故障・修理
更新日:2023.12.27 / 掲載日:2023.12.27
DATSUN「フェアレディ」再起動!!【VOL.42】
無事(?)に試運転を終えて、ついに最終チェックまでたどり着いた、我がフェアレディちゃん。だが、ハリーガレージに帰ってきたのも束の間、クルマのあちらこちらに問題が発覚。まだまだやることはたくさんありそうです……。ハリー氏は、どこまで追い込むことができるのでしょうか?
●文&写真:ハリー山崎
前回、曲がりなりにもなんとか試走まではクリア。さてさて、一応最終確認という段階ではありますが、不安でいっぱいなのが正直なキモチ。。
オルタネーター側もNG。ここもしっかり見なければ
オルタネーターに接続するコネクターの状態も最悪。オルタネーターやレギュレーターの配線もヒューズで守られていないので、ショートすると超危険だ。たかが12Vだがショートすると一気に配線を燃やすパワーはある。
信頼できそうなBMWの電源線を流用することに
ガレージに余っていた、BMWのバッテリーとスターターを結ぶ電源線を流用することに。大電流が流れるスターターとバッテリー間は、ヒューズ装着が難しいので、配線の被膜が擦れて摩耗しないように注意して取り付ける。
摩擦しそうな部分をコルゲートチューブで保護
振動するエンジンに接続する車体側配線の取り付け部分は、摩耗のリスクがあるのでコルゲートチューブで保護する。キーオフ時でも通電する配線のショート事故は、絶対に避けねばならない。オルタネーターのコネクターは、汎用品でリカバリーできた。
不具合部分を補修してガスケットは再利用
ガスケットのダメージ箇所と冷却水通路周辺には液体ガスケットを塗布。今回はガスケットを再利用することにした。ヘッド側のスタッドボルトを軽く修正し、インマニの取り付けボルトを確実に締め付ける。
謎の白煙はなんとか解消!エンジンはこれでイケそう
謎の白煙(水蒸気)はなんとか解消。インマニガスケットからのエア漏れ問題も解決したことで、ヘッドカバー上にコップを乗せても落ちないほどにアイドルが安定した。エンジンの信頼性はグッと高まったような気がします。
次号の予告!
車内の配線類の劣化ぶりに心が凹みそう……
次回は本格的な配線メンテに挑みます!