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タイヤ交換
更新日:2024.04.15 / 掲載日:2024.03.21

タイヤ交換の組み換えとは?特徴、メリット・デメリット、費用を解説

タイヤ交換には、タイヤ・ホイールをセットで交換する「履き替え」と、タイヤ部分のみを交換する「タイヤ組み換え」があります。この記事では、それぞれのタイヤ交換方法の特徴、メリット・デメリット、費用などを解説します。

1. タイヤ交換の組み換え・履き替えの違い

冒頭でも紹介したように、タイヤ交換における履き替えと組み替えには大きな違いがあります。タイヤ組み換えは「ホイールは残してタイヤのゴム部分のみを交換する」ことを、履き替えは「タイヤとホイールをセットで交換する」ことを意味しています。一方例えば、タイヤ交換時に新しいタイヤの「ゴム部分のみ」を購入して、ホイールについた古いタイヤと交換することが「タイヤ組み換え」に該当します。

2. タイヤ組み換えのメリット・デメリット

一方で、タイヤの組み換えには次のようなメリット・デメリットがあります。

(1)メリット:購入費用を抑えられる、持ち運びが楽

タイヤ組み換えのメリットは、タイヤ交換時に新たにホイールを購入する必要がないという点にあります。作業時間は作業代は履き替えの方が安いですが、トータルの費用では組み換えの方が抑えられる……というケースも珍しくありません。タイヤにホイールを装着していないため、保管や持ち運びが楽になるという点もポイントです。

(2) デメリット:タイヤを痛めるかも 専用の工具が必要、DIYは難しい

タイヤ組み換えでは、ホイールに新しいタイヤを取り付ける作業において、「タイヤチェンジャー」という専用の工具を使用します。こうした工具を使わずにタイヤを交換すると、タイヤやホイールを傷つけてしまう可能性があります。また、ノーマルタイヤからスタッドレスタイヤへの入れ替え回数が多いとタイヤを痛める可能性が高くなります。

またタイヤ組み換え時には、車がなめらかに走行できるよう、タイヤ・ホイールの重さを均等にする「ホイールバランス調整」も必要です。以上の点から、タイヤ組み換えをDIYで行うのは非常に困難であるため、店舗に依頼することをおすすめします。

タイヤ組み換えを行うときに用いられる工具「タイヤチェンジャー」

3. タイヤ履き替えのメリット・デメリット

履き替えと組み換えには、それぞれどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?例えば履き替えのメリット・デメリットには、次のようなポイントが挙げられます。

(1) メリット:作業時間が短い、作業代が安い、保管しやすい

タイヤ履き替えは、ホイール・タイヤをセットで交換します。タイヤの組み換えでは、一度ホイールからタイヤを外し、新たなタイヤに付け替える作業が必要です。

タイヤ履き替えはこの作業が不要であるため、作業時間を組み換えより短縮できます。実際に、タイヤ組み換えの作業にかかる時間がトータル1時間に対して、タイヤ履き替えは30分程度で作業できます(実際の時間は店舗によって異なります)。作業の手間が少ない分、作業代も安価に抑えられるのも嬉しいポイントです。

また、履き替えの場合はタイヤをホイールに装着したまま保管するため、タイヤを保管するときに形状を保ちやすいというメリットもあります。

(2) デメリット:ホイール代がかかる、重い

タイヤ履き替えのデメリットは、タイヤ交換時にタイヤとホイールの両方を購入する必要があるという点にあります。タイヤ交換の費用は組み換えより抑えられる一方で、ホイールの購入費用によっては「組み換えより確実にリーズナブル!」とは言い切れません。

また、ホイールは1つあたり約10kg(16インチタイヤの場合)と重いため、保管や持ち運びに大きな負担となります。

4. タイヤ組み換えの作業手順

タイヤの組み換えは、一般的に以下の手順で行われます。

1.車からタイヤ・ホイールを取り外す
2.古いタイヤを取り外す(エアバルブを交換する)
3.新しいタイヤを取り付ける
4.空気を入れてホイールバランスを調整する
5.空気の漏れを点検して車に取り付ける

