中古車購入チェックポイント
更新日:2025.05.09 / 掲載日:2023.08.04
【2025年版】燃費性能で比較!エコな軽自動車のおすすめモデルランキング
ガソリン代が高騰している現在、車の購入を検討しているユーザーにとって、「燃費性能の高さ」は車種選びの重要なポイントの一つです。軽自動車は車体や車両重量がコンパクトな分、燃費性能に優れている傾向があります。
近年では軽自動車にもハイブリッドモデルが登場しており、その多くは「マイルドハイブリッド」と呼ばれるタイプです。エンジンに加えて出力の控えめなモーターを組み合わせて、再始動時にモーターでアシストすることで、無駄な燃料消費を抑制します。
そこで今回は、燃費性能の高さから人気を集めている軽自動車7台をピックアップし、それぞれのスペックや特徴、中古車相場などを詳しくご紹介します。
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その上、軽自動車は普通車より車両重量が軽く排気量も660㏄以下と限られているため、車両重量によって分類されている「自動車重量税」やエンジン排気量が大きいと高くなる「自動車税(軽自動車税)」などの固定費も安く済みます。
世界は今、一丸となって「SDGs(持続可能な開発目標)」の達成に向けて邁進しています。燃費性能に優れた軽自動車を選んで乗ることにより、その達成に貢献しているという満足感を得ることができます。
一方、燃費性能に優れた軽自動車の多くは車体の軽さやエンジン排気量の小ささが理由で燃費性能が良いだけで、構造自体はガソリン車です。そのため、HVやPHEVのように車体価格が割高ということはありません。
ちなみに軽自動車にもHVモデルは存在しますが、プリウスやアクアに採用されているストロングタイプのHVではなく、エンジンを主要動力源とし発進などのエンジン駆動時に小型バッテリーとモーターでアシストする「マイルドHV」であるため、ガソリンモデルとの価格差はそこまで大きくないとされています。

ライバルであるダイハツのミライースとともに、本体価格と諸費用などを合わせた乗り出し価格が、国産車の中で最もリーズナブルな車種の1つとなっています。
また、サイズ的にコンパクトで小回りが利き、軽自動車の中でも特に車体が軽く燃費性能に優れているため、家庭用としてはもちろん、事業所や企業などの社用車としても活躍しています。
<年式:予算目安>
2021年式:80万円~151万円
2022年式:70万円~142万円
2023年式:80万円~142万円
2024年式:90万円~151万円
2025年式:110万円~150万円
スズキ アルト「Lグレード」の中古車は、現時点で中古車市場に610台以上が流通しています。
現行の9代目アルトは2021年12月に登場したばかりということもあり、高年式かつ低走行の状態の良い中古車が多く見られます。Lグレードの流通量が特に多い理由としては、装備や機能と価格のバランスが良いことに加え、マイルドハイブリッドを採用していることで燃費性能にも優れている点が挙げられます。選択肢が豊富なため、希望に合った1台を見つけやすいでしょう。
それぞれ、タイプやグレードによって標準装備されている用品が異なりますが、「デュアルブレーキサポート」「誤発信抑制機能」「車線逸脱警報機能」などの予防安全装備は、全てのグレードに標準装備です。
他にも「ふらつき警報機能」「先行者発進お知らせ機能」「ヒルホールドコントロール」なども搭載されています。
・荷室床面幅・・・905mm
・荷室床面長・・・フル乗車時425mm、リアシート収納時1,225mm
・荷室開口幅・・・975mm
・荷室開口高・・・710mm
継続車検時に2年分まとめて支払うことになる自動車重量税は、6,600円(24か月分)です。
※令和5年4月1日以降保険始期の契約の場合
後に軽自動車のスタンダードとなる「軽ボンネットバン」という新ジャンルを切り開き大ヒットした、初代アルトへの「原点回帰」を目指したモデルです。
先代である7代目と比較してボディを軽量化したうえで、車高を下げ低重心化することによって、操縦安定性・運動性・燃費性能の向上が図られています。
また、3世代ぶりにターボモデルが設定されたことや往年の人気ホットハッチモデルである「アルトワークス」が復活したことでも、話題になった世代です。
9代目(現行モデル):2021年~
「気軽」「安心」「愛着」をコンセプトとして開発され、2021年12月にデビューした9代目モデルは、先代モデルよりやや丸みのあるボディに楕円形のモチーフを取り入れるなど、年代・世代問わず親しみやすいデザインになりました。
また、先代モデルで低くなった車高はやや高くなり車内幅も拡大されていますが、持ち前のきびきびとした旋回性能の高さはしっかりとキープしています。
さらに、エントリー・ベースグレードには減速エネルギーで発電・充電を行って無駄を少なくする「エネチャージ」を、上級グレードにはアルト初となるマイルドハイブリッドシステムを搭載するなど、軽自動車随一と言われる燃費性能がさらに向上しています。

コンパクトながらシートアレンジが多彩で使い勝手が良い点やシンプルで無駄のない洗練されたデザインなどから、世代問わず幅広い年齢層から支持を集めています。
<年式:予算目安>
2017年式:39万円~93万円
2018年式:38万円~103万円
2019年式:39万円~122万円
2020年式:40万円~123万円
2021年式:56万円~119万円
2022年式:75万円~119万円
2023年式:60万円~120万円
2024年式:77万円~130万円
2025年式:99万円~127万円
ダイハツ ミライース L SAIIIの中古車は、現在の中古車市場で1,400台以上が流通しており、グレードや年式を絞り込んだ場合でも、豊富な選択肢の中から選べます。また、このグレードは装備をシンプルに抑えた仕様であるため、オプションが追加された車両も少なくありません。購入を検討する際は、装備内容に注目して選ぶのも良いでしょう。
予防安全装備として、「VSC&TRC」や「セキュリティアラーム」はすべてのグレードに標準装備。さらに、「デュアルSRSエアバッグ」や「ヒルホールドシステム」も全グレードに標準で備わっており、安全面での基本性能はしっかり確保されています。
また、ダイハツ独自の先進予防安全技術「スマートアシストIII」は、2024年のマイナーチェンジにより全車に標準装備されました。スマートアシストIIIには、「衝突回避支援機能」「認識支援機能」「運転負荷軽減機能」「駐車支援機能」の4つの主要機能が含まれており、安全性が一段と向上しています。
