この高度な情報化社会においては、偶然都合よく安いクルマが売りに出されるということはほとんどない。安いのは、それなりの理由があるからだ。
しかし、その理由が自分にとってデメリットにならなければ、安くクルマを買うこともできるわけで、大切なのは本質を見極めること。
つまり、価値観の違いによって、お得な買い物ができるチャンスは巡ってくるというわけだ。
ここでは、そんな究極の選択を紹介。自分だったらどっちを選ぶのか、よーく考えて、今後の買い物に役立ててもらいたい。
修復歴無しの相場価格か それとも 修復歴有りの破格か

クルマの強度を保つ部分に交換や修正をしたクルマには修復歴がつく。ドアやフェンダーについては、修復歴に当てはまらないので注意。
クルマの骨格にまつわる部分に補修を受けたクルマを修復歴有りという。だが、その部位や修理の範囲・程度によってリスクが異なってくるため、修理歴があるからといって、無条件に避ける必要もない。なので、修復歴有り車が気になる場合は、販売店にどの部分に修理があるのか、その程度はどうだったのかを尋ね、納得のいく説明をもらうことが大切になってくる。
結論
納得づくならば修復歴車も有り!
走行や機能に支障がない状態まで修復されている場合で、価格が十分に安いならば、安く買えたのだと割り切る余地あり。しかし、下取・買取金額も下がってしまうことは忘れてはならない。
低走行・低年式か それとも 多走行・高年式か
中古車の価格というのは、市場の人気によって左右されるもの。高年式のクルマは、購入時の満足度が高いため価格も高価。一方、低年式車なら、同じ予算でより低走行だったり、状態のいい中古車を手に入れることができる。同じように、走行距離が多いものは、少ないものよりも価格が安い傾向にある。しかし、じつは低年式や多走行だからといって、必ずしも故障のリスクが高いとはかぎらない。
結論
日常の足として乗るなら多走行
信頼性の高い現代のモデルなら、あえて高年式・多走行モデルに挑戦するのも大いにアリ。一方、他人の使用感を嫌うならば、低年式でも低走行のほうが、満足できるだろう。
ハイオクか それとも レギュラーか
クルマによっては、同じモデルでハイオク仕様とレギュラー仕様がある場合も。維持費にかかわってくるため悩ましい問題だ。ハイオク仕様のメリットは、エンジン性能をより高く設計できること。なお、レギュラー仕様にハイオクを入れても性能アップはしない。
結論
爽快な走りならハイオクだ
高速道路や峠道で爽快に走りたいならハイオク。経済性を優先するならレギュラー。ハイオク車にレギュラーを入れると燃費が落ちるぞ。
コーティングか それとも ワックスか
どちらも塗装をケアするという用途では同じ。コーティングの方が耐久性が数カ月から数年と高い代わりに高価というケースが多い。一方のワックスは、DIYで施工するなら安価で済むが耐久性は1カ月から2カ月となる。
結論
手間いらずはコーティング
洗車の頻度を下げたいならオススメはコーティング。一方で、耐久性に劣るワックスも頻繁にかけるだけで、クルマは綺麗になる。
人気の色か それとも 不人気な色か
クルマの印象を左右するボディカラー。できることなら好きな色に乗りたいものだが、新車と違って中古車の場合は、ボディカラーによって価格が変わってくることを覚えておきたい。車種にもよるが、人気色かどうかで価格に数十万円もの差がつくことも。また、売却時にも人気色は高値がつくため、ボディカラーの問題は、たかが色と馬鹿にできない。好みを取るか、コストを取るか、なかなか難しい選択だ。

クルマによってはボディカラーに非常に力を入れて、バリエーションを増やしているものも。購入前は色による価格の差も調べておきたい。
結論
予算が許すなら好みの色がいい
クルマに乗るたびに目にするボディカラーは、やはりそのクルマを気にいるかどうかの重要ポイント。予算が許すなら好きな色を、少しでも安く手に入れたいなら不人気色を選ぶのがいいだろう。
車検か それとも 乗り換えか
新車は3年、その後普通車や軽自動車ならば2年に一度やってくる車検は、乗り換えの最大のタイミングといえる。これから維持にお金がかかりそうな現在の愛車を乗り続けるか、このタイミングで新しいクルマにするのか、非常に悩ましい。現在の平均的な所有期間は新車から8年と言われている。下取や買取に出した際にどれくらい金額がつくのかにも大きく左右されるだろう。総合的な判断が求められる。
結論
すべてはタイミング
