中古車購入チェックポイント
更新日:2020.04.08 / 掲載日:2010.05.14

トヨタ ヴィッツ 中古車購入チェックポイント

  • トヨタ ヴィッツ 中古車購入チェックポイント

    トヨタ ヴィッツ

    DBA-NCP91
    参考車両:1.5 U CVT 2WD
    初年度登録:2009年8月

  • トヨタ ヴィッツ

■全体のチェックポイント

手堅い人気を維持していることもあって、中古車物件の台数はかなり多く、ユーザー層も幅広い。絶えず改良や変更などを行っており、年式が新しくなるほど装備が充実し、燃費も向上している。中にはカスタム車もあるが、グレードによる違いも含めて、自分が望むスタイルや装備かどうかをまずチェック。内外装やエンジンルームをクリーニングしている場合があるので、“美車”に惑わされず、走りの機能に問題のない車両を見つけたい。納車整備や保証など、販売条件も確認しよう。できるだけ多くの台数を比較して、じっくりと品定めしたい。

  • 1.全体の雰囲気から探る

    トヨタ ヴィッツ(正面)

  • 1.全体の雰囲気から探る

     やや離れた遠目から、外観を観察しよう。車両の周りをひと巡りして、外装部品の立て付けや塗装の状態などをチェック。違和感や不自然に見える部分などがあれば、近寄って詳しく調べよう。
     前面は、バンパー/ボンネット/ヘッドライト/フェンダーなどが並んでいるバランスをチェック。全体に左右対称になっていることも確認。左右ライトの片方だけが新しく感じたら(交換の疑い)、その側の車体部を修理している可能性もある。ナンバープレートの傷や変形、修整跡なども、車体部の修理が疑える注意ポイントだ。

  • 2.後面のチェックポイント

    トヨタ ヴィッツ(後面)

  • 2.後面のチェックポイント

     前部と同様に、バンパー/テールゲート(バックドア)/コンビネーションランプ(テールライト)/フェンダーなどのバランスをチェック。後部ナンバープレートは、封印の傷(プレートを外した形跡)に注意。
     テールゲートの立て付けを見て、全体に狂っていれば、テールゲートがずれているか、あるいは車体が歪んでいる疑いもある。部分的に隙間が狂っている箇所があれば、その部分の車体部を修理/交換している可能性が高い。

  • 3.整備状態を確かめる

    トヨタ ヴィッツ(エンジン周辺)

  • 3.整備状態を確かめる

     定期点検整備記録と突き合わせて、消耗部品を中心にエンジンと周辺をチェック。エンジンオイルの滲みや汚れ(漏れの兆候)にも注意。できれば、ブレーキやバッテリーの液量なども点検したい。
     周囲と比べて新しく見える、交換している部品があれば、消耗部品交換か、故障や不具合か、それとも事故などでダメージを受けたのか、整備記録も探ってみよう。

4.車体内側の鉄板を調べる

 エンジンルーム内のパネルやフレーム類など、車体内側の鉄板を見てみよう。ダメージを負うと走行に支障が生じる重要な部分だ。歪みや修理/交換の形跡などがないか確認。溶接、シーラー、塗装などの状態を慎重にチェック。
 エンジンルーム内の部品やネジなどに塗装の飛沫が付着している場合は、周辺の鉄板部を詳しく調べよう。

  • 5.取り付け状態を確認

    トヨタ ヴィッツ(フロントフェンダー)

  • 5.取り付け状態を確認

     フロントフェンダーは、固定ネジもチェック。脱着している形跡があれば、フェンダーを外して修理、あるいは交換している可能性がある。取り付け部の下にあるブラケット(支えている台座金具)に修整や修理の形跡などがないかも調べよう。
     フロントフェンダーは、重要な車体補強部材とはなっていないので、傷や凹みなどを修理しても修復歴にはならないが、大きな衝撃を受けていれば、車体内側の骨格部にダメージが及んでいないかを確かめる必要がある。

  • 6.ボンネットのチェック

    トヨタ ヴィッツ(ボンネットヒンジ部)

  • 6.ボンネットのチェック

     裏面側に修理跡などがないかも調べよう。特に、外と内のパネルを貼り合わせている接合部の状態に注意。
     ヒンジ部のネジもチェック。ボンネットを外していれば、ボンネット単独の損傷なども考えられるが、車体部に修理/交換の形跡がないか確かめる必要がある。ヒンジの修整や修理/交換にも注意しよう。