快適装備としては、運転席と助手席にシートヒーターを搭載。さらに、オート格納ドアミラーやオートライトなど、一見地味ながらもあると便利な装備が採用されており、日常の使い勝手も高められています。
・荷室床面幅・・・880mm
・荷室床面長・・・フル乗車時380mm
・荷室開口高・・・750mm
継続車検時に2年分まとめて支払うことになる自動車重量税は、6,600円(24か月分)です。
※令和5年4月1日以降保険始期の契約の場合
初代ミライースは、ダイハツの看板車種「ミラ」の派生モデルとして2011年9月に発売が開始されました。
EV・HVに次ぐ「第3のエコカー」として開発されています。電気モーターやハイブリッドシステムに頼るのではなく、ボディの軽量化や燃焼効率の改善・機械的損失の軽減を図った専用パワートレインの搭載など、あくまでも「ガソリンエンジンモデル」としての低燃費性向上を実現しているのが持ち味です。
2代目(現行モデル):2017年~
2017年6月におよそ6年ぶりにフルモデルチェンジを受け登場した現行ミライースは、先代よりもシャープかつ彫刻的なイメージにエクステリアデザインが変貌しているのに加え、「Dモノコック」の採用により軽量・高剛性化されているのが特徴です。
また、「直列3気筒NAエンジン+CVT」という基本パワートレインは踏襲されていますが、エンジン構成部品の低フリクション化によるメカニカルロスの低減やCVT自体の軽量化・変速制御の最適化などにより、先代同様の低燃費性を保ちつつ加速性能やアクセル開度に対するリニアリティの向上を実現しています。

角に丸みを持たせたいわゆる「カクマル」デザインのボディが特徴で、レトロチックな見た目とカラーバリエーションの豊富さ、そしてミラファミリーに共通する優れた燃費性能などで人気があります。
<年式:予算目安>
2018年式:45万円~133万円
2019年式:50万円~138万円
2020年式:68万円~129万円
2021年式:91万円~149万円
2022年式:96万円~152万円
2023年式:95万円~163万円
ダイハツ ミラトコット「G SAIII」の中古車は、現時点で中古車市場に240台以上が流通しています。
販売終了からある程度期間を経ているため、中古車の流通台数は減少傾向にあります。とはいえ年式的にはそれほど古い車種ではないため、現時点では良質な中古車も数多く流通している状況です。全グレードの中でも特にG SAIIIの流通量は多いため、自分に合った1台を見つけやすいでしょう。
【モノトーン】
・セラミックグリーンメタリック
・レイクブルーメタリック
・ライトローズマイカメタリック
・シャイニングホワイトパール
・サンドベージュメタリック
・ブライトシルバーメタリック
・ファイヤークォーツレッドメタリック
・プラムブラウンクリスタルマイカ
・ブラックマイカメタリック
【ツートン】
・セラミックグリーンメタリック+デザインフィルムトップ
・レイクブルーメタリック+デザインフィルムトップ
・シャイニングホワイトパール+デザインフィルムトップ
この中では、レトロ感のある淡い緑色の「セラミックグリーンメタリック」が人気です。
ボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1530mm(G SAIIIの場合)
ミライースが燃費性能に特化しデザイン的にシャープで精悍なのに比べ、「誰でもやさしく乗れるクルマ」を目指し開発された初代ミラトコットは、自然体な愛らしさを感じさせる丸みを帯びた柔らかいデザインが特徴です。
また、衝突回避支援システム「スマートアシストIII」を搭載するグレードを用意したり、SRSサイドエアバッグ&SRSカーテンシールドエアバッグを軽自動車として初めて全車標準装備したりするなど、主なターゲットとなる運転に不慣れなエントリーユーザーが気軽に安心して運転できるよう、さまざまな工夫が凝らされています。

ワゴンRの「R」はREVOLUTIONレボリューション(革新・画期的)とRELAXATIONリラクゼーション(くつろぎ)の頭文字を取っています。「軽自動車の新しい流れを作る新カテゴリーのクルマ」「生活にゆとりを与えるクルマ」といった2つの意味が込められています。
<年式:予算目安>
2017年式:30万円~152万円
2018年式:26万円~150万円
2019年式:35万円~150万円
2020年式:35万円~160万円
2021年式:75万円~157万円
2022年式:80万円~176万円
2023年式:84万円~162万円
2024年式:100万円~182万円
2025年式:107万円~159万円
スズキ ワゴンR「ハイブリッドFX」の中古車は現時点で6,720台以上、現行モデルに絞っても3,090台以上が流通しています。
ハイブリッドFXは燃費の良さに加えて快適装備も充実していることから、ワゴンRの中でも特に人気が高く、長年軽自動車市場を引っ張ってきた人気車種です。そのため、中古車も数多く出回っており、用途や予算に合わせて自分にあった中古車を選ぶことが可能です。
タイプやグレードによって標準装備されているものは異なりますが、「リアパーキングセンサー」や「車線逸脱警報装置」「先行車発進お知らせ機能」などの予防安全装備は、全てのグレードに標準装備されています。その他にも「ふらつき警報機能」「ハイビームアシスト」なども搭載されています。
・荷室開口高・・・840mm
・荷室開口幅・・・1,165mm
・荷室幅・・・1,180mm
後席が左右独立しており別々に折り畳めるうえ助手席も折り畳んでフラットにできるため、シートアレンジによってさまざまな間面でスペースを有効利用可能です。
継続車検時に2年分まとめて支払うことになる自動車重量税は、6,600円(24か月分)です。
※令和5年4月1日以降保険始期の契約の場合
デザイン・スタイリングについては、もはやワゴンRの伝統とも言える「キープコンセプト」で、見た目は先代とあまり変わっていませんが、プラットフォームの刷新によりボディの軽量化や空気抵抗の軽減が図られています。
また、「エネチャージ」をはじめとする新機構が採用されたことにより従来モデル以上の低燃費性能を実現したうえで、エンジンマウントの改良や防音材・制振材の最適化やフルエアコンの全車標準装備によって、静粛性や快適性も向上しているのが特徴です。
6代目(現行モデル):2017年~
6代目モデルは、「ハーテクト」と呼ばれる新プラットフォームが採用されたことで、ひと目でワゴンRと分かるスタイリングを維持しつつも乗り心地・ハンドリング性能・安全性が軒並み向上しています。
また、この世代から先代のエネチャージを進化させたガソリンモデルに加え、マイルドハイブリッドシステム搭載モデルが設定されました。
