車検・点検・メンテナンス
更新日:2025.01.22 / 掲載日:2025.01.22
ホンダ フィットの車検費用相場はいくら?業者別比較と安く済ませるコツ

フィットは燃費のよさや運転のしやすさ、価格の手頃さで人気のコンパクトカーです。しかし、車検費用はどれくらいかかるのか、不安に思う人も多いのではないでしょうか。
この記事では、フィットの車検費用相場を業者別にくわしく比較していきます。
車検費用を安くおさえるためのコツも紹介しますので、車検業者選びの参考になれば幸いです。
1. 車検費用は法定費用と非法定費用に分かれる
車検費用は、法律で定められている「法定費用」と、車検業者によって価格設定が異なる「非法定費用」の2種類に分けられます。
ここでは、それぞれの費用の詳細と違いについてご紹介します。あわせて、ガソリン車とハイブリッド車の費用の違いについても紹介しましょう。
(1) 法定費用と非法定費用の違い
法定費用とは、法律で定められている税金や保険料のことで、どこで車検を受けても金額は一律です。
具体的には、以下の3つの費用が法定費用に該当します。
項目 | 説明 |
---|---|
自賠責保険料 | 車を運転するうえで加入が義務付けられている保険。車検時に次の車検までの保険料を支払う(24カ月または25カ月)。 |
自動車重量税 | 車の重量に応じて定められている税金。エコカー減税の対象か、新規登録時からの経過年数によって金額が変動する。 |
印紙代 | 車検を受ける際に必要。受検する工場が指定工場か、認証工場かで金額が異なる。 |
一方、非法定費用は車検業者が価格設定するため、車検業者によって価格が異なり、業者ごとに価格差が生じます。
具体的には、以下の2つの費用が非法定費用に該当します。
車検基本料 | 車検業者による点検・検査作業、代行手数料などの費用。業者によって技術料や人件費などが異なるため、価格差が生じる。 |
---|---|
部品交換代 | 消耗部品や劣化部品の交換が必要な場合にかかる費用。車の状態や走行距離によって交換が必要な部品は異なり、費用も大きく変わる。 |
法定費用と非法定費用については、下記の記事で詳細を解説していますので、こちらをご覧ください。
(2) ガソリン車とハイブリッド車の費用の違い
ガソリン車とハイブリッド車の車検費用には、法定費用と非法定費用の両方に違いがあります。
①法定費用|ガソリン車とハイブリッド車の違い
エコカー減税の対象となるハイブリッド車は、ガソリン車と比べて自動車重量税が安くなります。
フィットの具体的な金額は、以下のとおりです。
区分 | 新規登録時(新車購入時など) | 継続検査 |
---|---|---|
ガソリン車 | 30,000円 | 24,600円 |
ハイブリッド車 | 免税 | 15,000円 |
参照:エコカー減税対象車一覧表/本田技研工業 p.2-3丨日本自動車工業会
参照:令和5年度税制改正に伴う自動車重量税の税額の基本的な考え方(フローチャート) その1 p.6|国土交通省
②非法定費用|ガソリン車とハイブリッド車の違い
ハイブリッド車は、ガソリン車に比べて、モーター、バッテリー、制御装置といった部品が追加で搭載されています。
これらの部品は比較的高価なため、これらの部品を交換する場合は、ガソリン車よりも部品交換代などの整備費用が高額になるでしょう。
とくに、アイドリングストップ機能を搭載している場合、バッテリーは専用品を使用しているため、交換費用がより高額になります。
2. ホンダ フィットの車検費用相場【業者別】

ここでは、フィットの車検費用相場と各業者の特徴をご紹介します。
車検業者によって車検費用と特徴は異なるため、事前に把握しておくことが大切です。どこで車検を受けるか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。
業者 | エコカー対象の場合 | 新規登録から13年未満車の場合 | 新規登録から13年経過している場合 | 新規登録から18年経過している場合 |
---|---|---|---|---|
ディーラー | 約64,000〜84,000円 | 約74,000〜94,000円 | 約83,000〜103,000円 | 約87,000〜107,000円 |
車検専門店 | 約44,000〜60,000円 | 約54,000〜69,900円 | 約63,000〜78,000円 | 約67,000〜82,000円 |
カー用品店 | 約54,000〜64,000円 | 約64,000〜74,000円 | 約73,000〜83,000円 | 約77,000〜87,000円 |
