車の歴史
更新日:2020.01.08 / 掲載日:2017.09.26
スズキワゴンRの概要と歴史をまとめてみた

goo-net編集チーム
ワゴンRは、アルトの流れを汲む軽自動車として、
1993年9月に発売された、スズキの軽トールワゴンです。
1990年の道路運送車両法改正に伴い、新規格の適合車種として開発されました。
660ccへの排気量拡大とボディサイズの拡大に適応させ、
圧倒的な居住性と室内空間、優れた実用性が話題となり、
現在まで非常に高い人気を保持するモデルです。
また、軽トールワゴンの先駆者として、その後のベンチマークとされる車種です。
発売当時には、商用タイプのワンボックス車か低車高の乗用モデルなどしか無く、
スペースユーティリティを重視したトールワゴンの誕生に大いに注目が集まりました。
発表された1993年には’93-’94 RJCニュー・カー・オブ・ザ・イヤー受賞に輝くなど、
その後も好調なセールスを続け、1999年3月には国内累計販売台数100万台達成、
2010年12月の時点で国内累計販売台数350万台を達成しました。
また国内軽自動車車名別新車新規届出台数において、
2004年から2010年まで7年連続でNo.1となりました。
モデル名につく「R」は、「Revolutionary(革新・画期的)」と「Relaxation(くつろぎ)」に由来し、
「軽自動車の新しい流れを作る新カテゴリーのクルマ」「生活にゆとり感を与えるクルマ」という、
2つの思いも込めて命名されました。
軽ハイトワゴンの先駆者として相応しいネーミングと言えるでしょう。
派生車としては、
1997年に普通車登録のコンパクトトールワゴン「ワゴンRワイド」(現在のソリオ)、
2007年2月にはエアロパーツをまとった「ワゴンRスティングレー」が販売されています。
また1994年にはマツダのOEM車として「AZワゴン」が販売されています。
ここでは4代目モデルから現行モデルを紹介します。
4代目 ワゴンR MH23系(2008年~2012年)

goo-net編集チーム
ワゴンRは2008年9月に3度目のフルモデルチェンジを行い4代目へ移行しました。
4代目モデルは、「快適 スタイリッシュ ワゴンR」のコンセプトのもと開発されました。
パッケージングの見直し、インテリアの質感アップを行い、
経済性や実用性、ユーザーが現代の軽自動車に求める基本性能、
またワゴンR最大の特徴である室内の快適性や乗降性を向上させながら、
より多くの人に愛されるスタイリッシュなデザインへと進化しました。
外観デザインは初代より引き継がれるトールワゴンタイプのボディデザインを踏襲し、
細部にわたってブラッシュアップされ、全体的に流麗でスタイリッシュなデザインへとなりました。
新プラットフォームの採用により、
従来よりも40mm延長した2400mmのロングホイールベース化と、
新開発サスペンションの採用により操縦安定性能と乗り心地、静粛性が大きく向上しました。
パワートレインは、改良型の直列3気筒DOHC VVTエンジンを搭載し、
低回転域トルクの向上、先代を凌ぐ低燃費性能を実現しました。
また、一部のグレードにはCVT(無段変速機)が採用され、
環境性能とスムーズな走行性能に寄与しています。
安全性能にも改良が加えられ、
自動車盗難防止システムであるイモビライザーが全車装着されました。
グレードによってはディスチャージヘッドランプ装着車に、
軽自動車初の舵角センサー対応コーナリングランプをメーカーオプション設定しました。
スズキ ワゴンR(WAGON_R)FA(2008年9月販売モデル)
ボディタイプ:軽-RV系
乗車定員:4名
駆動方式:FF
ボディサイズ:3395×1475×1660mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:1975×1295×1275mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)145/80R13 75S(後)145/80R13 75S
エンジンタイプ:K6A型 水冷直列3気筒DOHC12バルブ
排気量:658cc
最高出力:54ps(40kW)/6500rpm
最大トルク:6.4kg・m(63N・m)/3500rpm
10・15モード燃費:23.5km/リットル
