車のエンタメ
更新日:2018.11.14 / 掲載日:2018.03.15
海洋保護!? ランドローバーの試作車からサーフボードが生まれる!

今日ご紹介するのは、SUV専門ブランドとして知られるランドローバーが取り組んでいる個性的な環境保全の試みです。
自動車は量産される前の開発段階において、じつはさまざまな試作品を作っていきます。一般にこれらはモックアップと呼ばれ、初期のスタディモデルやエクステリアデザインを検討するためのプレゼンテーションモデル、または内部構造までを含めての検討に用いられるワーキングモデルなどと、段階に応じて呼び名が変わることもあります。
これらは量産車と比べれば数は限られていますが、モデルサイクルが短くなり、モデル展開も多様になっている昨今においては、かなりの数のモックアップが作られています。今回ランドローバーが挑戦するのは、役目を終えたこれらモックアップを材料にして、なんとサーフボードを作るというものです。果たして、それはどのようにして行われているのでしょうか。

まだ21歳というルーシー キャンベルさんは、英国ランキングNo.1のサーファーです。ランドローバー由来のボードをとても気に入ったご様子で、鮮やかなターンを決めています。
今日、海洋汚染の危機が叫ばれていますが、その原因のひとつがプラスチックの廃材といわれています。その多くは廃棄された工業製品とされ、自然を愛するブランドとして、ランドローバーは海の環境保全に貢献できる方法を探ってきました。使用済みの車両から材料を採取して、それでサーフボードを作り、きれいな海でサーフィンを楽しむ。なかなかロマンあふれる試みです。このプロジェクトは、今後も継続していくということなので、期待したいですね。