故障・修理
更新日:2022.02.25 / 掲載日:2022.02.25
DIY“俺”バイク製作記【VOL35】
手作りのセパハン&バックステップで、乗車ポジションはいい感じに仕上がった。が、しかし。フロント足回りをエイプにスワップしたことでフロントフォークが長くなりフレームが前上がりに⁉ これを修正するため、今回はスイングアームを延長する。
●文:オートメカニック編集部(鈴木伸一)
●写真:飛澤 慎
重なり面を角度を合わせて斜めにカットする
削り込み用のパイプ型紙をφ16㎜パイプに重ね、重なり始め位置と削り込むライン(重なり面)を記入。対面側に削り込みラインを転写する。カット刃をセットしたディスクサンダーで、カットラインに沿ってパイプ端を斜めに削り落とす。リューターで切断面に残ったバリを落としつつおおまかに形を整える。パイプを重ねて収まり具合を確認。重ねたパイプの端面とカット面がほぼ平行になるよう、削り込み面の形状を整える。
微調整して型紙に合致させる
切り離したパイプ型紙をテープで接続してパイプを重ねた面にあてがい、傾斜角度が型紙と合致するか確認。削り込み面を削って傾斜角を調整する。型紙をあてがって仕上がりを確認。ほぼ合致したところで切断面に残ったバリをリューターで落としつつ形を整え、型紙にピッタリ合致するよう微調整する。
完成した削り込み面の型紙を製作する
完成したパイプ削り込み面に紙を巻き付ける。緩まないよう2〜3周キッチリ巻き付け、テープを貼って固定する。濃いめの鉛筆(2B)で石ずりして削り込み面の形状を写し取る。パイプからまっすぐ引き抜き、転写した削り込み面をハサミでカット。これを型紙にしてアーム反対側用の延長パイプの削り込み加工を行う。
パイプを組み合わせて仮留めする
削り込み加工したパイプを万力に固定。パイプ型紙を側面に重ね、削り込み面の傾斜を合致させたところでテープで仮固定する。適当な長さにカットしたパイプを組み合わせ、型紙の傾斜に合致させてマグネットで固定。重なり始め面を点溶接して仮固定する。
取材で毎回お世話になっているのが「表現工房」さんだ
表現工房 八王子作業所・事務所
モノ作り教室を開催している「表現工房」の本拠地は東京都八王子市の「八王子作業所」で、幹線道路に面した路地の突き当たりにある。
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