さらに、安全面では「ハイビームアシスト機能」や「デュアルセンサーブレーキサポート」をスズキの軽自動車として初採用しているほか、シフト位置や車速といった運転状況や車両の状態、警報情報などを表示する「ヘッドアップディスプレイ」を軽自動車として初搭載したグレードをラインナップしているのも特徴です。

現行モデルは、NAエンジン搭載車とスマートシンプルハイブリッドシステム搭載車、さらにターボエンジンにスマートシンプルハイブリッドシステムを組み合わせた3つのタイプがあります。それぞれ装備や仕様の異なるグレードで細かく分類されているため、用途や予算に応じて選ぶことが可能です。
<年式:予算目安>
2015年式:32万円~118万円
2016年式:33万円~137万円
2017年式:48万円~130万円
2018年式:40万円~145万円
2019年式:49万円~145万円
2020年式:80万円~160万円
2021年式:100万円~158万円
2022年式:96万円~180万円
2023年式:110万円~175万円
2024年式:111万円~198万円
2025年式:147万円~180万円
日産 デイズ「Xグレード」の中古車は、現時点で中古車市場に1,520台以上が流通しています。
流通している台数が多いので、求めている状態の車が見つけやすいでしょう。できるだけ安く4WD車を手に入れたい場合は、Xグレードの4WDモデルを検討するのも一案です。2014年式以降の個体であれば、先進安全装備も充実しています。
標準装備はタイプやグレードによって異なりますが、予防安全装備の「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」「VDC(ビークルダイナミクスコントロール)」「ヒルスタートアシスト」などは全てのグレードに標準装備です。
他にも、「インテリジェントオートライトシステム」「踏み間違い衝突防止アシスト」「バッテリーアシストシステム」なども搭載されています。
・荷室高・・・880mm
・荷室長・・・365mm
・荷室幅・・・875mm
また、シートを前席側へ最大に押し出すと、荷室長が540mmにまで拡大します。
継続車検時に2年分まとめて支払うことになる自動車重量税は、6,600円(24か月分)です。
※令和5年4月1日以降保険始期の契約の場合
三菱のOEM車に過ぎなかった前身のオッティと異なり、開発段階から日産が関与して誕生したのがこの初代デイズです。そのため、安くて丈夫な車を製造・販売することで定評がある三菱の持ち味と、日産が持つ走行性能・安全性の高さがうまくミックスされた非常にレベルの高い軽ハイトワゴンに仕上がっていました。
プラットフォームやパワートレインが刷新されたことで、燃費性能や居住性がオッティに比べ大幅に進化しています。
ハイビームアシスト・アラウンドビューモニター・タッチパネル式オートエアコンといった快適性や利便性に優れる装備も満載されていたため、累計43万台を超えるヒット作となりました。
2代目(現行モデル):2019年~
現行となる2代目モデルの開発は、三菱が日産の子会社になったこともあり、両社が共同出資して設立した「NMKV」のマネジメントの下、日産が主導する形で進められました。そのため、日産の主力車種であるリーフやセレナにも搭載された自動運転技術・装備である「プロパイロット」や、先進事故自動通報システムである「SOSコール」が軽自動車として初めて採用されています。
また、上級グレードであるハイウェイスターに搭載された「スマートシンプルハイブリッド」をはじめ、パワートレインも日産が新開発したエンジン・CVTに換装されたことで動力性能や燃費性能がアップしているのも特徴です。

同社の主力商品であるアルトがベースとなっているだけあって、アルト譲りの優れた燃費性能とリーズナブルでお求めやすい価格設定などが特徴となっています。
<年式:予算目安>
2015年式:32万円~118万円
2016年式:33万円~137万円
2017年式:48万円~130万円
2018年式:40万円~145万円
2019年式:49万円~145万円
2020年式:80万円~160万円
2021年式:100万円~158万円
2022年式:96万円~180万円
2023年式:110万円~175万円
2024年式:111万円~198万円
2025年式:147万円~180万円
スズキ ラパン「Xグレード」の中古車は、現時点で中古車市場に1,014台以上が流通しています。
デビューからすでに8年以上が経過していることもあり、中古車市場には修復歴がある車両や、走行距離が20万kmを超えている車両なども見られました。特に年式の古い車両を検討する場合は、状態をしっかりと確認しておくことをおすすめします。
「運転席シートリフター」「チルトステアリング」「キーレスプッシュスタートシステム」などの快適装備が搭載されている、エントリーグレードの「Gグレード」
フロントドアガラスがプレミアムUV&IRカット機能付きになるほか、「LEDヘッドランプ」「フルオートエアコン」を備えている、上級グレードの「Lグレード」
個性を主張できる2トーンルーフが選択可能な最上級グレードの「Xグレード」
どのグレードにも「デュアルカメラブレーキサポート」や「後退時ブレーキサポート」などの予防安全装備は標準装備されています。他にも、「ふらつき警報機能」「先行車発進お知らせ機能」なども搭載されています。
・荷室高・・・740mm
・荷室幅・・・940mm
・荷室長・・・フル乗車時410mm、後部座席を格納すると1220mmまで拡大可能
また、開口部が高さ740mm×幅970mmと案外広めであるため、荷物の積み下ろしがしやすいです。
継続車検時に2年分まとめて支払うことになる自動車重量税は、6,600円(24か月分)です。
※令和5年4月1日以降保険始期の契約の場合
この世代では、先代のランチボックスを彷彿とさせるスクエアでレトロチックなエクステリアデザインから、やや都会的なデザインに変更されました。
また、内外装の各所にうさぎをモチーフとしたキャラクターを忍ばせたり、うさぎキャラクターのアニメーションやメッセージを表示する「マルチインフォメーションディスプレイ」を全車に標準装備したりするなど、より女性ユーザーを意識した仕上がりになっているのが特徴です。
なお、2008年の登場当初は、可変バルブ機構付きのNAエンジンモデルとインタークーラー付きターボモデルの2タイプ構成でしたが、モデル末期の2014年10月に行われた仕様変更によってターボモデルは廃止され、NAモデルのみとなりました。
3代目(現行モデル):2015年~