基本的に乗り換えはお金がかかる。しかし、昔からクルマ好きの間では、「自分がまだ手放したくない頃が売り頃」とも言われている。愛車に価値が残っている間に、タイミングを見て乗り換えたい。
ディーラーか それとも 専業店か
「中古車選びは店選び」という中古車格言があるとおり(!?)、どこでクルマを買うかというのは大事な問題。なぜならば、中古車は1台1台コンディションが異なるため、アフターサポートが必要になることもあるからだ。ディーラーのメリットはサポートが手厚いこと。保証付中古車の販売も活発だ。一方で専業店の強みは小まわりの効くサービスと低コスト。買い手の好みや考え方によって向き不向きがある。
結論
余計な心配が嫌ならディーラー
もちろん新車ではないのだから、完璧を求めることは難しいのが前提ではあるが、いろいろと心配するのが嫌ならディーラーがいい。なお、専業店でも独自の保証を用意するお店も増えてきている。お店によって体制がいろいろ異なるので、しっかりと確認しておきたい。
安い輸入タイヤに履き替えるか それとも 高い国産タイヤをずっと履くか

タイヤは安全性に大きくかかわる重要パーツ。くれぐれも経済性だけでなく、安全性も優先してほしい。
路面とクルマが唯一コンタクトしているタイヤは、安全性や運動性能を決定づける重要アイテム。とはいえ、高級タイヤを毎年履き替えるのも難しいものだ。一般的にタイヤの寿命は溝の深さで判断されるが、じつは経年劣化にも注意したい。たとえ溝が残っていたとしても、サイドウォールの表面などに細かいヒビのようなものが浮かんできたら交換のサインだ。
結論
見極めた上で安くても新品を!
安い輸入タイヤのなかには安全性に疑問がある商品もあるので、事前の情報収集をしっかりと行うこと。ある程度評判のいいものであれば、賞味期限切れの高級タイヤを履き続けるより安全だ。
ローンか残価か それとも リースか

クルマの買い方として現金のほかに、いろいろと選択肢が用意されている。通常ローンのほかに、月々の支払い金額を抑えられる残価設定ローン、諸費用まで月々の支払いに組み込めるリースも便利だ。
結論
金利負担を考えて支払いを選びたい
最近流行しているのが月々の支払い金額を低く設定できる長期ローンや残価設定ローン。しかし、長く借りると金利負担も大きいのでバランスが大切。ユーザー側の勉強が必要だ。
究極の選択4 趣味嗜好のどっち?
損得には大きな影響は与えないかもしれないが、購入後の満足度を左右するような選択というのもある。ここでは、好みに関する究極の選択を考えてみよう!
満足度を左右する小さくても大きな問題
たとえば味の好み。濃いめ薄め甘め辛め・・・とさまざまだ。クルマについても、あるひとがいいと思うものが、自分にぴったり合うとはかぎらない。とはいえ、手に入れてから「こうじゃなかった」は通用しない。
だからこそ、クルマの購入時には自分自身の考え方や好みをしっかりと整理整頓し、クルマ選びに反映させる必要がある。
ここで紹介しているテストケースは、モデル選びなどに比べれば小さなディテールではあるが、ちょっとしたつまずきがカーライフに影を落とす可能性もある。
価格や年式だけではなく、中古車1台1台の個性をしっかりと見極めるクセをつけることが大切だ。
メタルトップか それとも 幌か

柔軟性のあるソフトトップならではのメリットが、屋根部分を小型軽量に設計できること。写真のフェアレディZも美しいスタイルを実現している。
オープンカーの醍醐味は屋根を開け放ってのドライブだが、現実的にはほとんどの時間をクローズド状態で走ることになる。そこで、近年流行しているのが金属のルーフを持つメタルトップのオープンカー。耐候性や防犯性といった面でのメリットが大きい。しかし、布トップにもメリットはある。まず、収納関係のメカがコンパクトなので、デザイン上の自由度が高い。そして屋根の重量も軽くて済み、故障のリスクも少ない。また、価格についてもメタルトップよりソフトトップが安いというのも見逃せない。
結論
遊び心で選べばソフトトップ
クーペとオープンカーが1台で楽しめるメタルトップは、オープンカーをより身近にしてくれる素晴らしいメカニズム。心理的にも守られている感がある。結論としては、オープンカー経験が少ないビギナーや、クーペにもなる二面性を好む人にはメタルトップがおすすめ。一方のソフトトップ最大の格好よさはその割り切り。遊び心を満足させてくれるのは間違いない。
アルミホイールか それとも 鉄ちんか

中古車を選ぶ際、ホイールのコンディションは、前オーナーの扱いを推理する情報となる。
