中古車購入チェックポイント
更新日:2025.05.09 / 掲載日:2023.08.02
【2025年版】価格比較!リーズナブルな軽自動車のおすすめモデルランキング
現在新車としてリリースされている軽自動車は、普通車に引けを取らない走行性能を持ち、数々の快適装備や安全装備を完備しています。
そのため、中にはコンパクトな普通車の新車販売価格を超えるモデルもありますが、軽自動車の持ち味はなんといっても、車体価格や維持費などといった「運用コストの安さ」です。
そこで今回は、価格で比較した際にそのリーズナブルさで人気を博している軽自動車を7台紹介したうえで、それぞれのスペックや特徴、中古車相場などを比較していきます。
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結果として、エンジン排気量の大きさで決まる「自動車税」と、車両重量で分類される「自動車重量税」も、普通車より数段安上がりです。
また、サイズや重さそしてエンジン排気量に制限がある分、一部のコンパクトHV車を除けば普通車より軽自動車のほうが燃費が良く、月々の「燃料代」がかかりません。
さらに部品点数が少なく構造も比較的単純なため、故障した際の部品代や工賃、車検費用や消耗品代などの「維持管理費」に関しても、普通車より費用がかからないことが多くなります。
車両購入費がリーズナブルなうえ、「税金」「燃料代」「維持管理費」なども安上がりで済むというコストパフォーマンスの良さこそ、価格の安い軽自動車が人気を博している最大の理由です。
しかし、リーズナブルな軽自動車は構造が単純な分故障しにくく、故障した時の修理も比較的容易で費用も安価です。日ごろのメンテナンスを怠らなければ、普通車並みかそれ以上に丈夫で長持ちする点も、リーズナブルな軽自動車が人気を集めている理由となっています。
しかし、車体価格が高い車を購入すると、その支払い負担が重く自分好みのカスタマイズができないケースもあります。一方、リーズナブルな軽自動車を購入すれば、支払い負担が軽くて済むため、カスタマイズに予算を振り分けることが可能です。
また、リーズナブルな軽自動車は良くも悪くも余計な装備がついていないことが多いため、自分の個性を出しやすいというメリットもあります。

エントリーグレードなら新車でも100万円を切るリーズナブルな販売価格が最大の特徴ですが、コンパクトでありながら圧迫感を感じない車内空間や優れた安全装備や燃費性能も兼ね備えている、コスパの良い軽自動車です。
<年式:予算目安>
2017年式:39万円~93万円
2018年式:38万円~103万円
2019年式:39万円~122万円
2020年式:40万円~123万円
2021年式:56万円~119万円
2022年式:75万円~119万円
2023年式:60万円~120万円
2024年式:77万円~130万円
2025年式:99万円~127万円
ダイハツ ミライース「L SAIII」の中古車は、現時点で中古車市場に1,400台以上が流通しています。
L SAIIIは2代目からの登場ですが、年式を絞り込んでも多数の車両を確認できました。届出済未使用車や複数のオプション付きで新車価格以下といったお得な個体もあるため、予算や用途に応じて最適な一台を探せるでしょう。
・スカイブルーメタリック
・レモンスカッシュクリスタルメタリック
・ファイアークォーツレッドメタリック
・スプラッシュブルーメタリック
・シャイニングホワイトパール
・プラムブラウンクリスタルマイカ
・ブライトシルバーメタリック
・ブラックマイカメタリック
・ホワイト
この中では、ミライースの高い環境性能を象徴するようなさわやかな薄い青色の「スカイブルーメタリック」が人気です。
ボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,500mm(L SAIII)
軽量高剛性ボディや軽量タイプの13インチタイヤ&ホイールの採用、樹脂パーツの使用で約80kgの軽量化に成功したことで、持ち前の燃費性能がさらに向上しています。
「ミラ」としては8代目に当たる初代ミライースには、世界初となる「停車前アイドリングストップ」やボディの徹底した軽量化、エンジンの圧縮率向上などにより、燃費性能40%改善を実現したダイハツの新技術「e:Sテクノロジー」が採用されています。
また、燃費性能改善に向けた軽量化は旋回性や制動性の向上にも繋がっていますが、特筆すべきはその車体価格です。装備が簡素化されている最廉価グレードの「D」は、80万円台を切る安さでした。
なお、2013年8月に行われたマイナーチェンジでは、ダイハツの予防安全技術である「スマートアシスト」が一部グレードに採用されています。
2代目(現行モデル):2017年~
この世代には、軽量高剛性ボディ構造である「Dモノコック」が採用されたことで、燃費性能とボディの耐久性がともに向上しています。また、ライバルであるスズキ・アルトとの過度な燃費性能競争に見切りをつけパワートレインの最適化などを行ったことにより、加速性能や走行安定性の向上が図られているのも特徴です。
先代後期モデルで一部グレードに採用された「スマートアシスト」は、ステレオカメラ方式の「スマアシIII」にアップグレードしています。そのうえで、障害物の接近をドライバーに音と表示で警報するコーナーセンサーを、軽自動車として初めて標準装備しています。

最大のライバルであるダイハツのミライースとともに、低価格・低燃費な点が最大の持ち味です。2代目モデルになってやや走行性能・安全性・快適性にシフトし始めたミライースと異なり、アルトはホットハッチモデルである「ワークス」を廃止して代わりにマイルドハイブリッドモデルを設定するなど、燃費性能の向上に特化しているのが特徴です。
<年式:予算目安>
2021年式:80万円~151万円
2022年式:70万円~142万円
2023年式:80万円~142万円
2024年式:90万円~151万円
2025年式:110万円~150万円
スズキ アルト「Lグレード」の中古車は、現時点で中古車市場に610台以上が流通しています。
現行モデルである9代目アルトは、2021年にデビューしてからすでに4年が経過しているうえに販売台数も多めであったことから、中古車市場での選択肢が豊富です。新車価格以下で、希望に合った車両を探しやすいグレードといえます。ただし、高年式であっても走行距離が10万kmを超えている車両も見られているため、購入を検討する際は車両の状態を十分に確認することが大切です。
【ツートン】
・ダスクブルーメタリック×2トーンホワイトルーフ
・フェニックスレッドパール×2トーンホワイトルーフ
・アーバンブラウンパールメタリック×2トーンホワイトルーフ
・ソフトベージュメタリック×2トーンホワイトルーフ
【モノトーン】
・ダスクブルーメタリック
・フェニックスレッドパール
・アーバンブラウンパールメタリック
・ソフトベージュメタリック
・ピュアホワイトパール
・ブルーイッシュブラックパール
・シルキーシルバーメタリック
・ホワイト
この中では、清潔感溢れる純白を基調としながらも、パールの光沢が上品さもプラスしている「ピュアホワイトパール」が人気です。
ボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,525mm(Lグレード)
加速時にモーターがエンジンをアシストする機能が備わったマイルドハイブリッドシステムを搭載する2WDモデルに関しては、軽自動車として初めて「2030年度燃費基準95%達成車」となっています。
そして、翌年3月にはターボエンジンを搭載した「ターボRS」を、同年12月にはかつて一世を風靡した「アルトワークス」を約15年ぶりに復活させています。
コストパフォーマンスを重視したミライースに対し、より広いユーザー層を意識したラインナップになっていたのが特徴です。
9代目(現行モデル):2021年~
現行である9代目モデルは、結果的にセールス面で引き離されることになってしまったミライースを意識したのか、エコ・コスパ重視路線にシフトチェンジしています。例えば、先代で復活したホットハッチモデルのワークスを廃止したのもその証拠です。
また、エクステリアデザインはキープコンセプトとしながらもパワートレインは大幅に変更され、直列3気筒DOHCエンジン+エネチャージのガソリンモデルと、直列3気筒DOHCエンジン+ISG(モーター機能付発電機)のマイルドハイブリッドモデルの2本立てになっています。
安全装備についても、先代では一部グレードに設定されていた「スズキ セーフティ サポート」が、衝突被害軽減ブレーキなどの機能を強化したうえで全車・全グレード標準装備となっています。

ランチボックスを彷彿とさせる個性的な外装デザインとファンシーなインテリア、多彩でポップなカラーリングなどで、女性から絶大な支持を集めている軽自動車です。
<年式:予算目安>
2015年式:32万円~118万円
2016年式:33万円~137万円
2017年式:48万円~130万円
2018年式:40万円~145万円
2019年式:49万円~145万円
2020年式:80万円~160万円
2021年式:100万円~158万円
2022年式:96万円~180万円
2023年式:110万円~175万円
2024年式:111万円~198万円
2025年式:147万円~180万円
スズキ ラパン「Xグレード」の中古車は、現時点で中古車市場に820台以上が流通しています。
デビューからすでに10年が経過していることもあり、中古車市場では価格を重視した低価格帯の車両から、状態の良い高価格帯の車両まで、さまざまなモデルが流通しています。全体としては、50万円を下回る車両は少なく、100万円以下の車両は全体のおよそ3分の1程度にとどまります。
【ツートン】
・テラコッタピンクメタリック×ソフトベージュ2トーンルーフ
・オフブルーメタリック×ソフトベージュ2トーンルーフ
・トラッドカーキメタリック×ソフトベージュ2トーンルーフ
・フォーンベージュメタリック×ソフトベージュ2トーンルーフ
【モノトーン】
・テラコッタピンクメタリック
・ピュアホワイトパール
・フォーンベージュメタリック
・トラッドカーキメタリック
・シフォンアイボリーメタリック
・オフブルーメタリック
・アーバンブラウンパールメタリック
この中では、かわいいデザインのラパンにちょっと大人びた雰囲気をプラスできる「アーバンブラウンパールメタリック」や、持ち前のフェミニンさを強調でき、リセールバリューも高いツートンカラーである「テラコッタピンクメタリック×ソフトベージュ2トーンルーフ」が人気です。
ボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,525mm(Xグレード)
2008年に登場した2代目モデルは、初代モデルから女性受けの良いフェミニンなデザインコンセプトと、静粛性・乗り心地・使い勝手の良さに配慮している点を継承しています。
レトロチックなデザインはやや都会風に改められ、外装・内装の要所に車名である「ウサギ」のモチーフがあしらわれるなど、より一層女性ユーザーを意識した仕上がりになっているのが特徴です。
なお、先代モデルの途中で男性ユーザーを意識し追加されたターボモデルは、2014年10月の一部改良を機に廃止されています。
3代目(現行モデル):2015年~
現行となる3代目モデルは、開発陣に働く女性たちのチームが加わっています。初代からの基本コンセプトは維持しつつも「かわいい」だけではなく機能的かつシンプルで、ナチュラルな魅力のある車を目指して開発されました。
デザイン面での大きな変更点は、ヘッドランプとリアコンビランプがウサギの目のような丸型になったことです。これにより、ターゲット層や見た目が先代途中で追加された派生モデルの「ラパンショコラ」とほぼ同じになったため、ラパンショコラは3代目へのモデルチェンジとともに廃止されています。

軽自動車としては屈強なボディを持っているため、トラックタイプとともに業務利用される機会が多いものの、広い車内空間とラゲッジスペースを活かしてアウトドア利用する方や自分好みにカスタマイズして楽しむ方も多い車種です。 なお、ハイゼットのバンタイプが「カーゴ」と呼ばれるようになったのは、1999年に登場した9代目モデルからです。
<年式:予算目安>
2021年式:101万円~132万円
2022年式:84万円~215万円
2023年式:94万円~238万円
2024年式:97万円~200万円
2025年式:121万円~160万円
ダイハツ ハイゼットカーゴ「DXグレード」の中古車は、現時点で中古車市場に640台以上が流通しています。
ハイゼットカーゴはその特性から、社用車や業務用として使われることが多いため、特に予算を抑えて購入を検討している場合は、車両の状態をしっかり確認することが重要です。
また、中には新車価格を上回る中古車も存在しますが、これらはすでにカスタムが施されたコンプリートカーであり、車中泊仕様やキャンピング仕様など、ハイゼットカーゴの積載性を活かした特別な仕様となっていました。購入後にカスタムを検討している方は、こうした完成済みの車両を選ぶのも一案です。
・トニコオレンジメタリック
・シャイニングホワイトパール
・ブラックマイカメタリック
・オフビートカーキメタリック
・ブライトシルバーメタリック
・ホワイト
・アイスグリーン
ダイハツ ハイゼットカーゴでは、ビジネスシーンでもプライベートでも無難にこなせる定番色が好まれる傾向にあります。この中では、メタリックの輝きが強い黒色の「ブラックマイカメタリック」と、高級感のある明るいシルバー色の「ブライトシルバーメタリック」、そしてパール加飾のない白色の「ホワイト」が人気です。
ボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,890mm(DXグレード)
「カーゴ」として初めてフルモデルチェンジを受けて登場したこの世代では、テールランプとリアのナンバープレートが、9代目までの分離式からリアバンパーにビルトインされたデザインに変更されています。
また、車内各所に収納スぺースを追加したり、積荷の形状・重さ・分量や用途に応じ荷室を自由にカスタマイズしたりできるユースフルナットやユーティリティホールを標準装備するなど、使い勝手の向上が図られています。