現行モデルである3代目ラパンは、ボディラインが一層丸みを帯びたのに加え、丸型のドアミラー・ヘッドランプ・リアコンビネーションランプなどを採用したことで、より可愛らしく女性ユーザーに訴求したデザインになっています。
また、全体的なサイズ感は歴代モデルとそれほど変わりませんが、車両重量が先代モデルより約120kgシェイプアップされたことで、うさぎを思わせるしなやかな運動性能に磨きがかかっているうえ、燃費性能も向上しています。

現在、コンパクトながら優れた居住性と乗降性を持つ軽トールワゴンと、オン・オフ問わず安定した走行性能を発揮するSUVの要素を兼ね備える新しいジャンルの軽自動車として人気を博しています。
<年式:予算目安>
2020年式:79万円~186万円
2021年式:83万円~180万円
2022年式:117万円~220万円
2023年式:110万円~207万円
2024年式:120万円~249万円
2025年式:136万円~246万円
スズキ ハスラー「ハイブリッドG」の中古車は、現時点で中古車市場に870台以上が流通しています。
ハイブリッドGは、中古車であっても日本国内でとても人気の高い車です。新車価格こそ150万円ほどとリーズナブルですが、リセールバリューが高いため新車価格からの値崩れは少なめです。ただし、走行距離が5万km以上の車両も多いため、状態を十分に確認することをおすすめします。
タイプやグレードで標準装備されている用品が異なりますが、「後退時ブレーキサポート」や「ふらつき警報機能」などの予防安全装備は、全てのグレードに標準装備されています。他にも「ヒルホールドコントロール」や「ハイビームアシスト」などが搭載されています。
・荷室幅・・・1,010mm
・荷室高・・・930mm
・荷室長・・・フル乗車時は240mm、リアシートを前倒しにすると1,200mmまで拡大可能
継続車検時に2年分まとめて支払うことになる自動車重量税は、6,600円(24か月分)です。
※令和5年4月1日以降保険始期の契約の場合
「遊べる軽」というキャッチフレーズで2014年月にリリースされた初代ハスラーは、180mm(2WDモデル)という軽自動車にしてはかなり大きなロードクリアランスを確保されたことで得られる優れた悪路走破性と、高めの車高による広々とした開放感のある車内空間をも併せ持っているのが最大の特徴です。
とはいえ、同社の本格派クロカンSUVであるジムニーより車両重量が軽く、オンロードでの走行安定性や燃費性能にも優れています。
また、「グリップコントロール」や「ヒルディセントコントロール」を軽自動車として初めて装備していたり、衝突被害軽減ブレーキである「レーダーブレーキサポート」を搭載するグレードが設定されていたりと性能面でも装備面でも充実しています。
2代目(現行モデル):2019年~
軽自動車初のクロスオーバーSUVという新ジャンルを切り開いた初代モデルは、初めてのフルモデルチェンジを受けてさらに進化を遂げました。
例えば、新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」の採用でホイールベースが35mm延長されたことにより、後部座席の足元にゆとりができています。また、アプローチアングルとデパーチャーアングルをそれぞれ拡大したことにより、持ち前の高い悪路走破性がさらにアップしています。
なお、搭載エンジンはスズキ軽では初の「デュアルインジェクションシステム」や「クールドEGR」を採用したNAエンジンと、先代より培ったターボエンジンの2本立てです。
※本記事は、2025年4月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
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そこで今回は、燃費性能の高さから人気を集めている軽自動車7台をピックアップし、それぞれのスペックや特徴、中古車相場などを詳しくご紹介します。
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燃費性能に優れた軽自動車が人気の理由
まずは、燃費性能の優れている軽自動車が新車・中古車問わず、なぜ現在高い人気を博しているのか、その主な理由を紹介していきましょう。ランニングコストが安上がり
燃費性能の優れている軽自動車が人気を集めている最大の理由は、文字どおり「走り続けるための費用」である「ガソリン代」を節約できることです。その上、軽自動車は普通車より車両重量が軽く排気量も660㏄以下と限られているため、車両重量によって分類されている「自動車重量税」やエンジン排気量が大きいと高くなる「自動車税(軽自動車税)」などの固定費も安く済みます。
SDGsに貢献できる
燃費性能に優れた軽自動車に乗っていればガソリンを節約できますし、それにより環境破壊につながる二酸化炭素などの有害な排気ガスの削減をすることも可能です。世界は今、一丸となって「SDGs(持続可能な開発目標)」の達成に向けて邁進しています。燃費性能に優れた軽自動車を選んで乗ることにより、その達成に貢献しているという満足感を得ることができます。
HVやPHEVほど車体価格が高くない
燃費性能に優れた車と言えば、真っ先にHVやPHEVを思い浮かべる方も多いかもしれません。ただし、大型バッテリーと電動モーターが必要となるHVやPHEVは、ガソリン車より車体価格がどうしても割高になります。一方、燃費性能に優れた軽自動車の多くは車体の軽さやエンジン排気量の小ささが理由で燃費性能が良いだけで、構造自体はガソリン車です。そのため、HVやPHEVのように車体価格が割高ということはありません。
ちなみに軽自動車にもHVモデルは存在しますが、プリウスやアクアに採用されているストロングタイプのHVではなく、エンジンを主要動力源とし発進などのエンジン駆動時に小型バッテリーとモーターでアシストする「マイルドHV」であるため、ガソリンモデルとの価格差はそこまで大きくないとされています。
スズキ アルト

スズキ アルトの特長
アルトは、スズキが売り出しているハッチバック型の軽自動車です。ライバルであるダイハツのミライースとともに、本体価格と諸費用などを合わせた乗り出し価格が、国産車の中で最もリーズナブルな車種の1つとなっています。
また、サイズ的にコンパクトで小回りが利き、軽自動車の中でも特に車体が軽く燃費性能に優れているため、家庭用としてはもちろん、事業所や企業などの社用車としても活躍しています。
スズキ アルトの中古車相場
スズキ アルトにおいて最も人気を集めている「Lグレード」を中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2021年式:80万円~151万円