  • 7.前部の必須チェックポイント

    トヨタ ヴィッツ(ラジエターサポート)

  • 7.前部の必須チェックポイント

     エンジンルームの最前部にある、車体の左右に繋がっているラジエターサポートは、車体に大きな衝撃を受けると、影響が及びやすく、修理/交換する確率が高い。修理/交換の形跡などがないか必ずチェック。
     バンパーやヘッドライトをはじめ、ラジエター本体、ボンネットキャッチ(ロック金具)など、関連部品の取り付け状態にも注意。周辺部も含めてチェックしよう。

  • 8.隙間の幅と色調を比べる

    トヨタ ヴィッツ(車体前部側面)

  • 8.隙間の幅と色調を比べる

     立て付けを見る時は、例えば車体前部側面は、バンパー、ヘッドライト、フェンダー、ボンネット、ドア、ピラー(フロントガラス部の柱)などが隣接している。それぞれの隙間の幅が均等になっていなければ、ダメージを負ってずれているか、修理あるいは交換している可能性がある。
     隙間を境に、隣り合う外板パネルの色調も比べてみよう。修理や交換で塗装していると、色艶が違って見えることがある。

  • 9.角度を変えると見える

    トヨタ ヴィッツ(車体まわり)

  • 9.角度を変えると見える

     車体まわりは、見る角度を変えながらチェックしよう。プレスラインのずれや崩れ、微妙な立て付けの狂いなども確かめやすい。
     表面を斜めから透かして見ると、浅くて広い凹みや波打ち(しわ)なども見落とすことがない。
     しわが寄っているのは、ダメージ痕か、板金修理跡。塗装面の艶が周囲と違っていたり、ザラザラとした肌荒れ状態になっている箇所なども、修理跡の疑いがある。

10.縁と奥も覗いてチェック

 フェンダーは、膨らんでいるホイールアーチ部(タイヤを囲っている部分)を傷付けることも多い。傷があれば、凹みを伴っていないかチェック。フェンダーに歪みが生じていないかも確認。
 鉄板を内側に折り込んでいる部分も覗いて、修理跡などがないかチェック。さらに奥のタイヤハウスの状態もチェック。フロントは、内側に設置しているフェンダーライナー(泥よけ)の取り付け状態にも注意しよう。

  • トヨタ ヴィッツ(ホイールアーチ部)

  • トヨタ ヴィッツ(フェンダーライナー)

11.側面のチェックポイント

 ドアに大きなダメージを負うと、外して修理することもあり、交換してしまうことも多い。ドアヒンジ部の取り付けネジをチェックしよう。
 ただし、ドアの立て付け調整などでネジを回すこともあるので、ネジを見ただけではドアを修理/交換しているとは断定できない。ドア自体をはじめ、ピラー(柱)など、周辺にダメージや修理跡などがないかも調べて判断する必要がある。

  • トヨタ ヴィッツ(ドアヒンジ部1)

  • トヨタ ヴィッツ(ドアヒンジ部2)

12.リアフェンダーのチェック

 リアドアの開口部を見てみよう。乗り降りなど付けることがある、擦り傷や打ち傷などがないか。補修や修理跡などがないか確認。
 マスキング跡が残っていれば、リアフェンダーを補修、あるいは修理している。周辺を詳しく調べよう。
 車体左側は、フューエルリッド(給油口のカバー)も開けて、内部にマスキング跡や修理跡などがないかチェックしよう。

  • トヨタ ヴィッツ(リアドア開口部)

  • トヨタ ヴィッツ(フューエルリッド)

  • 13.下側に注意ポイント

    トヨタ ヴィッツ(サイドシル)

  • 13.下側に注意ポイント

     側面は、ドアの下にあるサイドシル(車体前後方向に通っている梁)に損傷や修理跡などがないかチェック。ドア開口部のステップ部の状態もチェックしよう。
     注意したいのは、下に出っ張っている外と床側のパネルを接合している部分。損傷や歪み、修理/交換跡などがないか必ず確認。汚れていることも多く、もともと仕上げが粗くなっているので判断に迷うかもしれないが、慎重にチェックしよう。腐食(錆)にも注意。