また、2005年8月には軽商用車としては初となるハイブリッドモデルが追加されました。
11代目(現行モデル):2021年~
実に17年ぶりのフルモデルチェンジを受けて登場したこの世代では、ダイハツおよびトヨタが生産する小型車の車づくり全体における新方針「DNGA」が、ワンボックスシャーシを持つ車種として初導入されています。これにより車体形状のスクエア化が進み、クラス最大級の積載スペースが確保されているのが特徴です。
また、軽キャブオーバーバンで初となるイージークローズ機能を備えた両側パワースライドドアが採用され、乗降性や荷物の積み下ろし安さが向上しています。
安全面では先代で設定された「スマアシ」が、ステレオカメラを採用した新世代型にアップデートされたうえで、全車標準装備となっています。

ワゴンRが登場するまでの軽自動車は、背が低く乗降性が悪かったうえ車内空間が手狭でフル乗車すると息苦しさを覚えるほどでした。しかし、車高を高くとることで軽自動車の弱点を克服したワゴンRは、その後の軽自動車市場を根本から変えた革命的車種だと言えます。
<年式:予算目安>
2017年式:30万円~152万円
2018年式:26万円~150万円
2019年式:35万円~150万円
2020年式:35万円~160万円
2021年式:75万円~157万円
2022年式:80万円~176万円
2023年式:84万円~162万円
2024年式:100万円~182万円
2025年式:107万円~159万円
スズキ ワゴンR「ハイブリッドFX」の中古車は、現時点で中古車市場に3,090台以上が流通しています。
ワゴンRは、軽自動車の代名詞ともいえる人気車種だけあって、中古車市場でも多くの車両が流通しています。そのため、予算や装備の希望に応じて幅広い選択肢から選べるのが魅力です。ただし、現行モデルとはいえ販売開始は2017年と、すでに数年が経過しています。特に低予算で購入を検討している場合は、車両の状態をしっかり確認することが大切です。
・フォギーブルーパールメタリック
・テラコッタピンクメタリック
・ダスクブルーメタリック
・フェニックスレッドパール
・シフォンアイボリーメタリック
・アーバンブラウンパールメタリック
・ホワイト
・ピュアホワイトパール
・シルキーシルバーメタリック
・ブルーイッシュブラックパール3
この中では、現行ワゴンRに設定されている3タイプ(ノーマル・カスタム・スティングレー)の全てに共通しており、パール加工された上品な白色の「ピュアホワイトパール」が一番人気です。
ボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,650mm(ハイブリッドFX)
2012年にリリースされた5代目モデルには、減速時のエネルギーでオルタネーター(発電機)を稼働させ発電することで、ムダな燃料消費を抑える「エネチャージ」を採用しています。
また、エアコン使用時にエバポレーターに内蔵した蓄冷材を冷気で凍らせ、アイドリングがストップすると送風だけでも蓄冷材によって冷風が車内に吹き込み室内温度の上昇を防ぐ「エコクール」の導入、ハイテン鋼の使用と素材の見直しによる軽量化など、随所に「SUZUKI GREEN Technology」に基づく低燃費化技術や軽量化技術が詰め込まれているのが特徴です。
6代目(現行モデル):2017年~
通算5度目のフルモデルチェンジを受けて登場した現行6代目モデルは、新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を採用したことにより、ベースグレードの2WDモデルで比較すると先代モデルより20kg軽量化されています。
さらに、マイルドハイブリッドシステムを搭載したグレードを設定したり、エネチャージの進化系である「S-エネチャージ」を強化したうえで採用したりするなど、随所に低燃費性能向上を図る改良・変更がなされています。
また、「デュアルセンサーブレーキサポート」や「ハイビームアシスト機能」をスズキの軽自動車として初めて採用しているほか、走行状況や車両の状態、シフト位置や車速などを表示する「ヘッドアップディスプレイ」を搭載するなど、安全性や利便性を高める機能・装備が満載です。

登場以来、燃費性能や安全装備の強化など、時代のニーズに応じた改良が重ねられ、豊富なグレード展開や「ムーヴカスタム」といった姉妹車も登場するなど、幅広いユーザーに親しまれてきました。
ダイハツ ムーヴは、ダイハツの主力車種となります。多彩なグレード展開や姉妹車「ムーヴカスタム」なども登場。
ダイハツを代表する車種として長年愛されてきたムーヴですが、2023年に生産が終了約28年にわたる歴史に幕を閉じました。
<年式:予算目安>
2017年式:39万円~110万円
2018年式:44万円~100万円
2019年式:38万円~125万円
2020年式:40万円~140万円
2021年式:88万円~120万円
2022年式:90万円~135万円
2023年式:98万円~130万円
ダイハツ ムーヴ「L SAIII」の中古車は、現時点で中古車市場に720台以上が流通しています。
最終モデルである6代目ムーヴのL SAIIIは、発売からすでに8年が経過しているため、流通量は豊富です。価格を重視したお手頃なモデルから、新車に近い状態の高年式車まで、幅広い選択肢から希望に合った一台を探せるでしょう。予算を抑えて購入を検討する場合は、車両の状態をしっかり確認することが重要です。
・ダークエメラルドマイカ
・シャイニングホワイトパール
・ホワイト
・ファイアークォーツレッドメタリック
・スカイブルーメタリック
・ブライトシルバーメタリック
・プラムブラウンクリスタルマイカ
・レーザーブルークリスタルシャイン
・ライトローズメタリックマイカ
・ブラックマイカメタリック
この中では、ブラック・ホワイトと並び定番ですが、落ち着いた雰囲気が魅力で汚れや小傷が目立ちにくい「ブライトシルバーメタリック」が人気です。
ボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,630mm(L SAIII)
この世代は、流れるようなワンモーションスタイルだった4代目のデザインから3代目までのフロントウィンドウとボンネットとの間に段差がある、3代目モデルまでのスタイルに原点回帰しています。
サイズ的には車高がわずかに高くなった程度で先代とほぼ変わりませんが、改良されたKF型エンジンとCVTとの組み合わせにより、NA・ターボともに燃費性能が一回り向上しているのが特徴です。
6代目:2014年~2023年
6代目モデルでは、足回りの改良に加えてボディ骨格構造を根本から見直すことで、軽量化と高剛性の両立を実現。その結果、走行安定性や操縦性、耐久性、乗り心地といったクルマの基本性能が大きく向上しました。グレード体系では、カスタム系の最上級グレードとして「ハイパー」シリーズが追加されています。