2022年式:70万円~142万円
2023年式:80万円~142万円
2024年式:90万円~151万円
2025年式:110万円~150万円
スズキ アルト「Lグレード」の中古車は、現時点で中古車市場に610台以上が流通しています。
現行の9代目アルトは2021年12月に登場したばかりということもあり、高年式かつ低走行の状態の良い中古車が多く見られます。Lグレードの流通量が特に多い理由としては、装備や機能と価格のバランスが良いことに加え、マイルドハイブリッドを採用していることで燃費性能にも優れている点が挙げられます。選択肢が豊富なため、希望に合った1台を見つけやすいでしょう。
装備
スズキ アルトには、マイルドハイブリッドモデルとガソリンモデルの2タイプがあります。それぞれ、タイプやグレードによって標準装備されている用品が異なりますが、「デュアルブレーキサポート」「誤発信抑制機能」「車線逸脱警報機能」などの予防安全装備は、全てのグレードに標準装備です。
他にも「ふらつき警報機能」「先行者発進お知らせ機能」「ヒルホールドコントロール」なども搭載されています。
トランクルーム・ラゲッジスペースの広さ
スズキ アルトのラゲッジスペースは以下の通りです。・荷室床面幅・・・905mm
・荷室床面長・・・フル乗車時425mm、リアシート収納時1,225mm
・荷室開口幅・・・975mm
・荷室開口高・・・710mm
税金
毎年4月1日時点の所有者に対して課せられる軽自動車税は、一律で10,800円(1年分)となります。継続車検時に2年分まとめて支払うことになる自動車重量税は、6,600円(24か月分)です。
※令和5年4月1日以降保険始期の契約の場合
先代モデルとの比較
8代目(先代モデル):2014年~2021年後に軽自動車のスタンダードとなる「軽ボンネットバン」という新ジャンルを切り開き大ヒットした、初代アルトへの「原点回帰」を目指したモデルです。
先代である7代目と比較してボディを軽量化したうえで、車高を下げ低重心化することによって、操縦安定性・運動性・燃費性能の向上が図られています。
また、3世代ぶりにターボモデルが設定されたことや往年の人気ホットハッチモデルである「アルトワークス」が復活したことでも、話題になった世代です。
9代目(現行モデル):2021年~
「気軽」「安心」「愛着」をコンセプトとして開発され、2021年12月にデビューした9代目モデルは、先代モデルよりやや丸みのあるボディに楕円形のモチーフを取り入れるなど、年代・世代問わず親しみやすいデザインになりました。
また、先代モデルで低くなった車高はやや高くなり車内幅も拡大されていますが、持ち前のきびきびとした旋回性能の高さはしっかりとキープしています。
さらに、エントリー・ベースグレードには減速エネルギーで発電・充電を行って無駄を少なくする「エネチャージ」を、上級グレードにはアルト初となるマイルドハイブリッドシステムを搭載するなど、軽自動車随一と言われる燃費性能がさらに向上しています。
ダイハツ ミライース

ダイハツ ミライースの特長
ミライースは、国産車中トップクラスと言えるコストパフォーマンスの良さを持つダイハツの主力ハッチバック型軽乗用車です。コンパクトながらシートアレンジが多彩で使い勝手が良い点やシンプルで無駄のない洗練されたデザインなどから、世代問わず幅広い年齢層から支持を集めています。
ダイハツ ミライースの中古車相場
ダイハツ ミライース「L SAIII」を中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2017年式:39万円~93万円
2018年式:38万円~103万円
2019年式:39万円~122万円
2020年式:40万円~123万円
2021年式:56万円~119万円
2022年式:75万円~119万円
2023年式:60万円~120万円
2024年式:77万円~130万円
2025年式:99万円~127万円
ダイハツ ミライース L SAIIIの中古車は、現在の中古車市場で1,400台以上が流通しており、グレードや年式を絞り込んだ場合でも、豊富な選択肢の中から選べます。また、このグレードは装備をシンプルに抑えた仕様であるため、オプションが追加された車両も少なくありません。購入を検討する際は、装備内容に注目して選ぶのも良いでしょう。
装備
ダイハツ ミライースには、2WDモデルと4WDモデルの2タイプがあります。予防安全装備として、「VSC&TRC」や「セキュリティアラーム」はすべてのグレードに標準装備。さらに、「デュアルSRSエアバッグ」や「ヒルホールドシステム」も全グレードに標準で備わっており、安全面での基本性能はしっかり確保されています。
また、ダイハツ独自の先進予防安全技術「スマートアシストIII」は、2024年のマイナーチェンジにより全車に標準装備されました。スマートアシストIIIには、「衝突回避支援機能」「認識支援機能」「運転負荷軽減機能」「駐車支援機能」の4つの主要機能が含まれており、安全性が一段と向上しています。
快適装備としては、運転席と助手席にシートヒーターを搭載。さらに、オート格納ドアミラーやオートライトなど、一見地味ながらもあると便利な装備が採用されており、日常の使い勝手も高められています。
トランクルーム・ラゲッジスペースの広さ
ダイハツ ミライースのラゲッジスペースは以下の通りです。・荷室床面幅・・・880mm
・荷室床面長・・・フル乗車時380mm
・荷室開口高・・・750mm
税金
毎年4月1日時点の所有者に対して課せられる軽自動車税は、一律で10,800円(1年分)となります。継続車検時に2年分まとめて支払うことになる自動車重量税は、6,600円(24か月分)です。
※令和5年4月1日以降保険始期の契約の場合
先代モデルとの比較
初代(先代モデル):2011年~2017年初代ミライースは、ダイハツの看板車種「ミラ」の派生モデルとして2011年9月に発売が開始されました。
EV・HVに次ぐ「第3のエコカー」として開発されています。電気モーターやハイブリッドシステムに頼るのではなく、ボディの軽量化や燃焼効率の改善・機械的損失の軽減を図った専用パワートレインの搭載など、あくまでも「ガソリンエンジンモデル」としての低燃費性向上を実現しているのが持ち味です。
2代目(現行モデル):2017年~
2017年6月におよそ6年ぶりにフルモデルチェンジを受け登場した現行ミライースは、先代よりもシャープかつ彫刻的なイメージにエクステリアデザインが変貌しているのに加え、「Dモノコック」の採用により軽量・高剛性化されているのが特徴です。
