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更新日:2021.01.01 / 掲載日:2021.01.01

エコタイヤの燃費効果はどれくらいあるのか

エコタイヤという言葉をよく耳にしますが、一体どのような性能や構造になっているのかご存知でしょうか?また、エコタイヤは燃費が良いと耳にしたことがある方も多いと思いますが、実際にはどれくらいの省燃費効果があるのでしょう?

エコタイヤの燃費効果とは

エコタイヤの燃費効果とは

エコタイヤを簡単に説明すると、車の燃費が向上する効果があるタイヤです。なぜ、エコタイヤにすると燃費が良くなるのでしょうか?それはエコタイヤが、路面との摩擦によって起こる、転がり抵抗が小さい(低い)ことに関係しています。転がり抵抗が小さいということは、少ない燃料でより遠くまで走れるということなので、普通のタイヤで走るより燃費が良くなると言えます。さらに少ない燃料でより遠くまで走行できるので、普通のタイヤで走行するのと比べ、使用する燃料も少なくなるため、CO2排出量を抑える効果もあります。

エコタイヤを選ぶ際のポイント

エコタイヤには、必ずその性能を示すラベルが貼ってあります。このラベルには濡れた路面でのグリップ力(ウェットグリップ性能)や、転がり抵抗性能などの情報を示すマークが書かれており、以下のアルファベットで表示されています。

転がり抵抗性能

  • AAA … 6.5以下
  • AA … 6.6~7.7
  • A … 7.8~9.0
  • B … 9.1~10.5
  • C … 10.6~12.0

ウェットグリップ性能

  • a … 155以上
  • b … 140~154
  • c … 125~139
  • d … 110~124

AAA表示のタイヤが最も転がり抵抗が低く、燃費が良くなると言えますが、一方で、ウェット路面での制動距離が伸びる(グリップ力が悪い)傾向にあります。逆にウェットグリップ性能が良いタイヤを選ぶと、転がり抵抗が高くなる傾向にあるので、どちらか一方を求めすぎず自車の走行シーンに併せたバランスの良いエコタイヤを選ぶことがおすすめです。また、エコタイヤのサイズによっても転がり抵抗の数値が変わってきますので、購入前にタイヤメーカーのホームページなどで確認しておくと良いでしょう。エコタイヤを上手に活用することで、燃費向上や環境対策にもつながります。ウェットグリップ性能や転がり抵抗性能をよく確認し、タイヤの専門家などにも相談しながら選ぶようにしましょう。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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