また、デビュー当初から搭載されていた「スマートアシスト(通称スマアシ)」も、仕様変更やマイナーチェンジを経て改良。2015年4月には単眼カメラを追加した「スマアシII」へ、2017年8月にはステレオカメラを採用した「スマアシIII」へとアップグレードされ、安全性能は段階的に向上しています。

日産と三菱が共同出資して設立した「NMKV」が開発を担当し、製造は初代モデルから現行モデルまで一貫して三菱が行っています。そのため、デザイン的にもメカニズム的にも日産と三菱が持つデザイン理論・ノウハウ・技術などが、バランス良く融合されているのが特徴です。
<年式:予算目安>
2019年式:46万円~150万円
2020年式:53万円~161万円
2021年式:67万円~155万円
2022年式:90万円~149万円
2023年式:95万円~185万円
2024年式:106万円~188万円
2025年式:123万円~175万円
日産 デイズ「Xグレード」の中古車は、現時点で中古車市場に1,520台以上が流通しています。デイズの中古車市場は、「50万円〜100万円」「100万円〜130万円」「130万円以上」の3つの価格帯に大きく分かれており、おおむね均等に分布しています。台数も多いため、予算に応じて自分に合った一台を選びやすいでしょう。
【ツートン】
・ソルベブルー×ホワイトパール
・ホワイトパール×アッシュブラウン
・バブルガムピンク×フローズンバニラパール
【モノトーン】
・ホワイトパール
・スターリングシルバー
・スパークリングレッド
・アッシュブラウン
・ブラック
・シルキーライラック
・フローズンバニラパール
・ホワイト
この中では、光沢のある澄んだ白色の「ホワイトパール」、明るいシルバーの「スターリングシルバー」、重厚感のある黒色の「ブラック」が人気です。デイズは多彩なボディカラーが用意されているものの、実際の人気カラーは定番色が上位を占めています。
ボディサイズは全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,650mm(Xグレード)
日産オッティの後継モデルとして2013年に登場した当初は、新開発の660cc直列3気筒DOHCエンジンを搭載するNAモデルのみでした。しかし、2か月後には同型のターボエンジンを搭載するモデルも追加され、いずれも副変速機付CVTである「エクストロニックCVT」と組み合わされています。
2代目(現行モデル):2019年~
2019年3月にフルモデルチェンジを受け登場した現行2代目モデルは、高速道路での渋滞走行や長時間の巡航走行において、アクセル・ブレーキ・ステアリングを車が自動で支援する「プロパイロット」を軽自動車として日本で初めて搭載しているのが最大の特徴です。
また、交通事故や急病など事故発生の危険がある時や緊急時に、専門オペレーターへのデータ通信と音声通話を行う「先進事故自動通報システムSOSコール」を搭載しているのも軽自動車として初のことです。
さらに、上級モデルである「ハイウェイスター」には、同社の人気ミニバンであるセレナにも採用されている「S-HYBRID」や、車速が13km/h以下になると作動する「停車前アイドリングストップ」が搭載されています。
※本記事は、2025年4月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
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そのため、中にはコンパクトな普通車の新車販売価格を超えるモデルもありますが、軽自動車の持ち味はなんといっても、車体価格や維持費などといった「運用コストの安さ」です。
そこで今回は、価格で比較した際にそのリーズナブルさで人気を博している軽自動車を7台紹介したうえで、それぞれのスペックや特徴、中古車相場などを比較していきます。
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価格比較した時にリーズナブルな軽自動車が人気の理由
まずは、価格がリーズナブルな軽自動車が新車・中古車問わず、なぜ現在高い人気を博しているのか、その主な理由について見ていきましょう。コストパフォーマンスが高い
現在の軽自動車は、法律によって「エンジン排気量」が最大660ccまでと定められています。そのため、普通車より使用できる部品点数が少なく、車体サイズも小さいため、必然的に「車両重量」も軽くなります。結果として、エンジン排気量の大きさで決まる「自動車税」と、車両重量で分類される「自動車重量税」も、普通車より数段安上がりです。
また、サイズや重さそしてエンジン排気量に制限がある分、一部のコンパクトHV車を除けば普通車より軽自動車のほうが燃費が良く、月々の「燃料代」がかかりません。
さらに部品点数が少なく構造も比較的単純なため、故障した際の部品代や工賃、車検費用や消耗品代などの「維持管理費」に関しても、普通車より費用がかからないことが多くなります。
車両購入費がリーズナブルなうえ、「税金」「燃料代」「維持管理費」なども安上がりで済むというコストパフォーマンスの良さこそ、価格の安い軽自動車が人気を博している最大の理由です。
リーズナブルな割に丈夫で長持ち
販売価格がリーズナブルとは言っても、新車なら100万円を超え、中古車でも数十万円を超える大きな買い物になります。そのため、すぐ故障してしまうようでは困ってしまうでしょう。しかし、リーズナブルな軽自動車は構造が単純な分故障しにくく、故障した時の修理も比較的容易で費用も安価です。日ごろのメンテナンスを怠らなければ、普通車並みかそれ以上に丈夫で長持ちする点も、リーズナブルな軽自動車が人気を集めている理由となっています。
自分好みにカスタマイズできる
ユーザーの中には、購入した車にエアロやアルミホイールなどのドレスアップパーツをつけたり、カーオーディオ・スピーカー・ウーハーといった車内の音響装備にこだわったりする方も多くいます。しかし、車体価格が高い車を購入すると、その支払い負担が重く自分好みのカスタマイズができないケースもあります。一方、リーズナブルな軽自動車を購入すれば、支払い負担が軽くて済むため、カスタマイズに予算を振り分けることが可能です。
また、リーズナブルな軽自動車は良くも悪くも余計な装備がついていないことが多いため、自分の個性を出しやすいというメリットもあります。
ダイハツ ミライース

ダイハツ ミライースの特長
ミライースは、ダイハツが2011年から製造販売している、5ドア・ハッチバックタイプの軽セダン乗用車です。エントリーグレードなら新車でも100万円を切るリーズナブルな販売価格が最大の特徴ですが、コンパクトでありながら圧迫感を感じない車内空間や優れた安全装備や燃費性能も兼ね備えている、コスパの良い軽自動車です。
ダイハツ ミライースの中古車相場
ダイハツ ミライース「L SAIII」を中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2017年式:39万円~93万円
2018年式:38万円~103万円
2019年式:39万円~122万円
2020年式:40万円~123万円
2021年式:56万円~119万円