14.テールゲートのチェック

 解錠/施錠の具合をまずチェック。テールゲートを開閉して、上げ下げの動き具合をチェック。上げた状態でしっかり止まっていることも確認。
 閉まり具合がよくない(閉める時にカチッと収まらない)場合は、テールゲートがずれているか、あるいは車体が歪んでいることも考えられる。ずれているだけなら調整などで直ることもあるが、車体が歪んでいる車両には要注意。
 テールゲートも、ボンネットやドアと同様に、裏面側に修理跡などがないかチェック。交換した形跡がないか、取り付け状態も確認。ヒンジを修整あるいは交換していないか。ヒンジを固定しているルーフ部に歪みや修整、修理跡などがないかもチェックしよう。

  • トヨタ ヴィッツ(テールゲート1)

  • トヨタ ヴィッツ(テールゲート2)

15.開口部を慎重にチェック

 開口部の左右を見ると、鉄板の接合部がある。修理/交換の形跡がないかチェックしよう。特に、シーラーとスポット溶接の状態に注意。疑わしい場合は、車体の左右同じ場所を見比べると、異常を判断しやすい。
 開口部下部の鉄板部は見えないが、コンビネーションランプやバンパーの取り付け状態や交換の形跡に注意しよう。
 後方から強い衝撃を受けると、広範囲に波及することもある。開口部に修理/交換の形跡があれば、関連部だけでなく、ルーフやキャビン(室内)なども含めて、ダメージが及んだ範囲を広く探る必要がある。

  • トヨタ ヴィッツ(開口部1)

  • トヨタ ヴィッツ(開口部2)

  • 16.床下を覗いてチェック

    トヨタ ヴィッツ(床下)

  • 16.床下を覗いてチェック

     フレームやメンバー(補強部材)など、鉄板部に損傷や歪み、修理跡などがないかチェック。バンパー裏側の奥にあるパネルの状態にも注意。マフラーやサスペンション、ブラケット(支え金具)など、部品類に損傷や曲がり、錆、修理/交換跡などがないかも確認。前後左右から覗いて、細部まで見落としなくチェックしよう。
     油汚れや滲み(オイルやグリス漏れの兆候)、ゴム部品の劣化(ひび割れ)などにも注意。錆が発生していれば、表面に浮いている程度なら心配ないといえるが、広がり範囲と腐食状態を調べよう。

  • 17.タイヤとホイールを調べる

    トヨタ ヴィッツ(タイヤとホイール)

  • 17.タイヤとホイールを調べる

     タイヤは、スリップサインを目安に、残り溝の深さを点検。傷、異物の刺さりや噛み込み、ひび割れなどがないかもチェック。
     接地面の減り方も調べよう。外側だけとか内側だけなど、一部が極端に減る偏摩耗を起こしていれば、アライメント(ホイールの取り付け角度)が狂っているか、あるいは車体が歪んでいるのか、原因を確かめる必要がある。
     キャップ付ホイールは、キャップに傷や破損がないかチェック。ホイールのリム部(タイヤと接している縁)に曲がりなどがないかも必ず確認。アルミホイールは、ホイールの歪みや割れなどにも注意。

  • 18.不具合の兆候を探る

    トヨタ ヴィッツ(始動)

  • 18.不具合の兆候を探る

     エンジンをかけて、始動具合やアイドリング回転などをチェック。始動時には、表示/警告灯類の点灯や点滅などにも注意。スマートエントリー&スタートシステム装着車は、エンジン スタート スタートスイッチの操作具合も確認。操作方法がわからないなら、販売店で聞いてみよう。
     容易にエンジンがかからない場合は、バッテリーが弱っているだけなら問題は少ないが、他の要因も調べる必要がある。不安定なアイドリング回転、異音や大きな振動が出ているようなら、なんらかのトラブルを抱えている。判断が微妙な部分もあるので、コンディションと整備状況は販売店で調べてもらおう。

  • 19.装備機器類の機能を確認

    トヨタ ヴィッツ(装備機器類)

  • 19.装備機器類の機能を確認

     ウインカー、ヘッドライト、テール/ブレーキ/バックランプなど、保安機器類が正常に作動することをまずチェック。エアコンなど、電装機器や電動機構などは、スイッチを入れるだけでなく、調整操作して機能を確かめよう。リモコンキーやスマートエントリーシステムの各機能も確認。パワーウインドウの開閉や室内ランプの点灯など、細部のチェックを忘れることが多いので注意しよう。
     オプションや後付けなど、車両の装備は事前に販売店でチェックしておこう。