車両重量:800kg
価格:908,250円
軽自動車税については、新規取得が2015年4月1日以前か以後かで金額が変わります。
以前の場合は7,200円、以後の場合は10,800円となります。
ご購入予定の車の新規取得の時期を販売店まで確認するようにしましょう。
参考:
http://www.goo-net.com/catalog/SUZUKI/WAGON_R/10050824/index.html
・主なグレード
「FA」「FX」「FXリミテッド」「FTリミテッド」「FXリミテッドII」など。
・主なオプション
13インチアルミホイール4本スポーク(13×4.00B)、
14インチアルミホイール8本スポーク(14×4.5J)、
14インチアルミホイール(SUZUKI SPORTS、14×4.5J、ガンメタリック)、
フロントグリル、ドアハンドルガーニッシュ、ドアハンドルエスカッション、
ヘッドランプガーニッシュ、リアランプガーニッシュ、舵角センサー対応コーナリングランプ、
クラリオン AV一体系メモリータイプナビゲーションシステム(2DINサイズ、
12セグ/ワンセグ地上デジタルテレビチューナー内蔵、4チューナー×4アンテナ)、
パナソニックAV一体系メモリータイプナビゲーションシステム(2DINサイズ、
12セグ/ワンセグ地上デジタルテレビチューナー内蔵、4+1チューナー×4アンテナ)など。
・カラーバリエーション
ブルーイッシュブラックパール3、スペリアホワイト、シルキーシルバーメタリックなど。
(発売時期・グレードにより異なります)
スズキ ワゴンR MH23系の中古車一覧:
http://www.goo-net.com/usedcar/brand-SUZUKI/car-WAGON_R/model-4-10552003/index.html
5代目 ワゴンR MH34、44系(2012年~2017年)

goo-net編集チーム
ワゴンRは2012年9月に4度目のフルモデルチェンジを行い5代目へ移行しました。
今回のフルモデルチェンジでは「軽ワゴン低燃費No.1新世代エコカー」を開発コンセプトに掲げ、
環境性能のさらなる向上、実用性と快適性を併せ持つ車種を作りあげるべく、
スズキの新技術の総称「スズキグリーン テクノロジー」のもとに、
その第一弾の開発モデルが5代目ワゴンRとなりました。
歴代ワゴンRの持つ特徴的なスタイリングはそのままに、新プラットフォームを採用し、
歴代最長のロングホイールベースの実現、前後の乗員間距離を拡大したことによって、
さらに優れた居住性を実現しました。
また一目で「ワゴンR」と認識できるスタイリングに磨きをかけ、
力強く上質なデザインへと進化しました。
最大の特徴として、大きく進化した先進の低燃費技術が採用され、
「ENE-CHARGE(エネチャージ)」「新アイドリングストップシステム、
「ECO-COOL(エコクール)」が全グレードに装備されました。
先進の低燃費技術「ENE-CHARGE(エネチャージ)」とは、
ガソリンを使わずに減速時に発生するエネルギーから発電する技術であり、
「新アイドリングストップシステム」は、
13km以下でエンジンを停止し燃費性能を向上させるシステムです。
さらに「ECO-COOL(エコクール)」にはエアコン使用時、
アイドリングストップ中の送風時でも冷たい風をキープし、
室内温度上昇によるエンジンの再始動を抑える機能です。
この3つの先進の低燃費技術よって、
NAエンジン車(2WD)ではクラス最高となる28.8km/Lの低燃費性能を実現しました。
スズキ ワゴンR(WAGON_R)FX(2012年9月販売モデル)
ボディタイプ:軽-RV系
乗車定員:4名
駆動方式:FF
ボディサイズ:3395×1475×1640mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:2165×1295×1265mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)155/65R14 75S(後)155/65R14 75S
エンジンタイプ:R06A型 水冷直列3気筒DOHC12バルブ
排気量:658cc
最高出力:52ps(38kW)/6000rpm