ガソリンスタンド | 約54,000〜64,000円 | 約64,000〜74,000円 | 約73,000〜83,000円 | 約77,000〜87,000円 |
民間整備工場 | 約54,000〜74,000円 | 約64,000〜84,000円 | 約73,000〜93,000円 | 約77,000〜97,000円 |
(1) ディーラー
フィットの車検をディーラーで受ける際の、メリットとデメリット、車検費用の相場をくわしくご紹介しましょう。
①フィットの車検をディーラーで受けるメリット
フィットの車検をディーラーで受けるメリットは、以下の3つです。
安心の専門性
フィットを熟知したホンダの専門整備士が点検・整備するため、安心感が高く、質の高いサービスを受けられます。整備内容の説明も丁寧で、疑問や不安にもしっかり対応してもらえるでしょう。
純正部品の使用と整備記録の保管
純正部品を使用し、整備記録もきちんと保管してくれることで車両の状態を良好に保ち、将来の売却時にも有利に働く可能性があります。
新車保証の維持
新車保証期間中の場合、ディーラーで車検を受けることで保証が維持されます。
②フィットの車検をディーラーで受けるデメリット
フィットの車検をディーラーで受けるデメリットは、以下の2つです。
費用が高額になりやすい
ディーラーはサービスレベルが高いため、人件費や設備維持費などのコストが上乗せされ、車検費用は割高になりがちです。車検を通すための必要最低限の整備で済ませたい場合は、費用面で負担が大きくなる可能性があります。
過剰整備の可能性
ディーラーによっては、必要以上の整備を提案されるケースもあるため、事前にしっかりと見積もり内容を確認し、不明な点は質問することが重要です。
③ディーラーをおすすめする人
以下のようなユーザーには、ディーラーをおすすめします。
・車の整備に関する知識があまりなく、専門家に任せたい人
・安心・安全を最優先し、費用よりも質の高いサービスを求める人
・新車購入後、初回の車検で保証を維持したい人
・車を長く乗り続けたいと考えており、定期的なメンテナンスを重視する人
④ディーラー車検の費用相場
ディーラーで車検を受ける場合、車検費用相場の詳細は以下の表のとおりです。
区分 | エコカー減税対象 | 新規登録から13年未満 | 新規登録から13年経過 | 新規登録から18年経過 |
---|---|---|---|---|
自賠責保険料 | 17,650円 | 17,650円 | 17,650円 | 17,650円 |
自動車重量税 | 15,000円 | 24,600円 | 34,200円 | 37,800円 |
印紙代 | 1,600円 | 1,600円 | 1,600円 | 1,600円 |
車検基本料 | 30,000〜50,000円 | 30,000〜50,000円 | 30,000〜50,000円 | 30,000〜50,000円 |
合計 | 64,250〜84,250円 | 73,850〜93,850円 | 83,450〜103,450円 | 87,050〜107,050円 |
(2) 車検専門店
フィットの車検を車検専門店で受ける際の、メリットとデメリット、車検費用の相場をくわしくご紹介します。
①フィットの車検を車検専門店で受けるメリット
フィットの車検を車検専門店で受けるメリットは、以下の2つです。
費用が安価
車検専門店の最大のメリットは、ディーラーと比べて費用を安くおさえられることです。車検そのものに特化し、余分なサービスを省くことでコストカットを実現しています。上記表の通り、ディーラーと比較して数万円単位で費用が安くなる可能性があります。
スピーディーな対応
多くの車検専門店が即日対応を可能としています。そのため、時間の制約が厳しい人や、迅速に車検を済ませたい人にとって非常に便利です。
②フィットの車検を車検専門店で受けるデメリット
フィットの車検を車検専門店で受けるデメリットは、以下の2つです。
整備内容の限定
車検を通すための、必要最低限の整備に重点を置いています。ディーラーのような追加整備や、車検に直接関係のない整備は控える傾向があります。そのため、複雑な修理や予防的な整備が必要な場合は、別途整備工場に依頼する必要があるかもしれません。
アフターフォローの不足
ディーラーと比較して、アフターフォロー体制が整っていない場合もあります。車検後の不具合やトラブル発生時の対応について、事前に確認しておきましょう。
③車検専門店をおすすめする人
以下のようなユーザーには、車検専門店をおすすめします。