  • 20.トランスミッションのチェック

    トヨタ ヴィッツ(セレクトレバー)

  • 20.トランスミッションのチェック

     エンジンをかけてブレーキを踏んだまま、各ポジションに切り替えながらセレクトレバーの操作具合をチェック。
     できれば試走して、オートマチックの動作も確かめたい。CVTは、変速ショックなどを感じたら不具合が起きている。ATは、大きなショックや滑っている感じなどが不具合の兆候だ。マニュアルモード付CVTの場合も、走行中の操作具合をチェックしたい。

21.隅まで細かくチェック

 室内は、シートや内装材などに汚れや傷、染み、穴などがないか。運転席周辺だけでなく、後席やラゲッジスペースも念入りに調べよう。
 フロアや天井の状態、ボックスやポケットの内部もチェック。内装部品の取り付け状態も確認。ボックス類の蓋などは、ヒンジ部の破損にも注意。傷などがあれば、修繕可能か、交換が必要か、ダメージの程度を見極めたい。

  • トヨタ ヴィッツ(シート)

  • トヨタ ヴィッツ(ラゲッジスペース)

  • 22.車両の情報をチェック

    トヨタ ヴィッツ(書類)

  • 22.車両の情報をチェック

     「定期点検整備記録簿」の記載内容を必ず確認。車両がどのように使われ、扱われてきたかがわかる。定期点検や消耗部品交換などの実施時期と、その時の走行距離を把握しておけば、車両各部の状態を探る参考になる。
     備え付けの書類は、「車検証(自動車検査証)」で初度登録年月日や型式などを確認。「保証書」で保証内容や期限を確認。「車両取扱説明書」の他に、オプションなど追加装備類の使用説明書が揃っていることも確かめよう。

車両チェックの勘どころ

塗装
●部分的に色調や艶が違う場合は、周辺の状態を慎重にチェック。エンジンルームやスペアタイヤ収納部などは、新車時から外装とは塗色が異なってることがある。●ドアの開口部など、外から見えない部分にマスキング(塗装スプレーの飛沫が広がらないようにするためのカバーを粘着テープなどで留める)した跡が残っていることがある。塗装表面を指や爪で撫でるように滑らせて、引っかかるような“直線状の段差”があれば、何らかの理由で塗装している。●部品などに塗料が付着している場合も、周辺を詳しく調べる必要がある。●車種によっては、スペアタイヤ収納部などに、塗装の飛沫が付着しているように見える、新車時から仕上げが荒くなっている部分もある。

取り付けネジ
●ネジ止め(ボルトやナットで固定)している車体まわりの部品を交換する時には工具を使う。ネジの頭の塗装が剥がれていたり、角がくずれていれば、ネジを回している。●ネジの頭が塗装されていれば比較的容易に確認できるが、無塗装ネジの場合は判断しにくい。傷や錆に注意して、関連する近隣のネジや、車体左右の同じ部品のネジと見比べる。

溶接とシーラー
●修理/交換で溶接している(熱を加えた)部分は、錆が発生しやすくなっている。特に床下は、溶接部の塗装の剥がれや浮きに注意する。●鉄板の接合部分に塗布しているシーラー(隙間を埋める充填材)は、修理/交換で再溶接すると塗り直すので、不自然に見える。●爪で押して、表面が硬くても内部が柔らかい(プチッと表面が割れる)ようなら、新しいシーラーを盛っている。●シーラーは、盛り上がっていたり、窪んでいたり、横方向にヒダがあるなど、鉄板の接合状態やシーラーを塗布する方法によって形状が違っている。不自然に見える部分を見つけたら、車体の左右同じ場所を比べてみる。●スポット溶接(鉄板の接合部に小さな丸い窪みが並んでいる)は、修理工場でスポットを打ち直している場合は、直径が5mm以下(新車時は5mm以上が普通)、窪みが深い、2度打ちしたずれなど、新車組み立て時の状態とは異なる特徴がある。●電気スポット溶接の電極が入らない奥まった部分などは、炭酸ガスアーク溶接に代えることがあるので、スポット溶接の窪みがなくなっていることもある。