最大トルク:6.4kg・m(63N・m)/4000rpm
JC08モード燃費:28.8km/リットル
車両重量:780kg
価格:1,109,850円
軽自動車税については、新規取得が2015年4月1日以前か以後かで金額が変わります。
以前の場合は7,200円、以後の場合は10,800円となります。
ご購入予定の車の新規取得の時期を販売店まで確認するようにしましょう。
参考:
http://www.goo-net.com/catalog/SUZUKI/WAGON_R/10078263/index.html
・主なグレード
「FX」「FXリミテッド」「FX CDプレーヤー装着車」「FX リミテッドCDプレーヤー装着車」、
「FX セットオプション装着車」「FX-E」「FX(レーダーブレーキサポート装着車)」、
「FX(レーダーブレーキサポート セットオプション装着車)」など。
・主なオプション
15インチアルミホイール(SUZUKI SPORTS、15×4.5J、ガンメタリック)、
15インチアルミホイール(SUZUKI SPORTS、15×4.5J、ハイパーシルバー)、
14インチアルミホイール(14×4.5J)、15インチアルミホイール(15×4.5J)、
ドアハンドルガーニッシュ、ドアハンドルエスカッション、リアランプガーニッシュ、
TYPE Sp-XXマフラー(SUZUKI SPORTS、片出しシングルテール)、
ハイグレードメモリーナビセット(パイオニア、2DINモデル、
12セグ/ワンセグ地上デジタルテレビチューナー内蔵、4チューナー×4アンテナ)、
エントリーメモリーナビセット(ケンウッド、2DINモデル、
12セグ/ワンセグ地上デジタルテレビチューナー内蔵、4チューナー×4アンテナ)など。
・カラーバリエーション
(発売時期・グレードにより異なります)
ブルーイッシュブラックパール3、スペリアホワイト、フィズブルーパールメタリック、
イノセントピンクパールメタリック、シルキーシルバーメタリック、パールホワイトなど。
スズキ ワゴンR MH34、44系の中古車一覧:
http://www.goo-net.com/usedcar/brand-SUZUKI/car-WAGON_R/model-5-10552003/index.html
6代目 ワゴンR MH35、55系(2017年~)

goo-net編集チーム
ワゴンRは2017年2月に5度目のフルモデルチェンジを行い6代目へ移行しました。
今までのフルモデルチェンジではキープコンセプトで、
ワゴンRのデザイン、特徴や魅力となっている部分をよりアップデートしていくものでした。
しかし今回のフルモデルチェンジでは軽ワゴンの先駆けとなったワゴンRらしく、
新たな価値観を持つ軽ワゴンのベンチマークを目指し、機能性とデザイン性を刷新するなど、
スズキが持つ新しいテクノロジーをふんだんに採用し誕生しました。
ボディデザインは、四角をモチーフとしたすっきりとした端正な表情のフロントマスク、
全体的にSUVをイメージさせるような機能的でスタイリッシュなデザインが特徴です。
「スイフト」にも採用された新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」が採用され、
基本性能の向上と軽量化を両立しました。
また、室内長の延長によって、広々とした室内空間も実現しています。
ドライブトレインは、ISG(モーター機能付発電機)の高出力化と、
リチウムイオンバッテリーを大容量化したマイルドハイブリッド機構を採用し、
モーターによるクリープ走行と、幅広い速度域でモーターがアシストすることで、
アイドリングストップ機能とともに低燃費性能をさらに向上させました。
メーターパネルには「マルチインフォメーションディスプレイ」を新たに採用し、視認性も高まり、
走行中のECO機能の働きやドライブに役立つ多彩な情報を確認できるようになりました。
また、「セーフティパッケージ」として、
ぶつからない技術である「デュアルセンサーブレーキサポート」をはじめ、
「4輪ABS(EBD、ブレーキアシスト付)」、「ESP(車両走行安定補助システム)」、
「運転席・助手席SRSエアバッグ」など充実した安全装備が設定されています。
全グレードに2WDのFFモデル、フルタイム4WDモデルが設定されています。