鉄ちんとは、かつては主流だった鉄製ホイールの愛称的なもの。近年では、アルミホイールの普及によって少なくなってきたが、まだ車種やグレードによっては存在する。そもそも、ホイールの素材にアルミを使用するようになったのは、バネ下重量の軽減が運動性能の向上に効果が高いことが知られてきたため。バネ下重量とは、サスペンションやその周辺に装着されるパーツの重さのことで、走行によって上下に激しく動くバネ下パーツが軽ければ、その動きが軽快になり、乗り心地や運動性能アップに貢献する。そこで、鉄よりも比重の軽いアルミに注目が集まったのだ。また、アルミは加工性に優れるため、デザインに凝ったホイールを作りやすいというメリットもある。
結論
ルックスにこだわるならアルミ
近年では、鉄製ホイールにもカバーがつけられて、一見するとアルミホイールのようにも見えるし、軽量イメージのアルミについても、安全性確保のため重量はそれなりにあるため、じつは性能差は大きくなかったりする。よって、鉄製ホイールがNGというわけでもない。だが、ルックスが気にいるかどうかは、クルマを楽しむ上で重要なポイントでもあるので、気になるようだったら最初から好きなアルミホイールがついているクルマを買ったほうがいいだろう。
大口径ホイールか それとも 控えめサイズか

格好よさだけで大口径ホイールを選んでしまい、後から後悔するのはもったいない。しっかりリサーチして納得の1台を!
カーデザイナーが描くスタイリング・スケッチには、大抵ホイールハウスいっぱいに大口径ホイールが描かれている。たしかに大きなサイズのホイールは、クルマをスタイリッシュに見せるし、スポーツカーならば大型ブレーキを収納できるという機能性もある。その一方で、控えめサイズのメリットは、乗り心地のやさしさとタイヤ代の安さ。運転手を第一と考えるのか、家族や家計を思いやるか、なかなか難しい選択。
結論
家族車なら家族一緒に試乗すべし
ポイントとなるのは、乗り心地やルックスに対する印象というのは、個人差が大きいということ。固めの乗り心地を好む人もいれば、そうでない人もいるからだ。できれば購入前に試乗させてもらい、ファミリーカーなら家族でチェックするべきだろう。また、大口径ホイールはタイヤ交換をする際のコストもネックになる。
ソリッドか それとも メタリックか

自動車の美観を決定づける大事な要素である塗装。中古車でも、くすんだクルマよりピカピカに輝いているクルマが人気になるのは当然だ。ソリッドとメタリックというのは、塗装の種類を表す言葉。標準的なカラーがソリッドで、塗料のなかに金属片などキラキラ輝く粒子が混ざっているのがメタリック。かつてはメタリックのほうが塗装工程が多く高級だったが、いまではソリッド的な色でも同じような工程で作業される。
結論
特別な塗装色は修理が高額
メタリックやパールといった塗装は、仕上げまでに複数回塗膜を塗り重ねるため、こすった場合などの補修修理が高額になるケースも。また、部分塗装で質感が合わないこともあるため、シンプルな色を選ぶというのもひとつの作戦だ。
カーナビは純正か それとも 後付けか

少し前のクルマまでは、DIN規格に則したナビが取り付けられたが、最近のクルマはインパネの一部になっているものも。そうなると交換は難しい。
メーカー純正ナビの利点は、完璧なフィッティングと多機能。しかし、中古車となった場合、簡単に最新型と入れ替えできないというデメリットも。一方、最新型の後付けナビは、地図更新無料など多機能を誇りつつ安価なため、人気となっている。
結論
古い車種なら後付けが◎
内装のデザインに特別な思い入れがないかぎり、安くて高機能な後付けが有利。だが、純正ナビにも車両情報を表示するなど、メーカーならではの魅力もあるため、年式と考え方次第だ。
UVカットガラスか それとも スモークか

ガラスそのものに紫外線(UV)対策を施しているのがUVカットガラスで、UVカット機能のついたフィルムを貼るのがスモークフィルム。UVカットガラスのメリットは、中古車の場合金銭的負担がないこと。しかし、スモークにも、色の濃さや表面の輝きを選べるというメリットも。使い方に合わせて考えておきたいところだ。
結論
予算重視ならガラスに軍配
スモークフィルムの施工は面積や数によって金額が変わってくるが、スモークがほしいワゴンやミニバンほど高価。純正でダーク処理が施されているクルマの方が総額で数万円お得になる。

中古車究極の選択
ライバル編
同じジャンルでしのぎを削るライバル同士による究極の選択。それぞれに選ぶべき理由があるため、見極めには熟慮が必要!