・車検費用を少しでも安く済ませたい人
・短時間で車検を終わらせたい人
・日頃から自分でメンテナンスしていて、必要最低限の整備で十分な人
④車検専門店の費用相場
車検専門店で車検を受ける場合、車検費用相場の詳細は以下の表のとおりです。
項目 | エコカー減税対象 | 新規登録から13年未満 | 新規登録から13年経過 | 新規登録から18年経過 |
---|---|---|---|---|
自賠責保険料 | 17,650円 | 17,650円 | 17,650円 | 17,650円 |
自動車重量税 | 15,000円 | 24,600円 | 34,200円 | 37,800円 |
印紙代 | 1,600円 | 1,600円 | 1,600円 | 1,600円 |
車検基本料 | 10,000〜25,000円 | 10,000〜25,000円 | 10,000〜25,000円 | 10,000〜25,000円 |
合計 | 44,250〜59,250円 | 53,850〜68,850円 | 63,450〜78,450円 | 67,050〜82,050円 |
(3) カー用品店
フィットの車検をカー用品店で受ける際の、メリットとデメリット、車検費用の相場をくわしくご紹介します。
①フィットの車検をカー用品店で受けるメリット
フィットの車検をカー用品店で受けるメリットは、以下の3つです。
利便性が高い
オイル交換やタイヤ交換などで普段から利用している人にとって、便利で気軽に相談しやすい点がメリットです。馴染みのスタッフがいる場合は、より安心して任せられるでしょう。
部品の選択肢が豊富
純正部品以外にも多くの種類を取り扱っているため、予算やニーズに合わせて部品を選択できます。純正部品より安価な社外品を使用することで、部品交換費用をおさえられます。
費用が比較的安価
ディーラーと比較して、車検費用を比較的安くおさえられます。ただし、これは選択する部品や整備内容によって変動します。
②フィットの車検をカー用品店で受けるデメリット
フィットの車検をカー用品店で受けるデメリットは、以下の3つです。
車検に時間がかかる
併設の整備工場がないカー用品店の場合、提携工場に車を移動させて車検するため、時間がかかる場合があります。事前に確認し、余裕を持ったスケジュールを立てるようにしましょう。
整備の質にばらつきがある
店舗によって整備士の技術力や経験に差があるため、整備の質にばらつきが生じる可能性があります。事前に口コミや評判を確認したり、整備内容についてくわしく質問したりするなど、慎重に業者を選ぶことが重要です。
アフターフォローが不足している
ディーラーと比較して、アフターフォロー体制が整っていない場合があります。車検後の不具合やトラブル発生時の対応について、事前に確認しておきましょう。
③カー用品店車検をおすすめする人
以下のようなユーザーには、カー用品店をおすすめします。
・車検費用をできる限りおさえたいと考えている人
・馴染みのカー用品店があり、気軽に相談しやすい環境を重視する人
・純正部品だけでなく、社外部品などから選びたい人
④カー用品店車検の費用相場
カー用品店で車検を受ける場合、車検費用相場の詳細は以下の表のとおりです。
項目 | エコカー減税対象 | 新規登録から13年未満 | 新規登録から13年経過 | 新規登録から18年経過 |
---|---|---|---|---|
自賠責保険料 | 17,650円 | 17,650円 | 17,650円 | 17,650円 |
自動車重量税 | 15,000円 | 24,600円 | 34,200円 | 37,800円 |
印紙代 | 1,600円 | 1,600円 | 1,600円 | 1,600円 |
車検基本料 | 20,000〜30,000円 | 20,000〜30,000円 | 20,000〜30,000円 | 20,000〜30,000円 |
合計 | 54,250〜64,250円 | 63,850〜73,850円 | 73,450〜83,450円 | 77,050〜87,050円 |
(4) ガソリンスタンド
フィットの車検をガソリンスタンドで受ける際の、メリットとデメリット、車検費用の相場をくわしくご紹介します。
①フィットの車検をガソリンスタンドで受けるメリット
フィットの車検をガソリンスタンドで受けるメリットは、以下の3つです。
利便性が高い
普段から給油や洗車などで利用している人にとって、便利で気軽に相談しやすい点がメリットです。営業時間が比較的長く、利用しやすい点も魅力です。
費用が比較的安価