立て付け
●外板パネルなどを修理/交換すると、組み付ける際に誤差が出ることがある。隣接するパネルの隙間(チリと呼ぶ)の幅が均等になっていなければ、修理/交換している可能性がある。●バンパーなどは、ぶつけたり、押されてずれることもある。たとえ修理/交換していなくても、隙間が合っていなければ、なんらかのダメージを受けている。●プレスライン(外板パネルが折れ曲がっている角の線)や、モール類(ドアなどに付いている飾り部品)など、外装部品が連なっている線のずれも、立て付けの狂いを見つけるヒント。

■今回の車両のプロフィール

●2005年2月にフルモデルチェンジした2代目。2007年8月にマイナーチェンジし、外装の一部を変更。サイド&カーテンエアバッグ、ターンランプ付ドアミラーを全車に標準装備。1.3Lエンジン車を追加設定。グレードによって、内装パネル色を変更し、運転席快適温熱シートを採用。「1.5RS」にパドルシフトを採用している。参考車両は、2009年8月の一部改良で1.0L車(インテリジェントパッケージ装着車を除く)と1.3L車(4WDを除く)の燃費を向上するとともに特別仕様車「リミテッドII」を設定した時期のモデル。

●エンジンは「1.0」「1.3」「1.5」の3種を基本としているが、駆動方式/トランスミッションの組み合わせは、1.0L(996cc)/2WD(FF前輪駆動)/CVT、1.3L(1296cc)/2WD/CVT、1.3L(1298cc)/4WD/4AT、1.5L(1496cc)/2WD/CVT/CVT-7M/5MTとなっている。仕様グレードは、ベーシックタイプの「B」は、手動ブラックドアミラー、キャップ付14インチスチールホイール、マニュアルエアコンが標準。「F」は、電動カラードドアミラー、ワイヤレスドアロックリモコンなどでグレードアップ。上級タイプの「U」は、専用8本スポークキャップ付15インチスチールホイール、オートエアコン、運転席快適温熱シート、タコメーター、スマートエントリーシステムなどを装備。「I’LL アイル」は、Uの装備を基本に、専用エンブレムやバックドアモール、フォグランプ、専用キャップ付15インチスチールホイール、本革&スエード調シート表皮などで上質感を高めている。スポーティタイプの「RS」は、専用スポーツグリル、前後エアロバンパー、フォグランプ、サイドマッドガード、リアルーフスポイラー、大型マフラーカッター、LEDリアコンビネーションランプ、本革巻きステアリングホイール、スポーツシートなどを装備。「1.3RS」は、15インチアルミホイール、専用加飾ヘッドランプ、ワイヤレスドアロックなどを装備。「1.5RS」は、7速マニュアルモード/パドルシフト/スポーツモード付CVT、前後ディスクブレーキ(他のグレードは前ディスク/後ドラム)、16インチアルミホイールなどを備えている。
なお、全車ともオーディオレスが標準。BとFには、アイドルストップシステム、ETCユニット、エンジンイモビライザーシステムなどを組み込む「インテリジェントパッケージ」の設定もある。
特別仕様車「リミテッドII」は、Fをベースに、スマートキーエントリー&スタート、電動バックドアオープナー、エンジンイモビライザー、メッキインテリアパーツ、専用ファブリックシートなどを追加装備。「シャンブル ア パリ コレクション」は、外装に特別車体色や専用ホイールキャップ、室内に着せ替えシートカバーや特別トリムを採用するなど、女性向きにアレンジしている。

■参考車両と同時期の仕様グレード設定(2009.8)

グレード型式シフト駆動
1.0BDBA-KSP90CVTFF
1.0FDBA-KSP90CVTFF
1.0UDBA-KSP90CVTFF
1.3FDBA-SCP90CVTFF
CBA-NCP954ATFF
1.3UDBA-SCP90CVTFF
CBA-NCP954AT4WD
1.3アイルDBA-SCP90CVTFF
CBA-NCP954AT4WD
1.3RSDBA-SCP90CVTFF

1.5UDBA-NCP91CVTFF
1.5アイルDBA-NCP91CVTFF
1.5RSDBA-NCP91CVT-7MFF
DBA-NCP915MTFF
・特別仕様車
1.0F リミテッドIIDBA-KSP90CVTFF
1.3F リミテッドIIDBA-SCP90CVTFF
CBA-NCP954AT4WD
1.0F シャンブル ア パリ コレクションDBA-KSP90CVTFF
1.3F シャンブル ア パリ コレクションDBA-SCP90CVTFF
CBA-NCP954AT4WD

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