王道ミニバン対決
日産 セレナ ハイウェイスター 中古車参考価格帯:60万~180万円(全グレード)
先代 日産 セレナ
2L級ファミリー向けミニバンのディフェンディング・チャンピオン。考え抜かれた使い勝手と、クセのないすっきりとしたスタイルで幅広い層から支持を集めている。
POINT
・価格と内容のバランスが絶妙
・中型ミニバンナンバーワン人気
・3代目モデル末期が買い頃トヨタ ヴォクシーX 中古車参考価格帯:75万~150万円(全グレード)
先代 トヨタ ヴォクシー
トヨタがライバルを徹底的に研究して開発したミニバン。販売店によって、ノアとヴォクシーを作り分けることで、より攻め込んだデザインを実現。流通台数も豊富だ。
POINT
・CVTは7速パドルシフト付
・サードシートはワンタッチで跳ね上げ
・2列目は470mmのロングスライド
ハイブリッド対決
トヨタ アクア G 中古車参考価格帯:120万~200万円(全グレード)
トヨタ アクア
ハイブリッド専用車として開発されたアクア。その成果は完成度の高さとして表れている。また、ハイブリッド機構についても、プリウスゆずりの高性能となっている。
POINT
・世界トップレベルの低燃費
・定評あるHVシステム
・使いやすく上質な室内ホンダ フィット ハイブリッド 中古車参考価格帯:68万~165万円(全グレード)
先代 ホンダ フィット ハイブリッド
基本メカからこだわることで、小さなボディに最大限の室内空間を確保。そこにハイブリッドを組み合わせ、魅力はかなり高まった。ライバルに比べ価格の安さも魅力。
POINT
・広々した室内空間
・ハイブリッドとしては低価格
・スポーティな走行フィール
上級セダン対決
日産 スカイライン 250GT 中古車参考価格帯:70万~330万円(全グレード)
先代 日産 スカイライン
スポーティセダンの代表格として、根強い人気を誇るのがスカイライン。優先順位を走りの性能に振ったコンセプトは、多くのドライバーを虜にした。セダンのほかクーペも存在する。
POINT
・伝説の丸型4連テールランプ
・スポーティな走り
・中古車価格が下落傾向トヨタ クラウン アスリート 中古車参考価格帯:120万~400万円(全グレード)
先代 トヨタ クラウン
日本のプレステージセダンとして揺るぎない歴史と伝統を誇るクラウン。ここで紹介している13代目クラウクラウンは、ゼロクラウンをさらに進化させた完成度の高いモデル。
POINT
・クラウンというブランド力
・高度な電子制御を採用
・飽きのこないスタイル
流行のSUV対決
日産 エクストレイル 20X 中古車参考価格帯:85万~260万円(全グレード)
先代 日産 エクストレイル
日常使用に不満のない快適性を備えながら、本格クロカン並みの走破性を誇るのがエクストレイル。老若を問わずアクティブ派の指示を集める人気モデル。先代は価格も下落傾向。
POINT
・本格派クロカン並みの走破性
・手頃な中古車価格
・汚れても洗いやすい室内トヨタ ハリアー 240G 中古車参考価格帯:80万~370万円(全グレード)
先代 トヨタ ハリアー