また、「直列3気筒NAエンジン+CVT」という基本パワートレインは踏襲されていますが、エンジン構成部品の低フリクション化によるメカニカルロスの低減やCVT自体の軽量化・変速制御の最適化などにより、先代同様の低燃費性を保ちつつ加速性能やアクセル開度に対するリニアリティの向上を実現しています。
ダイハツ ミラトコット

ダイハツ ミラトコットの特長
ミラトコットは、ミラファミリーの一員で特に女性から強い支持を集めていた「ミラココア」の後継モデルとして、2018年6月にリリースされたハッチバックタイプの軽自動車です。角に丸みを持たせたいわゆる「カクマル」デザインのボディが特徴で、レトロチックな見た目とカラーバリエーションの豊富さ、そしてミラファミリーに共通する優れた燃費性能などで人気があります。
ダイハツ ミラトコットの中古車相場
ダイハツ ミラトコットにおいて最も人気を集めている「G SAIII」を中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2018年式:45万円~133万円
2019年式:50万円~138万円
2020年式:68万円~129万円
2021年式:91万円~149万円
2022年式:96万円~152万円
2023年式:95万円~163万円
ダイハツ ミラトコット「G SAIII」の中古車は、現時点で中古車市場に240台以上が流通しています。
販売終了からある程度期間を経ているため、中古車の流通台数は減少傾向にあります。とはいえ年式的にはそれほど古い車種ではないため、現時点では良質な中古車も数多く流通している状況です。全グレードの中でも特にG SAIIIの流通量は多いため、自分に合った1台を見つけやすいでしょう。
人気のボディカラー
ダイハツ ミラトコットのボディカラーは、下記のモノトーン9種、ツートン3種の計12バリエーションが設定されています。【モノトーン】
・セラミックグリーンメタリック
・レイクブルーメタリック
・ライトローズマイカメタリック
・シャイニングホワイトパール
・サンドベージュメタリック
・ブライトシルバーメタリック
・ファイヤークォーツレッドメタリック
・プラムブラウンクリスタルマイカ
・ブラックマイカメタリック
【ツートン】
・セラミックグリーンメタリック+デザインフィルムトップ
・レイクブルーメタリック+デザインフィルムトップ
・シャイニングホワイトパール+デザインフィルムトップ
この中では、レトロ感のある淡い緑色の「セラミックグリーンメタリック」が人気です。
スペック
エンジンは、658㏄直列3気筒12バルブDOHC最高出力52ps(G SAIIIの場合)ボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1530mm(G SAIIIの場合)
燃費
ダイハツ ミラトコットのカタログ燃費(WLTCモード)は、2WDモデルが「22.6km/L」で、4WDモデルが「21.5m/L」です。先代モデルとの比較
初代(最終モデル):2018年~2023年ミライースが燃費性能に特化しデザイン的にシャープで精悍なのに比べ、「誰でもやさしく乗れるクルマ」を目指し開発された初代ミラトコットは、自然体な愛らしさを感じさせる丸みを帯びた柔らかいデザインが特徴です。
また、衝突回避支援システム「スマートアシストIII」を搭載するグレードを用意したり、SRSサイドエアバッグ&SRSカーテンシールドエアバッグを軽自動車として初めて全車標準装備したりするなど、主なターゲットとなる運転に不慣れなエントリーユーザーが気軽に安心して運転できるよう、さまざまな工夫が凝らされています。
スズキ ワゴンR

スズキ ワゴンRの特長
ワゴンRは、スズキが1993年から現在までの約30年間にわたり製造と販売を続けている軽自動車です。ワゴンRの「R」はREVOLUTIONレボリューション(革新・画期的)とRELAXATIONリラクゼーション(くつろぎ)の頭文字を取っています。「軽自動車の新しい流れを作る新カテゴリーのクルマ」「生活にゆとりを与えるクルマ」といった2つの意味が込められています。
スズキ ワゴンRの中古車相場
スズキ ワゴンR「ハイブリッドFX」を中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2017年式:30万円~152万円
2018年式:26万円~150万円
2019年式:35万円~150万円
2020年式:35万円~160万円
2021年式:75万円~157万円
2022年式:80万円~176万円
2023年式:84万円~162万円
2024年式:100万円~182万円
2025年式:107万円~159万円
スズキ ワゴンR「ハイブリッドFX」の中古車は現時点で6,720台以上、現行モデルに絞っても3,090台以上が流通しています。
ハイブリッドFXは燃費の良さに加えて快適装備も充実していることから、ワゴンRの中でも特に人気が高く、長年軽自動車市場を引っ張ってきた人気車種です。そのため、中古車も数多く出回っており、用途や予算に合わせて自分にあった中古車を選ぶことが可能です。
装備
スズキ ワゴンRには、ガソリンモデルとマイルドハイブリッドモデルの2タイプがあります。タイプやグレードによって標準装備されているものは異なりますが、「リアパーキングセンサー」や「車線逸脱警報装置」「先行車発進お知らせ機能」などの予防安全装備は、全てのグレードに標準装備されています。その他にも「ふらつき警報機能」「ハイビームアシスト」なども搭載されています。
トランクルーム・ラゲッジスペースの広さ
スズキ ワゴンRの通常時(フル乗車時)のラゲッジスペースは、以下の通りです。・荷室開口高・・・840mm
・荷室開口幅・・・1,165mm
・荷室幅・・・1,180mm
後席が左右独立しており別々に折り畳めるうえ助手席も折り畳んでフラットにできるため、シートアレンジによってさまざまな間面でスペースを有効利用可能です。
税金
毎年4月1日時点の所有者に対して課せられる軽自動車税は、一律で10,800円(1年分)となります。継続車検時に2年分まとめて支払うことになる自動車重量税は、6,600円(24か月分)です。
※令和5年4月1日以降保険始期の契約の場合
先代モデルとの比較
5代目(先代モデル):2012年~2017年デザイン・スタイリングについては、もはやワゴンRの伝統とも言える「キープコンセプト」で、見た目は先代とあまり変わっていませんが、プラットフォームの刷新によりボディの軽量化や空気抵抗の軽減が図られています。
また、「エネチャージ」をはじめとする新機構が採用されたことにより従来モデル以上の低燃費性能を実現したうえで、エンジンマウントの改良や防音材・制振材の最適化やフルエアコンの全車標準装備によって、静粛性や快適性も向上しているのが特徴です。