2022年式:75万円~119万円
2023年式:60万円~120万円
2024年式:77万円~130万円
2025年式:99万円~127万円
ダイハツ ミライース「L SAIII」の中古車は、現時点で中古車市場に1,400台以上が流通しています。
L SAIIIは2代目からの登場ですが、年式を絞り込んでも多数の車両を確認できました。届出済未使用車や複数のオプション付きで新車価格以下といったお得な個体もあるため、予算や用途に応じて最適な一台を探せるでしょう。
人気のボディカラー
ダイハツ ミライースのボディカラーはグレードや年式によって異なりますが、下記の9色が設定されています。・スカイブルーメタリック
・レモンスカッシュクリスタルメタリック
・ファイアークォーツレッドメタリック
・スプラッシュブルーメタリック
・シャイニングホワイトパール
・プラムブラウンクリスタルマイカ
・ブライトシルバーメタリック
・ブラックマイカメタリック
・ホワイト
この中では、ミライースの高い環境性能を象徴するようなさわやかな薄い青色の「スカイブルーメタリック」が人気です。
スペック
エンジンは、658㏄直列3気筒12バルブDOHC最高出力49ps(L SAIII)ボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,500mm(L SAIII)
燃費
ダイハツ ミライース「L SAIII」のカタログ燃費(WLTCモード)は、2WDモデルが「25km/L」で、4WDモデルが「23.2m/L」です。軽量高剛性ボディや軽量タイプの13インチタイヤ&ホイールの採用、樹脂パーツの使用で約80kgの軽量化に成功したことで、持ち前の燃費性能がさらに向上しています。
先代モデルとの比較
初代(先代モデル):2011年~2017年「ミラ」としては8代目に当たる初代ミライースには、世界初となる「停車前アイドリングストップ」やボディの徹底した軽量化、エンジンの圧縮率向上などにより、燃費性能40%改善を実現したダイハツの新技術「e:Sテクノロジー」が採用されています。
また、燃費性能改善に向けた軽量化は旋回性や制動性の向上にも繋がっていますが、特筆すべきはその車体価格です。装備が簡素化されている最廉価グレードの「D」は、80万円台を切る安さでした。
なお、2013年8月に行われたマイナーチェンジでは、ダイハツの予防安全技術である「スマートアシスト」が一部グレードに採用されています。
2代目(現行モデル):2017年~
この世代には、軽量高剛性ボディ構造である「Dモノコック」が採用されたことで、燃費性能とボディの耐久性がともに向上しています。また、ライバルであるスズキ・アルトとの過度な燃費性能競争に見切りをつけパワートレインの最適化などを行ったことにより、加速性能や走行安定性の向上が図られているのも特徴です。
先代後期モデルで一部グレードに採用された「スマートアシスト」は、ステレオカメラ方式の「スマアシIII」にアップグレードしています。そのうえで、障害物の接近をドライバーに音と表示で警報するコーナーセンサーを、軽自動車として初めて標準装備しています。
スズキ アルト

スズキ アルトの特長
アルトは、スズキが1979年から40年以上にわたって製造・販売を続けている、ハッチバックタイプの軽乗用・貨物自動車です。最大のライバルであるダイハツのミライースとともに、低価格・低燃費な点が最大の持ち味です。2代目モデルになってやや走行性能・安全性・快適性にシフトし始めたミライースと異なり、アルトはホットハッチモデルである「ワークス」を廃止して代わりにマイルドハイブリッドモデルを設定するなど、燃費性能の向上に特化しているのが特徴です。
スズキ アルトの中古車相場
スズキ アルトにおいて最も人気を集めている「Lグレード」を中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2021年式:80万円~151万円
2022年式:70万円~142万円
2023年式:80万円~142万円
2024年式:90万円~151万円
2025年式:110万円~150万円
スズキ アルト「Lグレード」の中古車は、現時点で中古車市場に610台以上が流通しています。
現行モデルである9代目アルトは、2021年にデビューしてからすでに4年が経過しているうえに販売台数も多めであったことから、中古車市場での選択肢が豊富です。新車価格以下で、希望に合った車両を探しやすいグレードといえます。ただし、高年式であっても走行距離が10万kmを超えている車両も見られているため、購入を検討する際は車両の状態を十分に確認することが大切です。
人気のボディカラー
スズキ アルトのボディカラーは下記のツートン4種、モノトーン8種の計12パターンが設定されています。【ツートン】
・ダスクブルーメタリック×2トーンホワイトルーフ
・フェニックスレッドパール×2トーンホワイトルーフ
・アーバンブラウンパールメタリック×2トーンホワイトルーフ
・ソフトベージュメタリック×2トーンホワイトルーフ
【モノトーン】
・ダスクブルーメタリック
・フェニックスレッドパール
・アーバンブラウンパールメタリック
・ソフトベージュメタリック
・ピュアホワイトパール
・ブルーイッシュブラックパール
・シルキーシルバーメタリック
・ホワイト
この中では、清潔感溢れる純白を基調としながらも、パールの光沢が上品さもプラスしている「ピュアホワイトパール」が人気です。
スペック
エンジンは、658cc直列3気筒12バルブDOHC最高出力46ps(Lグレード)ボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,525mm(Lグレード)
燃費
スズキ アルトのカタログ燃費(WLTCモード)は、ハイブリッド・2WDモデルが「27.7km/L」で、ハイブリッド・4WDモデルが「25.7m/L」となっており、ガソリン・2WDモデルは「25.2km/L」、ガソリン・4WDモデルは「23.5km/L」です。加速時にモーターがエンジンをアシストする機能が備わったマイルドハイブリッドシステムを搭載する2WDモデルに関しては、軽自動車として初めて「2030年度燃費基準95%達成車」となっています。
先代モデルとの比較
8代目(先代モデル):2014年~2021年 このごろ国内の新車市場におけるトレンドは、世界的な燃料高騰などの流れから完全に燃費性能至上主義に傾いていました。そんな中、8代目アルトは先だって登場したライバル「ミライース」に対抗すべく、650kgという軽い車重と市販車トップの「37.0km/L」という脅威の低燃費性能で2014年12月に登場しました。そして、翌年3月にはターボエンジンを搭載した「ターボRS」を、同年12月にはかつて一世を風靡した「アルトワークス」を約15年ぶりに復活させています。
コストパフォーマンスを重視したミライースに対し、より広いユーザー層を意識したラインナップになっていたのが特徴です。
9代目(現行モデル):2021年~
