故障・修理
更新日:2023.10.24 / 掲載日:2023.10.24

SUBARUサンバーを快走仕様!「サスペンション交換と猛暑トラブル」5

ようやく秋が深まってメンテしやすい季節……になってはきたけれど、今年はとにかく暑い期間が長すぎた。夏は過ぎ去ったはずなのに10月初旬だと、ちょっと外で野良メンテしようものなら汗が吹き出して止まらない。身体にも悪いが車にだって物凄い負担になってることは確実。エアコンが効かなくなって当たり前の気温にサスペンション交換と、そして泣きたくなるタイミングで次から次へとトラブル連発なのだ。

■ Photo&Text Masahiro Kan 

SUBARU サンバー 2007年式LE-TV1
SUBARU サンバー 1995年式V-KV3

KVのワイパー作動が遅くなってドライでは作動しない時も

 KV3が我が家にドナドナされてきた時から、雨降りの時にワイパースイッチをLにした時「やけに作動が遅いなぁ」とは感じていた。

 時代背景もあるのでこんなもんかなと思っていたが、何かのきっかけで晴れの日にワイパースイッチに触れた時にグググゴゴゴという感じでワイパーが引っかかるような感じでゆっくり動いたのだ。

 どちらかというとあまり嬉しくない動きだ。

 ワイパーアームを立てて無負荷で作動させるとそれなりに動くし、フロントガラスに水滴があったりウォッシャー併用だととりあえず作動してくれていた。

 それでも動きが遅いなぁ、とは思っていて、リンクのグリス切れかモーターがヘタってトルクが無くなっているんじゃないかなとは感じていたのだ。

 このところの猛暑に合わせるように発生するゲリラ豪雨。

 その線状降水帯の直下だと普通に作動するワイパーでさえ全開でも追いつかない時がある。実はKV3でそれに遭遇したのだ。

 強烈な雨シャワーがフロントガラスには当たるので、それなりにワイパーは動くのだが、スイッチ全開でもとにかく遅い。

 雨の方が先にやってくる感じで、撥水剤を塗ってはあるものの、完全な前方視界不良を体験してしまった。

接点が真っ黒!焼け焦げた接点を観察すると、導通はあるものの、かなり不安定で、接触抵抗が大幅に増大していることが判明。交換前提で磨くか!
耐水サンドペーパーを細長く切って二つ折り、接点の両側を同時に磨いてカーボンを落とす。手持ちの関係で#400から。この後、#600→#800で磨き倒す。
接点は開いているので、閉じる方向にピックツールなどで軽く押して両方を一気に磨く。ポイント磨きの経験ある人なら容易。
【正常な個体】外した正常な状態のリレーに12Vを印加して接点抵抗を見ると0.2Ω程度。本来は0Ωなのだが、導通試験ではブザーが鳴るのでOK。
【修復した個体】磨く前は導通も怪しかったが、きれいに磨いてパーツクリーナーで洗浄後に測定したら、正常リレーと全く変わらない数値に戻った。

外したリレーをマーキング通りに戻し、蓋を閉めずにエンジンを始動してエアコンチェック。もしダメならリレーは交換だ。
しばらくエアコン全開で作動チェックをしたが、気ままなオンーオフ症状は発生せず、グングン冷えてくれるようになったのでOK。
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