6代目(現行モデル):2017年~
6代目モデルは、「ハーテクト」と呼ばれる新プラットフォームが採用されたことで、ひと目でワゴンRと分かるスタイリングを維持しつつも乗り心地・ハンドリング性能・安全性が軒並み向上しています。
また、この世代から先代のエネチャージを進化させたガソリンモデルに加え、マイルドハイブリッドシステム搭載モデルが設定されました。
さらに、安全面では「ハイビームアシスト機能」や「デュアルセンサーブレーキサポート」をスズキの軽自動車として初採用しているほか、シフト位置や車速といった運転状況や車両の状態、警報情報などを表示する「ヘッドアップディスプレイ」を軽自動車として初搭載したグレードをラインナップしているのも特徴です。
日産 デイズ

日産 デイズの特長
デイズは、日産自動車が2013年から販売している軽トールワゴン車で、ゆとりある車内空間ときびきびした運動性能、そして燃費性能の高さなどが特徴です。現行モデルは、NAエンジン搭載車とスマートシンプルハイブリッドシステム搭載車、さらにターボエンジンにスマートシンプルハイブリッドシステムを組み合わせた3つのタイプがあります。それぞれ装備や仕様の異なるグレードで細かく分類されているため、用途や予算に応じて選ぶことが可能です。
日産 デイズの中古車相場
日産 デイズにおいて最も多くの方から支持されている「Xグレード」を中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2015年式:32万円~118万円
2016年式:33万円~137万円
2017年式:48万円~130万円
2018年式:40万円~145万円
2019年式:49万円~145万円
2020年式:80万円~160万円
2021年式:100万円~158万円
2022年式:96万円~180万円
2023年式:110万円~175万円
2024年式:111万円~198万円
2025年式:147万円~180万円
日産 デイズ「Xグレード」の中古車は、現時点で中古車市場に1,520台以上が流通しています。
流通している台数が多いので、求めている状態の車が見つけやすいでしょう。できるだけ安く4WD車を手に入れたい場合は、Xグレードの4WDモデルを検討するのも一案です。2014年式以降の個体であれば、先進安全装備も充実しています。
装備
日産 デイズには、2WDモデルと4WDモデルの2タイプがあり、それぞれ5つのグレードが設定されています。標準装備はタイプやグレードによって異なりますが、予防安全装備の「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」「VDC(ビークルダイナミクスコントロール)」「ヒルスタートアシスト」などは全てのグレードに標準装備です。
他にも、「インテリジェントオートライトシステム」「踏み間違い衝突防止アシスト」「バッテリーアシストシステム」なども搭載されています。
トランクルーム・ラゲッジスペースの広さ
日産 デイズの通常時(フル乗車時)のラゲッジスペース寸法は、以下の通りです。・荷室高・・・880mm
・荷室長・・・365mm
・荷室幅・・・875mm
また、シートを前席側へ最大に押し出すと、荷室長が540mmにまで拡大します。
税金
毎年4月1日時点の所有者に対して課せられる軽自動車税は、一律で10,800円(1年分)となります。継続車検時に2年分まとめて支払うことになる自動車重量税は、6,600円(24か月分)です。
※令和5年4月1日以降保険始期の契約の場合
先代モデルとの比較
初代(先代モデル):2013年~2019年三菱のOEM車に過ぎなかった前身のオッティと異なり、開発段階から日産が関与して誕生したのがこの初代デイズです。そのため、安くて丈夫な車を製造・販売することで定評がある三菱の持ち味と、日産が持つ走行性能・安全性の高さがうまくミックスされた非常にレベルの高い軽ハイトワゴンに仕上がっていました。
プラットフォームやパワートレインが刷新されたことで、燃費性能や居住性がオッティに比べ大幅に進化しています。
ハイビームアシスト・アラウンドビューモニター・タッチパネル式オートエアコンといった快適性や利便性に優れる装備も満載されていたため、累計43万台を超えるヒット作となりました。
2代目(現行モデル):2019年~
現行となる2代目モデルの開発は、三菱が日産の子会社になったこともあり、両社が共同出資して設立した「NMKV」のマネジメントの下、日産が主導する形で進められました。そのため、日産の主力車種であるリーフやセレナにも搭載された自動運転技術・装備である「プロパイロット」や、先進事故自動通報システムである「SOSコール」が軽自動車として初めて採用されています。
また、上級グレードであるハイウェイスターに搭載された「スマートシンプルハイブリッド」をはじめ、パワートレインも日産が新開発したエンジン・CVTに換装されたことで動力性能や燃費性能がアップしているのも特徴です。
スズキ ラパン

スズキ ラパンの特長
ラパンは、オーナーの8割近くが「女性」とも言われています。キャッチ―な見た目と可愛らしいインテリア、多彩なカラーバリエーションなどで人気を得ている、スズキのハッチバック型軽自動車です。同社の主力商品であるアルトがベースとなっているだけあって、アルト譲りの優れた燃費性能とリーズナブルでお求めやすい価格設定などが特徴となっています。
スズキ ラパンの中古車相場
スズキ ラパンにおいて最も人気を博している「Xグレード」を中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2015年式:32万円~118万円
2016年式:33万円~137万円
2017年式:48万円~130万円
2018年式:40万円~145万円
2019年式:49万円~145万円
2020年式:80万円~160万円
2021年式:100万円~158万円
2022年式:96万円~180万円
2023年式:110万円~175万円
2024年式:111万円~198万円
2025年式:147万円~180万円
スズキ ラパン「Xグレード」の中古車は、現時点で中古車市場に1,014台以上が流通しています。
デビューからすでに8年以上が経過していることもあり、中古車市場には修復歴がある車両や、走行距離が20万kmを超えている車両なども見られました。特に年式の古い車両を検討する場合は、状態をしっかりと確認しておくことをおすすめします。
装備