都市型SUVというジャンルを牽引した世界的人気モデル。長く中古車価格も高値安定だったが、先のフルモデルチェンジによって、ようやく先代モデルの価格が下がってきた。
POINT
・元祖ラグジュアリーSUV
・中古車価格がようやく下落傾向
・質感の高い室内と走り
走れる5ドア対決
マツダ アクセラ 20E 中古車参考価格帯:60万~160万円(全グレード)
先代 マツダ アクセラ
マツダも走りの性能にこだわるメーカーだけに、欧州でも販売されるアクセラには開発に力が入っている。先代モデルも走りの性能は国際水準で、隠れた名車といえる存在だ。
POINT
・海外戦略モデルならではの走り
・2Lモデルにはアイドリングストップ
・本革ハンドルなど装備も充実スバル インプレッサスポーツ 2.0iアイサイト 中古車参考価格帯:70万~240万円(全グレード)
スバル インプレッサスポーツ
ほどよいボディサイズにスバルならではの優れた走行性能を組み合わせたインプレッサは、クルマを道具として使いこなすユーザーに人気。中古車価格が安いのもメリットだ。
POINT
・ユニークな水平対向エンジン
・軽量かつしっかりした走り
・2L車にはアイサイトも
究極のスポーツ対決
日産 GT-R 中古車参考価格帯:460万~1050万円(全グレード)
日産 GT-R
スカイラインから独立して日産を象徴するスポーツカーへと進化したGT-R。デビューから時間は経ったが、中身は改良が続けられており、快適性についてもハイレベルに達した。
POINT
・世界に通用する日の丸スポーツ
・レーシングカー顔負けの性能
・最新モデルでは快適性もアップポルシェ 911 カレラS 中古車参考価格帯:1100万~1600万円(ターボを除く)
ポルシェ 911
世界中のクルマ好きやセレブリティから人気を集めるスポーツカーの金字塔。人気の秘密は、性能だけでなく快適性も高いこと。現行モデルでは、そのレベルが一段とアップしている。
POINT
・だれもが911とわかるスタイル
・リヤエンジンリヤ駆動の走り
・圧倒的性能と快適性を両立
同モデル編
せっかく考えに考えて車種をしぼったのに、じつは本当のライバルは身内にあった!?
どっちのグレードが買いなのか、どっちのタイプが自分にあっているのか、クルマ探しの迷い道はまだまだ続く。
3列シートはいる?
トヨタ プリウス G 中古車参考価格帯:110万~260万円(全グレード)
トヨタ プリウス
言わずと知れた元祖ハイブリッドカー。空力性能と実用性を両立させる5ドアハッチバックのボディを採用。現行モデルも発売から時間が経って中古車の流通量が増加。いよいよ中古車が美味しくなってきた。
POINT
・世界に誇れる低燃費
・先進的なスタイル
・中古車が豊富で選び放題トヨタ プリウスα G 中古車参考価格帯:120万~300万円(全グレード)
トヨタ プリウスα
人気のプリウスをベースにしながら、ファミリーユーザーが求める3列シートを採用。拡大されたホイールベースによって乗り味も大人っぽい。プリウスに比べて中古車価格が高く、流通量も少ない。
POINT
・待望の3列シート
・ゆったりとした乗り味
・中古車はちょっと割高
家族が喜ぶのは?