現行である9代目モデルは、結果的にセールス面で引き離されることになってしまったミライースを意識したのか、エコ・コスパ重視路線にシフトチェンジしています。例えば、先代で復活したホットハッチモデルのワークスを廃止したのもその証拠です。
また、エクステリアデザインはキープコンセプトとしながらもパワートレインは大幅に変更され、直列3気筒DOHCエンジン+エネチャージのガソリンモデルと、直列3気筒DOHCエンジン+ISG(モーター機能付発電機)のマイルドハイブリッドモデルの2本立てになっています。
安全装備についても、先代では一部グレードに設定されていた「スズキ セーフティ サポート」が、衝突被害軽減ブレーキなどの機能を強化したうえで全車・全グレード標準装備となっています。
スズキ ラパン

スズキ ラパンの特長
ラパンは、スズキが2002年から製造・販売しているハッチバックタイプの軽自動車で、同社の主力車種であるアルトセダンタイプをベースに開発されました。ランチボックスを彷彿とさせる個性的な外装デザインとファンシーなインテリア、多彩でポップなカラーリングなどで、女性から絶大な支持を集めている軽自動車です。
スズキ ラパンの中古車相場
スズキ ラパンにおいて最も人気を博している「Xグレード」を中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2015年式:32万円~118万円
2016年式:33万円~137万円
2017年式:48万円~130万円
2018年式:40万円~145万円
2019年式:49万円~145万円
2020年式:80万円~160万円
2021年式:100万円~158万円
2022年式:96万円~180万円
2023年式:110万円~175万円
2024年式:111万円~198万円
2025年式:147万円~180万円
スズキ ラパン「Xグレード」の中古車は、現時点で中古車市場に820台以上が流通しています。
デビューからすでに10年が経過していることもあり、中古車市場では価格を重視した低価格帯の車両から、状態の良い高価格帯の車両まで、さまざまなモデルが流通しています。全体としては、50万円を下回る車両は少なく、100万円以下の車両は全体のおよそ3分の1程度にとどまります。
人気のボディカラー
スズキ ラパン Xグレードのボディカラーは、下記ツートン4種、モノトーン7種の計11パターンが設定されています。【ツートン】
・テラコッタピンクメタリック×ソフトベージュ2トーンルーフ
・オフブルーメタリック×ソフトベージュ2トーンルーフ
・トラッドカーキメタリック×ソフトベージュ2トーンルーフ
・フォーンベージュメタリック×ソフトベージュ2トーンルーフ
【モノトーン】
・テラコッタピンクメタリック
・ピュアホワイトパール
・フォーンベージュメタリック
・トラッドカーキメタリック
・シフォンアイボリーメタリック
・オフブルーメタリック
・アーバンブラウンパールメタリック
この中では、かわいいデザインのラパンにちょっと大人びた雰囲気をプラスできる「アーバンブラウンパールメタリック」や、持ち前のフェミニンさを強調でき、リセールバリューも高いツートンカラーである「テラコッタピンクメタリック×ソフトベージュ2トーンルーフ」が人気です。
スペック
エンジンは、658cc直列3気筒12バルブDOHC最高出力52ps(Xグレード)ボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,525mm(Xグレード)
燃費
スズキ ラパンのカタログ燃費(WLTCモード)は、2WDモデルが「26.2km/L」で、4WDモデルが「24.6m/L」です。先代モデルとの比較
2代目(先代モデル):2008年~2015年2008年に登場した2代目モデルは、初代モデルから女性受けの良いフェミニンなデザインコンセプトと、静粛性・乗り心地・使い勝手の良さに配慮している点を継承しています。
レトロチックなデザインはやや都会風に改められ、外装・内装の要所に車名である「ウサギ」のモチーフがあしらわれるなど、より一層女性ユーザーを意識した仕上がりになっているのが特徴です。
なお、先代モデルの途中で男性ユーザーを意識し追加されたターボモデルは、2014年10月の一部改良を機に廃止されています。
3代目(現行モデル):2015年~
現行となる3代目モデルは、開発陣に働く女性たちのチームが加わっています。初代からの基本コンセプトは維持しつつも「かわいい」だけではなく機能的かつシンプルで、ナチュラルな魅力のある車を目指して開発されました。
デザイン面での大きな変更点は、ヘッドランプとリアコンビランプがウサギの目のような丸型になったことです。これにより、ターゲット層や見た目が先代途中で追加された派生モデルの「ラパンショコラ」とほぼ同じになったため、ラパンショコラは3代目へのモデルチェンジとともに廃止されています。
ダイハツ ハイゼットカーゴ

ダイハツ ハイゼットカーゴの特長
ハイゼットカーゴは、ダイハツが1960年から販売している軽貨物車「ハイゼット」のバンタイプにつけられた車名で、現在販売されている軽自動車の中では最も古い歴史を持っています。軽自動車としては屈強なボディを持っているため、トラックタイプとともに業務利用される機会が多いものの、広い車内空間とラゲッジスペースを活かしてアウトドア利用する方や自分好みにカスタマイズして楽しむ方も多い車種です。 なお、ハイゼットのバンタイプが「カーゴ」と呼ばれるようになったのは、1999年に登場した9代目モデルからです。
ダイハツ ハイゼットカーゴの中古車相場
ダイハツ ハイゼットカーゴ「DXグレード」を中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2021年式:101万円~132万円
2022年式:84万円~215万円
2023年式:94万円~238万円
2024年式:97万円~200万円
2025年式:121万円~160万円
ダイハツ ハイゼットカーゴ「DXグレード」の中古車は、現時点で中古車市場に640台以上が流通しています。
ハイゼットカーゴはその特性から、社用車や業務用として使われることが多いため、特に予算を抑えて購入を検討している場合は、車両の状態をしっかり確認することが重要です。
また、中には新車価格を上回る中古車も存在しますが、これらはすでにカスタムが施されたコンプリートカーであり、車中泊仕様やキャンピング仕様など、ハイゼットカーゴの積載性を活かした特別な仕様となっていました。購入後にカスタムを検討している方は、こうした完成済みの車両を選ぶのも一案です。
人気のボディカラー
ダイハツ ハイゼットカーゴのボディカラーは、下記の7色が設定されています。・トニコオレンジメタリック
・シャイニングホワイトパール
・ブラックマイカメタリック
・オフビートカーキメタリック
・ブライトシルバーメタリック
・ホワイト
・アイスグリーン
ダイハツ ハイゼットカーゴでは、ビジネスシーンでもプライベートでも無難にこなせる定番色が好まれる傾向にあります。この中では、メタリックの輝きが強い黒色の「ブラックマイカメタリック」と、高級感のある明るいシルバー色の「ブライトシルバーメタリック」、そしてパール加飾のない白色の「ホワイト」が人気です。
