車の歴史
更新日:2021.05.06 / 掲載日:2021.04.30

国産エンジン歴史絵巻 TOYOTA 1970~1980年代編6

E型(製造開始年:1984年)

  • 3代目スターレットに搭載される2E-LUは、1.3L直4SOHCの12バルブ。81PSを発揮しながらも10モード燃費は18.6km/L。バランスの良さも売りにしていた。

  • 4代目スターレットターボに搭載された4E-FTEは、人気の16バルブターボエンジン。135PS/6400rpm、16.0kg・m/4800rpmを発揮する。

ファンを魅了する軽快な吹き上がり。ターボも人気を博した

 K型の後継として1984年に登場した直4エンジン。開発当初から吸排気に2つずつ割り当てる4バルブ構造で開発されており、軽快な吹き上がりも特徴の一つ。ターボも選べるなど、ベーシックエンジンながらスポーツエンジンとしても人気が高い。採用しているモデルはスターレットやカローラ/スプリンターになる。

Y型(製造開始年:1982年)

初代ハイラックスサーフに搭載される3Yはシリンダーヘッドのアルミ合金化やコンパクト設計が特徴。LASREエンジンでもある。

スペックよりも信頼性。あえてOHVを採用した実用エンジンの雄

 1980年代はSOHCもしくはDOHCへの切り替えが進んだ時代だが、商用車を中心にシンプルで信頼性の高いOHVエンジンの刷新も求められていた。Y型はその需要に応えるべく開発されたエンジンで、トヨタエンジンの系譜としてはR型の後継に位置する。採用車種は商用車系が中心だが、ハイラックスやハイエースなどにも搭載されている。

VZ型(製造開始年:1987年)

カムリプロミネントで初搭載した1VZ-FEは24バルブ仕様。さらに4本のカムシャフトを組み合わせることで、2つのツインカムが平行して動くようなメカニズムを採用している。

ウインダムに搭載された3VZは、直4エンジンとほぼ変わらないコンパクトサイズ。高剛性素材を用いるなどで静粛性も大きく向上している。

静粛性に優れるトヨタ初のV6エンジン

 1987年にカムリプロミネントで初採用されたトヨタ初のV6エンジン。最初期の1VZ-FEは1992ccのV6DOHCで140PS/6000rpm、17.7kg・m/4600rpmを発揮。当初はセダン系を中心に採用モデルを拡大していたが、1990年代半ばにはハイラックスサーフやランドクルーザープラドにも搭載されている。

提供元:オートメカニック

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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