トヨタ アルファード 350G 中古車参考価格帯:215万~430万円(全グレード)
トヨタ アルファード
ミニバンの最上級モデルとして、かつての高級セダン的な使われ方もしているのがアルファード。現行モデルの最上級グレードも前期型ならば300万円を切ったプライスも。満足度はかなり高いといえるだろう。
POINT
・だれもが乗って満足の装備
・前期型なら価格も魅力
・中古車のタマ数も豊富トヨタ アルファード ハイブリッド X 中古車参考価格帯:280万~500万円(全グレード)
トヨタ アルファード ハイブリッド
Xはアルファード ハイブリッドのスタンダード的グレード。新車価格も400万円ほどと、お買い得感がある。しかし、中古車はまだまだ少なく、価格的なメリットについてもあまり期待できない。
POINT
・燃費に優れるハイブリッド
・装備を整理したベースモデル
・中古車のタマ数が少ない
豪華さか走りか
ホンダ オデッセイ M 中古車参考価格帯:50万~190万円(全グレード)
先代 ホンダ オデッセイ
低床ボディ設計によって、全高は低くても室内空間は広いオデッセイ。昨年のフルモデルチェンジによって先代モデルがいよいよ買い時を迎えつつある。Mは快適装備が充実したグレードで室内の色合いもおしゃれ。
POINT
・Mは中級グレード
・価格と装備のバランスが◎
・中古車が豊富に存在ホンダ オデッセイ アブソルート 中古車参考価格帯:70万~205万円(全グレード)
先代 ホンダ オデッセイ アブソルート
ミニバンでもスポーティな走りを楽しみたいというユーザーに向けて作られたのがアブソルート。標準モデルがCVTなのに対して5速ATを採用。ルックスも大口径ホイールとシックなインテリアで飾る。
POINT
・走りを磨いたグレード
・専用ブラック内装でスポーティ
・専用パドルシフトを装備
走り系グレード対決
スズキ スイフト 1.5XS 中古車参考価格帯:70万~120万円(全グレード)
スズキ スイフト
ドライバーの意のままに操れる優れた走行性能を持つスイフト。1.5XSは、ノーマルモデルのなかでパワフルな1.5Lエンジンを搭載するグレード。中古車の流通量は多くないが、費用対効果に優れるモデルだ。
POINT
・日常性と走りを両立
・1.3Lに比べ静粛性も良好
・スポーツに比べ割安スズキ スイフトスポーツ 中古車参考価格帯:125万~140万円(全グレード)
先代 スズキ スイフトスポーツ
ベースモデルでも優れていた走りの性能をさらに磨き上げたのがスイフトスポーツ。専用の1.6LエンジンとMTの組み合わせは、まさにホットハッチ。しかし、人気がある分だけ中古車価格は高値となっている。
POINT
・走り特化のスポーツモデル
・鮮やかな専用ボディカラー
・人気ゆえに価格は高め
HVか上級装備か
ホンダ フリード Gエアロ 中古車参考価格帯:105万~170万円(全グレード)
ホンダ フリード
5ナンバーのコンパクトボディに充実した室内空間を作り込んだフリード。Gエアロの特徴は、ハイブリッドと同等のエアロスタイルに充実した装備。とくに電動両側スライドドアは、ファミリーユースには嬉しい。
POINT
・電動両側スライドドアを装備
・ルックスはハイブリッド似
・価格と内容のバランスが良好ホンダ フリード ハイブリッド 中古車参考価格帯:155万~185万円(全グレード)
ホンダ フリード ハイブリッド
フリードにフィット ハイブリッドのシステムを搭載したエコモデル。グレードは2つで、標準モデルのほか、装備充実のジャストセレクションが存在。しかし、ベーシックモデルでも十分満足度は高い。
POINT
・電動スライドドアは左のみ
・燃費は21.6km/L
・中古車はタマ数が少なめ
最高のワゴンは?
スバル レガシィ ツーリングワゴン 2.5GT 中古車参考価格帯:60万~210万円(全グレード)
先々代 スバル レガシィ ツーリングワゴン
日本を代表するツーリングワゴンに成長したレガシィの中核グレードが2.5GT。スタイル、走り、そしてデザインすべてのバランスが整っているため、ファンの期待を裏切らない。先々代は価格も手頃になってきた。
POINT
・走ってよし、積んでよし
・4WDは走りも良好
・物件豊富で価格安いスバル アウトバック 2.5XTアイサイト 中古車参考価格帯:125万~280万円(全グレード)
先々代 スバル レガシィ アウトバック
レガシィツーリングワゴンをベースに、より走破性を強化しつつ、上質感を高めたのがアウトバック。ゆとりを感じさせる走り味は、大人のドライバーからも高評価を得ている。中古車も選択肢が豊富で買いだ。
POINT
・長距離走行向きの性格
・同じシリーズなのに上質感あり
・話題のアイサイトも装備
軽自動車編
定められた規格のなかで、アイデアと技術をぶつけ合う軽自動車は、ある意味で究極の自動車かもしれない。
売れ筋トールワゴン
スズキ ワゴンR スティングレーT 中古車参考価格帯:65万~115万円(全グレード)
先代 スズキ ワゴンR スティングレー
ムーヴとつねに熾烈な販売競争を繰り広げるワゴンR。その個性派グレードがスティングレイで、Tにはターボが備わる。燃費性能は19km/Lと一歩譲るが装備充実の限定車で迎撃。
POINT
・シンプルで大人っぽい造形
・全グレードで装備充実
・パドルシフトも装備ダイハツ ムーヴ カスタムRS 中古車参考価格帯:30万~85万円(全グレード)
先代 ダイハツ ムーヴ カスタム
軽自動車市場の花形とも言えるトールワゴン。その王者をワゴンRと争うのがムーヴ。カスタムRSはターボを備えながら燃費も25.5km/Lと優秀。写真のモデルは買い頃のMC前モデル。
POINT
・ライバルをリードする低燃費
・存在感のあるデザイン
・豊富なシートアレンジ
使いやすいのは?
