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車検・点検・メンテナンス
更新日:2024.05.17 / 掲載日:2024.04.20

車高調のメンテナンスとは?必要な理由と手順をわかりやすく解説

車高調は定期的なメンテナンスが必要と聞いたけど、方法がわからない……実際、車高調をメンテナンスしている人は少数ですが、メンテナンスを怠った場合、いざというときに車高を変えられなくなる恐れがあります。

この記事では、車高調のメンテナンスが必要な理由と方法をご紹介します。

1.車高調のメンテナンスが必要な理由

車高調のメンテナンスとは、車高調のネジ部が雨水や泥水で錆びるのを防いだり、ネジ部分に入った砂利や泥を取り除いたりする作業です。

ネジが錆びたり、ロックシートと車高調のネジ部の間に砂利や泥が入り込んだりすると、ロックシートが固着し動かせなくなります。

車高を変えるにはロックシートを緩め、ロアブラケットを動かす必要があるため、固着すると自由に車高を変えられません。とくに海沿いの道や雪道を走ったときは、塩害を受けるため錆びにより固着しやすくなります。

定期的に車高調の状況を確認しながら、3〜4カ月を目処にメンテナンスしましょう。

2.車高調のメンテナンス方法

車高調のメンテナンス方法を解説します。

(1)メンテナンスに必要な道具

メンテナンスに必要な道具は以下のとおりです。

①ジャッキとジャッキスタンド

車高調をメンテナンスしやすいように、車体を持ち上げるのに使います。

自宅で車高調整やタイヤ交換したことがなく、ジャッキを持っていない人はこちらの記事をご覧ください。おすすめのジャッキやジャッキアップのポイントを紹介しています。

②ナイロンブラシ

車高調のネジ部やロックシートに入り込んだ砂利や泥を取り除くのに使います。金属製のブラシは、車高調部品を傷つける恐れがあるため、ナイロン製のブラシがおすすめです。

③レンチ

ロックシートを動かすのに使います。ロックシートにも砂利や泥が入り込んでいるため、ロックシートを動かして砂利や泥を取り除く必要があります。

レンチの選び方やおすすめ商品は、下記の記事で紹介しています。

④パーツクリーナー

車高調のネジ部をナイロンブラシで磨く際に使います。おすすめのパーツクリーナーは以下の2商品です。

1. KURE|パーツクリーナー プラスチックセーフ

出典:パーツクリーナー プラスチックセーフ|呉工業

噴射力が強いため、噴射するだけである程度の砂利やホコリを取り除けます。金属製品だけでなく、プラスチックやゴム製品にも使えます。560ml、840ml、3.785Lも展開されています。

型番容量価格
3021420ml1,020円(税抜)
2. ワコーズ|ブレーキ&パーツクリーナー 8

出典:製品一覧ページ/エアゾール他/ブレーキ&パーツクリーナー 8 p.7|ワコーズ

車高調部品に付着した油脂類の汚れをきれいに取り除いてくれます。ゴムやプラスチック製品に対する影響が少ない、BC-9も展開されています。

型番容量価格
BC-8650ml1,700円(税抜)

製品一覧ページ/エアゾール他/ブレーキ&パーツクリーナー 8 p.7|ワコーズ

⑤潤滑剤

潤滑剤は錆びの発生を防ぐために使います。おすすめの潤滑剤は以下の3商品です。

1. TEIN|ラストプルーフ

出典:ラストプルーフ|TEIN
速乾性に優れており、砂利やホコリが付着しづらい潤滑剤です。水分を含んだ砂利やホコリが付着すると錆びが発生する原因になります。

型番容量価格
SST01-F1940-1300ml1,500円(税抜)
2. ワコーズ|RP-C ラスペネC

出典:RP-C ラスペネC|ワコーズ

高い防錆性で錆びの発生を防いでくれる潤滑剤です。水に濡れた状態でも使えるため、車高調が乾くのを待たずに使えます。

型番容量価格
A122350ml2,640円(税抜)
3. KURE|556

出典:5-56|KURE

潤滑性と防錆性の高い皮膜を部品表面に薄く形成することで、きしみと錆びの発生を抑えます。清浄効果や防湿効果を持ち合わせています。

型番容量価格
1004320ml480円(税抜)

(2)メンテナンスの手順

メンテナンスの手順をご紹介します。

①ジャッキアップする

メンテナンスしやすいように、まずは車体を持ち上げます。ジャッキポイントにジャッキをかけて、車体も持ち上げたら安全を確保するためにジャッキスタンドで支えます。

ジャッキスタンドで支えたら、メンテナンスしやすいようにハンドルを全開に切り、フェンダーとタイヤの隙間を大きくしましょう。

手間となりますが、タイヤとホイールを外したほうがメンテナンスしやすくなります。

②砂利や泥を取り除く

パーツクリーナーとナイロンブラシを使い、車高調のネジ部に付着している砂利や泥などを取り除きましょう。

③ロックシートを緩める

ロックシート(イメージ)

砂利や泥を取り除いたら、レンチを使ってロックシートを緩めます。

ロックシートを動かすと、ロックシートとネジ部に入り込んでいる砂利が出てくるため、ナイロンブラシで取り除きましょう。

④潤滑剤を噴射する

砂利などを取り除いたら、ロックシートとネジ部に潤滑剤を噴射します。ロックシートを動かしながら、ロックシートとネジ部の間にも噴射することで、より固着を防げるでしょう。

⑤ジャッキダウンする

緩めたロックシートを再び締め直し、ジャッキダウンしたらメンテナンス完了です。

3.車高調のメンテナンスを業者に依頼する場合

メンテナンスを業者に依頼する場合の費用と選ぶポイントをご紹介します。

(1)業者に依頼する際の費用

業者に依頼する際の費用は、3,000〜5,000円(4本)が相場です。

ただし、依頼する業者やメンテナンス方法によっても変動します。部品交換が必要な場合は、交換費用が追加となります。

(2)業者を選ぶポイント

業者を選ぶ際のポイントは以下の2つです。

1. 信頼性:レビューサイトや口コミサイトの評価をもとに、その業者が信頼できるかを確認しましょう。とくに、車高調のメンテナンス経験が豊富であることが重要です。
2.アフターサポート:メンテナンス後のフォローや保証制度があると安心して依頼できます。また、車高調の性能が低下した際、オーバーホールを依頼できるかも確認しておきましょう。

メンテナンスを依頼する際は複数の業者から見積もりを取り、2つのポイントと費用、サービス内容を比較しましょう。

4.車高調に関することはグーネットピットにご相談ください

車高調のメンテナンスを怠るとロックシートが固着し、いざというときに車高を変えられない恐れがあります。最悪の場合、車高調が使えなくなることもあるため、3〜4カ月に1回はメンテナンスしましょう。

なお、日頃から車のメンテナンスを業者に依頼している人には、専門業者に依頼することをおすすめします。グーネットピットでは、車高調だけでなく、車に関するメンテナンスやご相談をお受けしております。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

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