ディーラーと比較して、車検費用を安くおさえられる傾向があります。ただし、これは選択する部品や整備内容によって変動します。
特典が付く場合がある
ガソリン割引クーポンなどの特典が付く場合があります。
②フィットの車検をガソリンスタンドで受けるデメリット
フィットの車検をガソリンスタンドで受けるデメリットは、以下の3つです。
車検に時間がかかる
すべてのガソリンスタンドに車検設備が整っているわけではありません。併設の整備工場がないガソリンスタンドの場合、提携工場に車を移動させて車検するため、時間がかかる場合があります。事前に確認し、余裕を持ったスケジュールを立てるようにしましょう。
整備の質にばらつきがある
店舗によって整備士の技術力や経験に差があるため、整備の質にばらつきが生じる可能性があります。実績や評判を確認し、信頼して依頼できるかを確認しましょう。
アフターフォローが不足している
車検後の不具合やトラブルに対する保証が短い可能性があります。車検後の保証が不十分な場合があるため、事前に確認することが重要です。
③ガソリンスタンド車検をおすすめする人
以下のようなユーザーには、ガソリンスタンドをおすすめします。
・車検費用をできるだけ安くおさえたい人
・普段から利用しているガソリンスタンドがある人
・給油や洗車のついでに車検の相談をしたい人
④ガソリンスタンド車検の費用相場
ガソリンスタンドで車検を受ける場合、車検費用相場の詳細は以下の表のとおりです。
項目 | エコカー減税対象 | 新規登録から13年未満 | 新規登録から13年経過 | 新規登録から18年経過 |
---|---|---|---|---|
自賠責保険料 | 17,650円 | 17,650円 | 17,650円 | 17,650円 |
自動車重量税 | 15,000円 | 24,600円 | 34,200円 | 37,800円 |
印紙代 | 1,600円 | 1,600円 | 1,600円 | 1,600円 |
車検基本料 | 20,000〜30,000円 | 20,000〜30,000円 | 20,000〜30,000円 | 20,000〜30,000円 |
合計 | 54,250〜64,250円 | 63,850〜73,850円 | 73,450〜83,450円 | 77,050〜87,050円 |
(5) 民間整備工場
フィットの車検を民間整備工場で受ける際の、メリットとデメリット、車検費用の相場をくわしくご紹介します。
①フィットの車検を民間整備工場で受ける際のメリット
フィットの車検を民間整備工場で受ける際のメリットは、以下の3つです。
費用が比較的安価
ディーラーのような大規模な設備投資や人件費がかからないため、車検費用は比較的安くおさえられるでしょう。
専門性の高さ
民間整備工場は、特定のメーカーに縛られず、さまざまな車種の整備に対応しています。そのため、豊富な整備経験を持つ整備士が多く、専門性の高い整備を受けられる可能性があります。
柔軟な対応
車検を通すための必要最低限の整備だけでなく、予防的な整備やカスタムなど、希望に合わせた整備プランを提案してくれるでしょう。親身な相談や手厚いフォローを受けられることもあります。
②フィットの車検を民間整備工場で受ける際のデメリット
フィットの車検を民間整備工場で受ける際のデメリットは、以下の3つです。
整備の質にばらつきがある
工場によって整備士の技術力や経験に差があるため、整備の質にばらつきが生じる可能性があります。信頼できる工場を見つけるためには、事前の口コミや評判の確認が重要です。
設備の不足
小規模な工場の場合、最新設備が整っていない場合があります。特殊な修理や高度な診断が必要な場合は、対応できない可能性もあるため、事前に確認しておきましょう。
営業時間の制約
平日のみ営業で、土日祝日は休業している場合があります。そのため、土日祝日に車検を依頼したい人は、利用しにくい可能性があります。
③民間整備工場車検をおすすめする人
以下のようなユーザーには、カー用品店をおすすめします。
・車検費用をできる限りおさえたい人
・顔なじみの整備士に任せたい人
・自分の希望にあわせた柔軟な対応を希望する人
④民間整備工場車検の費用相場
民間整備工場で車検を受ける場合、車検費用相場の詳細は以下の表のとおりです。
費用項目 | エコカー減税対象 | 新規登録から13年未満 | 新規登録から13年経過 | 新規登録から18年経過 |
---|---|---|---|---|
自賠責保険料 | 17,650円 | 17,650円 | 17,650円 | 17,650円 |
自動車重量税 | 15,000円 | 24,600円 | 34,200円 | 37,800円 |