ホンダ N BOX 中古車参考価格帯:90万~156万円(全グレード)
ホンダ N BOX
室内長218cmと最大クラスの室内空間を誇るN BOX。空間だけでなく、跳ね上げ式リヤシートや、低床構造による荷物の載せやすさといった、実際の使い勝手のよさも光る。
POINT
・床が低くて乗り降り楽チン
・前後シート間のゆとりに自信
・大型ベンチシートでゆったりダイハツ タント X 中古車参考価格帯:50万~130万円(全グレード)
先代 ダイハツ タント
センターピラーレス&スライドドアを組み合わせた「ミラクルオープンドア」により圧倒的な乗り降りのしやすさを誇る先代タント。子供だけでなく、お年寄りのいる家庭にもオススメ。
POINT
・センターピラーレス+スライドドア
・窓が大きく見晴らし良好
・らくらく乗り降りできる
経済性を極めるなら
ダイハツ ミラ X 中古車参考価格帯:25万~80万円(全グレード)
ダイハツ ミラ
商用車としても利用される高い経済性を備える一方で、ユーザーの好みに合わせて選べる限定車やドレスアップ仕様を用意。また低燃費や運転のしやすさについても工夫されている。
POINT
・マイチェンでCVT を採用
・モデルサイクルが買い時
・中古車物件が豊富スズキ アルト F 中古車参考価格帯:35万~85万円(全グレード)
スズキ アルト
初代誕生は1975年という歴史あるモデルがスズキ アルト。その魅力は徹底的な経済性の高さだが、それだけでなくプッシュスタートシステムや部分可倒式後席など使い勝手にも配慮。
POINT
・無駄をはぶいた装備
・最少回転半径が小さく小回りが効く
・基本を磨いて低燃費も
話題の2台で勝負!
スズキ ハスラー G 中古車参考価格帯:104万~162万円
スズキ ハスラー
まるで動物のようなファニーフェイスにファンが急増しているハスラー。遊び心のあるデザインは室内にもおよび、所有欲を刺激。先進のレーダーブレーキサポートも搭載する。
POINT
・隅々までこだわったデザイン
・豊富なボディカラーを用意
・アウトドア用グッズもたくさんダイハツ コペン ローブ 新車価格帯:179万~181万円
ダイハツ コペン
まるでお餅のような愛らしいルックスと高い品質で人気モデルとなったコペンがフルモデルチェンジ。新型はグッと大人っぽいスタイルとなって登場。3気筒ターボの走りも充実。
POINT
・専用高剛性ボディを採用
・軽でオープンスポーツ!
・メタルトップはボタンひとつ
人生もクルマ選びもまさしく選択の連続だ
後悔しないためにはある程度の勉強も必要
クルマ選びはエネルギーのいる作業だ。自分や家族の数年先のライフスタイルまで考えて車種を選び、ライバルと比較し、さらに同じモデルのなかでベストバイを探す。さらに中古車の場合は、予算のなかでコンディションや装備を見極めつつ、お店選びまでしなければならないのだから、やることてんこ盛りである。
だが、最後に笑っているのは、自分自身を見つめ直し、理想や現実と向き合ったものだけだ。考えて悩んで、自分で選んだ結果なら、たとえすべて思いどおりじゃなかったとしても、納得がいくというもの。中古車選びがおもしろいのは、人生に似ているからなのかもしれない。
※すべての価格は参考価格です