(1)車からタイヤ・ホイールを取り外す

まずは車からタイヤを取り外します。店舗ではリフトという機械を使いますが、車高が低すぎるとジャッキアップでの作業を行うか、作業そのものを断られてしまうことがあるため注意してください。

(2)古いタイヤを取り外す(エアバルブを交換する)

エアバルブにある「バルブコア」という部品を取り外し、タイヤの空気を抜きます。その後、タイヤチェンジャーでホイールから古いタイヤを取り外します。エアバルブが劣化していて空気漏れの危険性がある場合、エアバルブの交換も行います。

(3)新しいタイヤを取り付ける

タイヤチェンジャーを用いて、ホイールに新しいタイヤを取り付けます。取り付けやすくなるよう、タイヤクリームなどを使用します。

(4)空気を入れてホイールバランスを調整する

タイヤに空気を入れた後、ホイールバランス調整を行います。タイヤバランサーとカウンターウェイトという専用の道具を使って、タイヤの重心の偏りを解消して、走行時の安定性を確保できるようにします。

ホイールバランスの調整を行っている様子

(5)空気の漏れを点検して車に取り付ける

タイヤとホイールの接合部や、エアバルブから空気が漏れていないかをチェックします。問題ないことが確認できたら、タイヤ・ホイールを車に取り付けます。

5. タイヤ交換の費用比較

タイヤ交換は主に、ガソリンスタンド、ディーラー、タイヤ専門店、カー用品店、自動車整備工場などにそれぞれ依頼できます。それぞれの店舗における、タイヤ履き替え・組み換えそれぞれの一般的な費用は次の通りです。

※費用はすべて「4本合計の交換費用」で計算しています。タイヤ交換の費用は、タイヤのサイズや地域、店舗によって大きく異なるため、実際の料金はお近くの店舗に問い合わせてみましょう。

店舗の種類タイヤ履き替えの費用タイヤ組み換えの費用
ガソリンスタンド4,000円〜8,000円〜
ディーラー4,000円〜8,000円〜
タイヤ専門店3,000円〜6,000円〜
カー用品店3,000円〜6,000円〜
自動車整備工場4,000円〜8,000円〜

参考:https://www.goo-net.com/pit/magazine/fitting/tire/28895/

組み換えはタイヤの履き替えと組み換えが1セットとなるため、どの業者に依頼しても料金は高くなる傾向にあります。新品のタイヤ代・ホイール代と比較して、総合的なコスパを判断しましょう。

なお、車検や12ヶ月点検などでタイヤを外す作業が必要となりますが、そのときにタイヤ交換を依頼すると、履き替え料が無料になるケースもあります。

6. 組み換えにおけるタイヤ持ち込みの注意点

タイヤ交換では、インターネット通販や他店舗で購入したタイヤを持ち込んで、交換作業のみを依頼するケースもあります。ネット通販などでタイヤを安く購入できれば、その分タイヤ交換の費用をトータルで抑えることもできるでしょう。

こうした持ち込みタイヤの交換作業を受け付けているかは、店舗によって異なります。店舗に問い合わせたりWebサイトを訪問したりして、事前に持ち込みのタイヤ交換に対応しているか事前に確認しておきましょう。

ただし、多くの店舗では自店舗でのタイヤ購入+交換の料金プランを割安に設定しており、持ち込みの場合は交換費用が高くなる傾向にあります(持ち込み料が追加でかかる店舗もあります)。持ち込みに対応しているかを調べるのと平行して、どのくらいの費用がかかるかも確認しておきましょう。

7. タイヤ交換でお悩みの人はグーネットピットへご相談ください

タイヤ交換には、タイヤだけを交換する「組み換え」と、タイヤ・ホイールをまるごと交換する「履き替え」との2つがあることを解説しました。組み換えと履き替えにはどちらもメリット・デメリットがあるため、両者の違いを理解した上で、自分に適した交換方法を選びましょう。

タイヤ交換でお悩みの場合は、ぜひグーネットピットへご相談ください。プロのスタッフが、疑問点を解消できるように丁寧に対応いたします。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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