スズキ ワゴンR(WAGON_R)FA(2017年2月販売モデル)
ボディタイプ:軽-RV系
乗車定員:4名
駆動方式:FF
ボディサイズ:3395×1475×1650mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:2450×1355×1265mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)155/65R14 75S(後)155/65R14 75S
エンジンタイプ:R06A型 水冷直列3気筒DOHC12バルブ
排気量:658cc
最高出力:52ps(38kW)/6500rpm
最大トルク:6.1kg・m(60N・m)/4000rpm
JC08モード燃費:26.8km/リットル
車両重量:750kg
価格:1,078,920円
軽自動車税については、新規取得が2015年4月1日以前か以後かで金額が変わります。
以前の場合は7,200円、以後の場合は10,800円となります。
ご購入予定の車の新規取得の時期を販売店まで確認するようにしましょう。
参考:
http://www.goo-net.com/catalog/SUZUKI/WAGON_R/10108523/index.html
・主なグレード
「FA」「ハイブリッド FX」「ハイブリッド FZ」、
「ハイブリッド FX セーフティパッケージ搭載車」、
「ハイブリッド FZ セーフティパッケージ搭載車」など。
・主なオプション
車高調整サスペンションセット(SUZUKI SPORTS)、
サスペンションセット(SUZUKI SPORTS)、
ローダウン スプリングセット(SUZUKI SPORTS)、
ブレーキディスク&ブレーキパッドtype-S2フロント(SUZUKI SPORTS)、
ルーフエンドスポイラー、ドアミラーカバー、
ドアミラーカバー(LED、サイドターン付ドアミラー用)、フロントグリル、
フロントバンパーガンメタリック、本革ステアリングホイールカバー(ブラック/ブラック)、
インパネトレーマット(ゴールド&ブラック)、ステアリングガーニッシュ、
ステアリングオーディオスイッチ、フロアイルミネーション、カップホルダーイルミネーション、
ピラースポットイルミネーション、
セーフティパッケージ(デュアルセンサーブレーキサポート、
誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能、
ハイビームアシスト機能、ヘッドアップディスプレイ、オートライトシステム、
キーレスプッシュスタートシステム)、
スタンダードメモリー8インチナビセット(パイオニア、
12セグ/ワンセグ地上デジタルテレビチューナー内蔵)(4チューナー×4アンテナ)、
ハイグレードメモリー8インチナビセット(パイオニア、
12セグ/ワンセグ地上デジタルテレビチューナー内蔵、4チューナー×4アンテナ)など。
・カラーバリエーション
ブルーイッシュブラックパール3、スペリアホワイト、アーバンブラウンパールメタリック、
サニーイエローメタリック、ブリスクブルーメタリック、フィズブルーパールメタリック、
シルキーシルバーメタリック、ピュアレッド、リフレクティブオレンジメタリック、
ピュアホワイトパールなど。
(発売時期・グレードにより異なります)
スズキ ワゴンR MH35、55系の中古車一覧:
http://www.goo-net.com/usedcar/brand-SUZUKI/car-WAGON_R/model-6-10552003/index.html
ワゴンRはスズキの先進的な軽ハイトワゴンとして1993年に登場以来、
優れた居住性、ユーザーを選ばない高い実用性と優れた燃費性能は、
幅広いユーザーから高い支持を集める人気のモデルです。
先進技術である「マイルドハイブリッド」や、
乗員を守る先進の安全技術である「セーフティパッケージ」などは、
あらゆる面でドライバーの安全に寄与し、快適な日常走行を約束してくれます。
ワゴンRは今後も幅広く活躍する、
日本を代表する軽ハイトワゴンとして進化し続けることでしょう。
スズキ ワゴンRの中古車一覧:
http://www.goo-net.com/usedcar/brand-SUZUKI/car-WAGON_R/index.html