印紙代 | 1,600円 | 1,600円 | 1,600円 | 1,600円 |
車検基本料 | 20,000〜40,000円 | 20,000〜40,000円 | 20,000〜40,000円 | 20,000〜40,000円 |
合計 | 54,250〜74,250円 | 63,850〜83,850円 | 73,450〜93,450円 | 77,050〜97,050円 |
3. ホンダ フィットの車検費用をおさえるコツ

車検費用をおさえるための効果的な方法をいくつかご紹介します。少しでも費用を節約したい人の参考になれば幸いです。
(1) 複数の車検業者から見積もりを取り比較する
車検費用をおさえるには、複数の業者から見積もりを取って比較することがもっとも大切です。
車検はディーラーや車検専門店、カー用品店、ガソリンスタンド、民間整備工場などに依頼できますが、それぞれ車検費用やサービス内容は異なります。
そのため、事前に複数の業者に見積もりを依頼し、それぞれの費用内訳を比較検討することで相場を把握でき、ご自身に最適な業者を選べるでしょう。
(2) 自分で交換できる部品は事前に交換する
車検費用を少しでもおさえたい人は、自分で交換できる部品を事前に交換するのがおすすめです。自分で交換することで、業者に支払う工賃を節約できます。
以下の表では、車検時に交換することが多い部品と、交換目安・時期をまとめています。自分で交換できそうな部品があれば、挑戦してもよいでしょう。
部品 | 交換目安・時期 |
---|---|
エンジンオイル | 走行距離5,000~10,000km、または使用期間6カ月~1年 |
オイルフィルター | エンジンオイル交換2回に1回 |
ブレーキフルード | 2年ごと |
ブレーキパッド(左右1セット) | 走行距離30,000~50,000km |
バッテリー(ガソリン車) | 使用期間3~5年 |
補機バッテリー(ハイブリッド車) | 使用期間3~5年 |
スパークプラグ(イリジウム) | 走行距離10,000km |
ただし、交換作業に自信がない場合は、無理せず業者に依頼してください。自分で交換する際は、正しい手順で作業し、安全に配慮しましょう。
(3) 日頃からメンテナンスしておく
車検費用をおさえるためには、日ごろからのメンテナンスが重要です。車検時にまとめて点検・修理すると、費用が予想以上に高くなってしまうことがあります。
車検時にチェックされる項目は、日頃から簡単に確認・メンテナンスできるものが多くあります。日常的な点検・整備は、思わぬ出費を防ぎ、安全な運転を確保するためにも大切になるため、日頃から状態をチェックし、早めの交換を心がけましょう。
以下は、日頃からできるチェックされる項目と、メンテナンス方法です。
エンジンオイル交換
定期的な交換が必要です。取扱説明書に記載されている交換時期を守りましょう。
タイヤの空気圧チェック・交換
空気圧が不足していると燃費が悪化し、タイヤの寿命も縮めます。月に一度は空気圧をチェックし、必要に応じて補充または交換しましょう。カー用品店やガソリンスタンドで手軽にチェックできます。
バッテリーチェック・交換
バッテリー上がりは突然起こります。定期的に業者にチェックしてもらい、弱っている場合は交換を検討しましょう。
ブレーキパッドのチェック・交換
ブレーキの利きが悪くなったり、異音がする場合は、ブレーキパッドの摩耗が考えられます。安全に関わる重要な部分なので、専門業者に点検を依頼しましょう。
ワイパーゴムの交換
拭きムラやビビリ音が出始めたら交換時期です。視界確保のためにも、早めの交換を心がけましょう。
エアコンフィルターの交換
エアコンの効きが悪い場合や、嫌な臭いがする場合は、フィルターが目詰まりしている可能性があります。定期的な交換で快適な車内環境を保ちましょう。
ライト類の点検
ヘッドライト、ブレーキランプ、ウインカーなど、ライト類の点灯を確認しましょう。球切れを発見したらすぐに交換してください。
上記以外にも、ご自身で確認できることは積極的に対応し、判断が難しい場合は、定期的に専門業者に相談しましょう。
(4) 各種キャンペーンや割引制度、点検パックを利用する
車検費用を少しでも節約したいなら、車検業者ごとのキャンペーンや割引制度を賢く活用しましょう。
車検業者によっては、時期限定の割引キャンペーン、早期予約割引、Web予約割引などを実施しています。
ディーラーでは、お得に定期メンテナンスを受けられる点検パックも用意されていますので、車の状態や予算に合わせて最適なプランを選びましょう。