スペック
エンジンは、658cc直列3気筒12バルブDOHC最高出力46ps(DXグレード)ボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,890mm(DXグレード)
燃費
ダイハツ ハイゼットカーゴのカタログ燃費(WLTCモード)は、2WD、4WDともに「14.9km/L」です。先代モデルとの比較
10代目(先代モデル):2004年~2021年「カーゴ」として初めてフルモデルチェンジを受けて登場したこの世代では、テールランプとリアのナンバープレートが、9代目までの分離式からリアバンパーにビルトインされたデザインに変更されています。
また、車内各所に収納スぺースを追加したり、積荷の形状・重さ・分量や用途に応じ荷室を自由にカスタマイズしたりできるユースフルナットやユーティリティホールを標準装備するなど、使い勝手の向上が図られています。
また、2005年8月には軽商用車としては初となるハイブリッドモデルが追加されました。
11代目(現行モデル):2021年~
実に17年ぶりのフルモデルチェンジを受けて登場したこの世代では、ダイハツおよびトヨタが生産する小型車の車づくり全体における新方針「DNGA」が、ワンボックスシャーシを持つ車種として初導入されています。これにより車体形状のスクエア化が進み、クラス最大級の積載スペースが確保されているのが特徴です。
また、軽キャブオーバーバンで初となるイージークローズ機能を備えた両側パワースライドドアが採用され、乗降性や荷物の積み下ろし安さが向上しています。
安全面では先代で設定された「スマアシ」が、ステレオカメラを採用した新世代型にアップデートされたうえで、全車標準装備となっています。
スズキ ワゴンR

スズキ ワゴンRの特長
ワゴンRは、スズキが1993年から製造と販売を手掛け、現在軽自動車市場で全盛を極めている軽トールワゴンです。ワゴンRが登場するまでの軽自動車は、背が低く乗降性が悪かったうえ車内空間が手狭でフル乗車すると息苦しさを覚えるほどでした。しかし、車高を高くとることで軽自動車の弱点を克服したワゴンRは、その後の軽自動車市場を根本から変えた革命的車種だと言えます。
スズキ ワゴンRの中古車相場
スズキ ワゴンR「ハイブリッドFX」を中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2017年式:30万円~152万円
2018年式:26万円~150万円
2019年式:35万円~150万円
2020年式:35万円~160万円
2021年式:75万円~157万円
2022年式:80万円~176万円
2023年式:84万円~162万円
2024年式:100万円~182万円
2025年式:107万円~159万円
スズキ ワゴンR「ハイブリッドFX」の中古車は、現時点で中古車市場に3,090台以上が流通しています。
ワゴンRは、軽自動車の代名詞ともいえる人気車種だけあって、中古車市場でも多くの車両が流通しています。そのため、予算や装備の希望に応じて幅広い選択肢から選べるのが魅力です。ただし、現行モデルとはいえ販売開始は2017年と、すでに数年が経過しています。特に低予算で購入を検討している場合は、車両の状態をしっかり確認することが大切です。
人気のボディカラー
スズキ ワゴンR「ハイブリッドFX」のボディカラーは、下記の10色が設定されていました。・フォギーブルーパールメタリック
・テラコッタピンクメタリック
・ダスクブルーメタリック
・フェニックスレッドパール
・シフォンアイボリーメタリック
・アーバンブラウンパールメタリック
・ホワイト
・ピュアホワイトパール
・シルキーシルバーメタリック
・ブルーイッシュブラックパール3
この中では、現行ワゴンRに設定されている3タイプ(ノーマル・カスタム・スティングレー)の全てに共通しており、パール加工された上品な白色の「ピュアホワイトパール」が一番人気です。
スペック
エンジンは、657cc直列3気筒12バルブDOHC最高出力49ps(ハイブリッドFX)ボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,650mm(ハイブリッドFX)
燃費
スズキ ワゴンRのカタログ燃費(WLTCモード)は、ハイブリッド・2WDモデルが「25.2km/L」で、ハイブリッド・4WDモデルが「24.2m/L」となっており、ガソリン・2WDモデルは「24.4km/L」、ガソリン・4WDモデルは「23.2km/L」です。先代モデルとの比較
5代目(先代モデル):2012年~2017年2012年にリリースされた5代目モデルには、減速時のエネルギーでオルタネーター(発電機)を稼働させ発電することで、ムダな燃料消費を抑える「エネチャージ」を採用しています。
また、エアコン使用時にエバポレーターに内蔵した蓄冷材を冷気で凍らせ、アイドリングがストップすると送風だけでも蓄冷材によって冷風が車内に吹き込み室内温度の上昇を防ぐ「エコクール」の導入、ハイテン鋼の使用と素材の見直しによる軽量化など、随所に「SUZUKI GREEN Technology」に基づく低燃費化技術や軽量化技術が詰め込まれているのが特徴です。
6代目(現行モデル):2017年~
通算5度目のフルモデルチェンジを受けて登場した現行6代目モデルは、新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を採用したことにより、ベースグレードの2WDモデルで比較すると先代モデルより20kg軽量化されています。
さらに、マイルドハイブリッドシステムを搭載したグレードを設定したり、エネチャージの進化系である「S-エネチャージ」を強化したうえで採用したりするなど、随所に低燃費性能向上を図る改良・変更がなされています。
また、「デュアルセンサーブレーキサポート」や「ハイビームアシスト機能」をスズキの軽自動車として初めて採用しているほか、走行状況や車両の状態、シフト位置や車速などを表示する「ヘッドアップディスプレイ」を搭載するなど、安全性や利便性を高める機能・装備が満載です。
ダイハツ ムーヴ

ダイハツ ムーヴの特長
ダイハツ ムーヴは、1995年に販売を開始した軽トールワゴンです。広い室内空間と取り回しの良さを兼ね備えた使い勝手の良いモデルとして、ライバル車であるワゴンRとともに人気を集めます。登場以来、燃費性能や安全装備の強化など、時代のニーズに応じた改良が重ねられ、豊富なグレード展開や「ムーヴカスタム」といった姉妹車も登場するなど、幅広いユーザーに親しまれてきました。
ダイハツ ムーヴは、ダイハツの主力車種となります。多彩なグレード展開や姉妹車「ムーヴカスタム」なども登場。
ダイハツを代表する車種として長年愛されてきたムーヴですが、2023年に生産が終了約28年にわたる歴史に幕を閉じました。
ダイハツ ムーヴの中古車相場
ダイハツ ムーヴ「L SAIII」を中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2017年式:39万円~110万円
