車の歴史
更新日:2021.04.30 / 掲載日:2021.04.29
国産エンジン歴史絵巻 TOYOTA 1970~1980年代編5
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最初期の1G-Eは初代クレスタが初搭載モデル。
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1G系を搭載するマーク23兄弟は直6エンジン車としては比較的廉価なこともあって高い人気を集めていた。
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G型(製造開始年:1980年)
G型もLASRE(レーザー)の名が与えられた新世代エンジン。主要部品の小型化に加え、動きのある部分の摩擦係数を減らす工夫を加えることで静粛性向上が図られている。
初代スープラには1Gベースの2Lツインターボ車が設定されていた。前期型の1G-GTEはレギュラー仕様で、185PS/6200rpm、24.0kg・m/3200rpmを発揮。
2代目ソアラも後期型から2Lツインターボとなる1G-GTEU搭載車を設定。インタークーラーを強化しハイオク仕様とすることでスペックは210PS/6200rpm、28.0kg・m/3800rpmまでパワーアップしている。
1998年にコンパクトFRセダンとして登場したアルテッツアにもG型は採用。1G-FEはハイメカツインカム仕様で160PS/6200rpm、20.4kg・m/4400rpmを発揮。
2L専用の新世代エンジン。コンパクトな設計も特徴の一つ
1980年にM型の後継として投入されたG型エンジン。開発当初から2L専用で設計されており、2000年代半ばに製造終了されるまで、改良型まで含めて排気量はすべて1988ccとなる。ほぼ同時期に開発されていた直4のS型と同様に軽量化と高出力化が図られており、直6エンジンとしてはかなり小型だ。ツインカム仕様やターボなど派生エンジンも多数存在。歴代のマーク23兄弟やクラウン、ソアラなどに採用されている。