スズキ ラパンには以下の3つのグレードがあります。「運転席シートリフター」「チルトステアリング」「キーレスプッシュスタートシステム」などの快適装備が搭載されている、エントリーグレードの「Gグレード」
フロントドアガラスがプレミアムUV&IRカット機能付きになるほか、「LEDヘッドランプ」「フルオートエアコン」を備えている、上級グレードの「Lグレード」
個性を主張できる2トーンルーフが選択可能な最上級グレードの「Xグレード」
どのグレードにも「デュアルカメラブレーキサポート」や「後退時ブレーキサポート」などの予防安全装備は標準装備されています。他にも、「ふらつき警報機能」「先行車発進お知らせ機能」なども搭載されています。
トランクルーム・ラゲッジスペースの広さ
スズキ ラパンのラゲッジスペースは、以下の通りです。・荷室高・・・740mm
・荷室幅・・・940mm
・荷室長・・・フル乗車時410mm、後部座席を格納すると1220mmまで拡大可能
また、開口部が高さ740mm×幅970mmと案外広めであるため、荷物の積み下ろしがしやすいです。
税金
毎年4月1日時点の所有者に対して課せられる軽自動車税は、一律で10,800円(1年分)となります。継続車検時に2年分まとめて支払うことになる自動車重量税は、6,600円(24か月分)です。
※令和5年4月1日以降保険始期の契約の場合
先代モデルとの比較
2代目(先代モデル):2008年~2015年この世代では、先代のランチボックスを彷彿とさせるスクエアでレトロチックなエクステリアデザインから、やや都会的なデザインに変更されました。
また、内外装の各所にうさぎをモチーフとしたキャラクターを忍ばせたり、うさぎキャラクターのアニメーションやメッセージを表示する「マルチインフォメーションディスプレイ」を全車に標準装備したりするなど、より女性ユーザーを意識した仕上がりになっているのが特徴です。
なお、2008年の登場当初は、可変バルブ機構付きのNAエンジンモデルとインタークーラー付きターボモデルの2タイプ構成でしたが、モデル末期の2014年10月に行われた仕様変更によってターボモデルは廃止され、NAモデルのみとなりました。
3代目(現行モデル):2015年~
現行モデルである3代目ラパンは、ボディラインが一層丸みを帯びたのに加え、丸型のドアミラー・ヘッドランプ・リアコンビネーションランプなどを採用したことで、より可愛らしく女性ユーザーに訴求したデザインになっています。
また、全体的なサイズ感は歴代モデルとそれほど変わりませんが、車両重量が先代モデルより約120kgシェイプアップされたことで、うさぎを思わせるしなやかな運動性能に磨きがかかっているうえ、燃費性能も向上しています。
スズキ ハスラー

スズキ ハスラーの特長
ハスラーは、スズキが2014年から製造・販売している、クロスオーバー型のSUVです。現在、コンパクトながら優れた居住性と乗降性を持つ軽トールワゴンと、オン・オフ問わず安定した走行性能を発揮するSUVの要素を兼ね備える新しいジャンルの軽自動車として人気を博しています。
スズキ ハスラーの中古車相場
スズキ ハスラー「ハイブリッドG」を中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2020年式:79万円~186万円
2021年式:83万円~180万円
2022年式:117万円~220万円
2023年式:110万円~207万円
2024年式:120万円~249万円
2025年式:136万円~246万円
スズキ ハスラー「ハイブリッドG」の中古車は、現時点で中古車市場に870台以上が流通しています。
ハイブリッドGは、中古車であっても日本国内でとても人気の高い車です。新車価格こそ150万円ほどとリーズナブルですが、リセールバリューが高いため新車価格からの値崩れは少なめです。ただし、走行距離が5万km以上の車両も多いため、状態を十分に確認することをおすすめします。
装備
スズキ ハスラーには、NAモデルとターボモデルの2タイプがあります。タイプやグレードで標準装備されている用品が異なりますが、「後退時ブレーキサポート」や「ふらつき警報機能」などの予防安全装備は、全てのグレードに標準装備されています。他にも「ヒルホールドコントロール」や「ハイビームアシスト」などが搭載されています。
トランクルーム・ラゲッジスペースの広さ
スズキ ハスラーのラゲッジスペースは、以下の通りです。・荷室幅・・・1,010mm
・荷室高・・・930mm
・荷室長・・・フル乗車時は240mm、リアシートを前倒しにすると1,200mmまで拡大可能
税金
毎年4月1日時点の所有者に対して課せられる軽自動車税は、一律で10,800円(1年分)となります。継続車検時に2年分まとめて支払うことになる自動車重量税は、6,600円(24か月分)です。
※令和5年4月1日以降保険始期の契約の場合
先代モデルとの比較
初代(先代モデル):2014年~2019年「遊べる軽」というキャッチフレーズで2014年月にリリースされた初代ハスラーは、180mm(2WDモデル)という軽自動車にしてはかなり大きなロードクリアランスを確保されたことで得られる優れた悪路走破性と、高めの車高による広々とした開放感のある車内空間をも併せ持っているのが最大の特徴です。
とはいえ、同社の本格派クロカンSUVであるジムニーより車両重量が軽く、オンロードでの走行安定性や燃費性能にも優れています。
また、「グリップコントロール」や「ヒルディセントコントロール」を軽自動車として初めて装備していたり、衝突被害軽減ブレーキである「レーダーブレーキサポート」を搭載するグレードが設定されていたりと性能面でも装備面でも充実しています。
2代目(現行モデル):2019年~
軽自動車初のクロスオーバーSUVという新ジャンルを切り開いた初代モデルは、初めてのフルモデルチェンジを受けてさらに進化を遂げました。
例えば、新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」の採用でホイールベースが35mm延長されたことにより、後部座席の足元にゆとりができています。また、アプローチアングルとデパーチャーアングルをそれぞれ拡大したことにより、持ち前の高い悪路走破性がさらにアップしています。
なお、搭載エンジンはスズキ軽では初の「デュアルインジェクションシステム」や「クールドEGR」を採用したNAエンジンと、先代より培ったターボエンジンの2本立てです。
※本記事は、2025年4月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
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