2018年式:44万円~100万円
2019年式:38万円~125万円
2020年式:40万円~140万円
2021年式:88万円~120万円
2022年式:90万円~135万円
2023年式:98万円~130万円
ダイハツ ムーヴ「L SAIII」の中古車は、現時点で中古車市場に720台以上が流通しています。
最終モデルである6代目ムーヴのL SAIIIは、発売からすでに8年が経過しているため、流通量は豊富です。価格を重視したお手頃なモデルから、新車に近い状態の高年式車まで、幅広い選択肢から希望に合った一台を探せるでしょう。予算を抑えて購入を検討する場合は、車両の状態をしっかり確認することが重要です。
人気のボディカラー
ダイハツ ムーヴのボディカラーは、下記の10色が設定されています。・ダークエメラルドマイカ
・シャイニングホワイトパール
・ホワイト
・ファイアークォーツレッドメタリック
・スカイブルーメタリック
・ブライトシルバーメタリック
・プラムブラウンクリスタルマイカ
・レーザーブルークリスタルシャイン
・ライトローズメタリックマイカ
・ブラックマイカメタリック
この中では、ブラック・ホワイトと並び定番ですが、落ち着いた雰囲気が魅力で汚れや小傷が目立ちにくい「ブライトシルバーメタリック」が人気です。
スペック
エンジンは、658cc直列3気筒12バルブDOHC最高出力52ps(L SAIII)ボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,630mm(L SAIII)
燃費
ダイハツ ムーヴのカタログ燃費(WLTCモード)は、NA車の2WDモデルが「31.0km/L」、4WDモデルが「27.6km/L」です。ターボ車では、2WDモデルが「27.4km/L」、4WDモデルが「25.6km/L」となっています。先代モデルとの比較
5代目(先代モデル):2010年~2014年この世代は、流れるようなワンモーションスタイルだった4代目のデザインから3代目までのフロントウィンドウとボンネットとの間に段差がある、3代目モデルまでのスタイルに原点回帰しています。
サイズ的には車高がわずかに高くなった程度で先代とほぼ変わりませんが、改良されたKF型エンジンとCVTとの組み合わせにより、NA・ターボともに燃費性能が一回り向上しているのが特徴です。
6代目:2014年~2023年
6代目モデルでは、足回りの改良に加えてボディ骨格構造を根本から見直すことで、軽量化と高剛性の両立を実現。その結果、走行安定性や操縦性、耐久性、乗り心地といったクルマの基本性能が大きく向上しました。グレード体系では、カスタム系の最上級グレードとして「ハイパー」シリーズが追加されています。
また、デビュー当初から搭載されていた「スマートアシスト(通称スマアシ)」も、仕様変更やマイナーチェンジを経て改良。2015年4月には単眼カメラを追加した「スマアシII」へ、2017年8月にはステレオカメラを採用した「スマアシIII」へとアップグレードされ、安全性能は段階的に向上しています。
日産 デイズ

日産 デイズの特長
デイズは、日産が2013年6月から販売している軽トールワゴンです。日産と三菱が共同出資して設立した「NMKV」が開発を担当し、製造は初代モデルから現行モデルまで一貫して三菱が行っています。そのため、デザイン的にもメカニズム的にも日産と三菱が持つデザイン理論・ノウハウ・技術などが、バランス良く融合されているのが特徴です。
日産 デイズの中古車相場
日産 デイズにおいて最も多くの方から支持されている「Xグレード」を中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2019年式:46万円~150万円
2020年式:53万円~161万円
2021年式:67万円~155万円
2022年式:90万円~149万円
2023年式:95万円~185万円
2024年式:106万円~188万円
2025年式:123万円~175万円
日産 デイズ「Xグレード」の中古車は、現時点で中古車市場に1,520台以上が流通しています。デイズの中古車市場は、「50万円〜100万円」「100万円〜130万円」「130万円以上」の3つの価格帯に大きく分かれており、おおむね均等に分布しています。台数も多いため、予算に応じて自分に合った一台を選びやすいでしょう。
人気のボディカラー
日産 デイズ「Xグレード」のボディカラーは、下記のツートン3種、モノトーン8種の計11バリエーションが設定されています。【ツートン】
・ソルベブルー×ホワイトパール
・ホワイトパール×アッシュブラウン
・バブルガムピンク×フローズンバニラパール
【モノトーン】
・ホワイトパール
・スターリングシルバー
・スパークリングレッド
・アッシュブラウン
・ブラック
・シルキーライラック
・フローズンバニラパール
・ホワイト
この中では、光沢のある澄んだ白色の「ホワイトパール」、明るいシルバーの「スターリングシルバー」、重厚感のある黒色の「ブラック」が人気です。デイズは多彩なボディカラーが用意されているものの、実際の人気カラーは定番色が上位を占めています。
スペック
エンジンは、659cc直列3気筒DOHC最高出力52ps(Xグレード)ボディサイズは全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,650mm(Xグレード)
燃費
日産 デイズ「Xグレード」のカタログ燃費(WLTCモード)は、2WDモデルが「23.2km/L」で、4WDモデルが「21.0m/L」です。先代モデルとの比較
初代(先代モデル):2013年~2019年日産オッティの後継モデルとして2013年に登場した当初は、新開発の660cc直列3気筒DOHCエンジンを搭載するNAモデルのみでした。しかし、2か月後には同型のターボエンジンを搭載するモデルも追加され、いずれも副変速機付CVTである「エクストロニックCVT」と組み合わされています。
2代目(現行モデル):2019年~
2019年3月にフルモデルチェンジを受け登場した現行2代目モデルは、高速道路での渋滞走行や長時間の巡航走行において、アクセル・ブレーキ・ステアリングを車が自動で支援する「プロパイロット」を軽自動車として日本で初めて搭載しているのが最大の特徴です。
また、交通事故や急病など事故発生の危険がある時や緊急時に、専門オペレーターへのデータ通信と音声通話を行う「先進事故自動通報システムSOSコール」を搭載しているのも軽自動車として初のことです。
さらに、上級モデルである「ハイウェイスター」には、同社の人気ミニバンであるセレナにも採用されている「S-HYBRID」や、車速が13km/h以下になると作動する「停車前アイドリングストップ」が搭載されています。
※本記事は、2025年4月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
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