具体的なキャンペーン内容や割引制度は、各車検業者のWebサイトや店舗で確認できます。
(5) ユーザー車検に挑戦する
できる限り車検費用をおさえたい場合は、ユーザー車検に調整してみましょう。
ユーザー車検とは、自分で運輸支局へ持ち込み車検を受ける方法です。業者に支払う非法定費用が不要なため、車検費用を大幅に削減できます。
ただし、事前の点検・整備は自分でしておく必要があります。メンテナンス知識と整備スキルが求められるため、自信を持って対応できる人にはおすすめです。
車検に不合格になった場合は、再度検査を受ける必要があり、かえって費用と時間がかかってしまいます。少しでも不安があれば業者に依頼しましょう。
ユーザー車検のメリット・デメリット、予約方法、検査の流れなどをくわしく知りたい人は、下記の記事をご覧ください。
4. 長く乗り続けるには日頃からのメンテナンスが重要
フィットを長く乗り続けるためには、車検だけでなく日頃からのメンテナンスが欠かせません。車にはたくさんの部品が使われており、それぞれの部品は使い続けるうちに劣化していきます。
日頃からのメンテナンスを怠ると、部品の劣化が加速し、故障やトラブルのリスクが高まります。結果として、修理費用がかさんでしまったり、最悪の場合、事故につながったりする恐れがあります。
走行中に異音がしたり、エンジンが異常に振動したりするなどの不具合を感じたら、すぐに整備工場に相談しましょう。
早めの対処が、大きな故障や事故を防ぐことにつながります。
5. ホンダ フィットのよくある車検の疑問
ここでは、ホンダ フィットの車検に関するよくある疑問にお答えします。
(1) 業者に車検を依頼する際の流れは?
車検業者に依頼する場合、一般的には以下の流れになります
1. 見積もり依頼:複数の車検業者に見積もりを依頼し、比較検討する。
2. 予約:電話やWebサイトから予約します(土日や代車が必要な場合は、見積もりの時点で仮予約することがあります)
3. 車両の持ち込み:予約した日時に車検業者に車両を持ち込みます
4. 車検の実施:車検業者が車両を点検し、車検を通すために整備します
5. 車両の受け取りと支払い:車検完了後、車と新しい車検証、ステッカーを受け取り、車検費用を支払います
(2) フィットの車検に10万、15万円かかる?
フィットの車検費用は、業者や車両の状態によって大きく変動します。
10万円、15万円かかるケースもあれば、もっと安く済むケースもあります。車検費用が高額になるケースとしては、以下のようなものが挙げられます。
・年式が古く、多くの部品交換が必要な場合
・重大な故障や不具合がある場合
・追加整備を依頼した場合
そのため、車検が近づいたらまずは複数の業者から見積もりを取り、内容を比較検討し、自分の予算と照らし合わせて最適な業者を選びましょう。
(3) 13年目のフィットの車検費用相場はいくら?
以下の表では、13年経過時の車検費用相場を業者別にまとめました。
業者 | 車検費用相場(13年経過時) |
---|---|
ディーラー | 約74,000〜94,000円 |
車検専門店 | 約54,000〜69,900円 |
カー用品店 | 約64,000〜74,000円 |
ガソリンスタンド | 約64,000〜74,000円 |
民間整備工場 | 約64,000〜84,000円 |
※部品交換費用は含まれていません
前回の車検で高額な部品を交換している場合は、今回交換部品が少なくなり、費用がおさえられる可能性もあります。いずれにしても、複数の業者から見積もりを取り、費用と整備内容を比較検討することをおすすめします。
6. ホンダ フィットの車検に関することはグーネットピットにご相談ください。
車検費用は、「法定費用」と「非法定費用」の2つから成り立っています。法定費用はどこで車検を受けても変わりませんが、非法定費用は業者によって大きく異なるため、依頼先によって車検費用は大きく変動します。
ディーラーは純正部品を使用し、整備の質が高い一方、費用は高額になりやすい傾向です。
車検専門店やカー用品店、ガソリンスタンド、民間整備工場はディーラーより比較的安価です。しかし、店舗によって技術力やサービスが異なるため、価格だけでなく、整備内容や保証範囲もしっかり確認することが重要です。
もし、これから車検の依頼先を決定する場合は、グーネットピットのご利用をおすすめします。グーネットピットでは、全国の整備工場の情報や口コミ、見積もりを簡単に比較できます。
車検だけでなく、日頃のメンテナンスにも丁寧に対応していますので、フィットに関するお困りごとは、お近くの業者へお気軽にご相談ください。