イベント
更新日:2026.06.22 / 掲載日:2026.06.22
都会で体験するディフェンダーの世界【DEFENDER URBAN EXPERIENCE】

文●内田俊一 写真●ユニット・コンパス
6月20日(土)~ 21日(日)にかけて、DEFENDER URBAN EXPERIENCEが新豊洲さくら広場(東京都江東区)にて開催された。ランドローバーディフェンダーのブランドの世界観と実力を体験できるイベントだ。
ディフェンダーの実力を発揮するアトラクション

都心の湾岸エリアでランドローバーディフェンダーを体験できるというと、単に一般道を走行するだけと思いがちだが、このイベントはその想像を大きく超えたものだった。
やはりディフェンダーといえば極限の走破性というイメージがあり、そこでは大きく2つのアトラクションが用意されていた。
ひとつはTWIN TERRAPOD(ツインテラポッド)と呼ばれるもので、高さ5m、最大傾斜43度の専用スロープをインストラクターの運転で体感できるもの。上りの最大傾斜角度は38度ほど。
インストラクターは車高を上げた110で、ローギアを選択。テレインレスポンスは泥・わだちを選択している。これはヒルディセントコントロールが自動でオンになるからだ。上りは空しか見えなくなるので、車載のオフロードカメラを見ながらスロープの両端を確認しつつ微速(スピードメーターが0km/hを示すほどの)で上り始める。
最大角度で一時停止しての再発進も、何のためらいもなく上り始めるのはさすがだ。そして頂上からの下りでは前述の通りヒルディセントコントロールが有効で最大40度ほどの下りを4km/hから5km/hほどでゆっくりと下りきった。
その登坂性能等を日常では味わうことはないだろうが、こういう実力が備わっているという安心感とともにワクワクするような冒険心に火がつきそうだ。

もうひとつはMINI TERRAPOD + SLIDE SLOPE(ミニテラポッド+バンク)だ。モーグル路とスロープを斜めに走行するものでインストラクターが助手席に乗り、自身の運転で体験できる。
試乗車はディフェンダー P300eだったが、これもセンタースクリーンに写されたカメラが有効で、路面に引かれた白線に沿ってそろそろと走らせれば全く問題なくクリアできる。
基本はクリープのままで、モーグル路でクルマが止まったら、そのときはどこかのタイヤが浮いてしまっている状態だ。そこで少しだけアクセルペダルを踏んであげればトラクションコントロールで脱出できる。その動きが自然なので、恐怖心は一切ない。
そしてバンクはおよそ20度の傾斜がつけられており、そこに片輪だけ乗せて通過するもの。ここもカメラに映るタイヤと白線を確認しながら進めば苦も無く通過できた。
そのオフロード性能は抜群なのは想定内だが、その乗り心地の良さには驚かされた。タイヤが浮いてから姿勢が変わって“着地する”際、大抵は少なからずショックを感じるもの。それがほとんどなくふわっとしなやかに着地するのだ。サスペンションストロークが長く取られていて、かつ、そのセッティングが抜群なのだろう。なによりもオフロードでドライバーが疲れてしまっては、注意力が散漫になり事故だけでなく、最悪は命につながりかねない。それを防ぐ目的なのである。

そのほかにもリングフェンスという本国のディフェンダートロフィーで行われる競技を模したものもある。これはクルマ1台分プラスアルファ程度の円形の中で180度ターンして戻ってくるというもの。本国では110で行われるそうだが、今回は90で、しかも本番よりも少し広いスペースで行われた。早い人では1分半ほどでこなすそうだ。
このように実際にディフェンダーを駆り実力を体験できるのは大いに魅力である。
家族で楽しめるアトラクションも

それであれば大人だけが楽しめるのかというとそうではない。DEFENDERミニカーライドはDEFENDERを忠実に再現したミニカーに乗り、本物のオフロード車を操るような気分を満喫できるもの。「小さな冒険者たちのドライビング体験を、家族で楽しめるでしょう」と主催者はいう。

また、スパルタンキッズ ミニレースチャレンジとして、4~14歳を対象とした障害物レースも開催。スパルタンレースは“走る・登る・這う・担ぐ”など全身を使い、楽しみながら自分の限界に挑むスポーツで、今回は子供を対象に安心して参加できるミニレースを実施。スパルタンレースにはジャガー・ランドローバー・ジャパンがパートナー企業として参画している。

そのほかにも公道試乗会も実施し、ここではディフェンダーラインナップの中でも究極の1台、オクタも用意され、ディフェンダーオーナーも含め積極的にハンドルを握っていた。
手軽に参加できるイベント

ディフェンダーのイベントは毎年1回、Destination Defenderというものを開催しており、こちらは全国の様々な場所で、ディフェンダーオーナーを中心に行われているが、Defender Urban Experienceは都市でディフェンダーを体感してもらおうというもの。都市部ということもあり来場もしやすく、より気軽にディフェンダーの世界観を楽しんでもらいたいという思いが込められている。

今回も周辺に様々な体験施設がある豊洲ということもあり、このイベントが目的で来場された方々以外にも、偶々そういった施設に見学に訪れた通りすがりの家族連れや、ペットとともに来場する姿が多く見られた。

このように、いきなりショールームに訪れたりせずとも、ディフェンダーを見て触って遊べて実力の一端を感じられる、手軽に参加できるイベントが開催されていることはとても喜ばしい。
ここで体験したことで、ディフェンダーのファンが増え、いつかオーナーになる日が来るかもしれないし、そうならなくてもその人の頭の中にはディフェンダーのイメージが明確に刻まれるからだ。機会があればこの世界を覗きに行ってみてはいかがだろうか。
ちなみに次回は大阪で開催される予定だ。今回同様予約不要、参加費は無料である。
DEFENDER URBAN EXPERIENCE
■ 日時
2026年7月4日(土)~ 5日(日)10:00~18:00
■ 会場
SHEEPATH PARK
南海線「泉大津駅」より徒歩10分