車検・点検・メンテナンス
更新日:2026.03.19 / 掲載日:2018.08.29

10万キロ超えの車検が高額になる理由は?費用を抑えるための方法

走行距離が10万キロを超えると、車の車検費用は想像以上に高くなることがあります。「買い替えた方が得なのでは」と悩むこともあるかもしれません。この記事では、10万キロ走行した車の車検費用が高額になる理由や費用の内訳、交換が必要な部品の費用相場について解説します。

1. 10万キロ走行した車の車検費用が高額になる理由

10万キロ走行した車の車検費用が高額になる理由は、10万キロを目安に交換が必要になる部品が高価なためです。例えば、タイミングベルトといったエンジン周りの部品は10万キロ前後で交換時期を迎えることが多く、5万円ほど費用がかかります。

また、10万キロ走行した車は、新車登録から年数が経過していることが多い傾向にあります。新車登録から13年や18年経過した車は自動車重量税が増額されるため、通常の車検時より車検費用が高くなる可能性があります。

とはいえ、走行距離が10万キロを超えたからといって、車検の期間が短くなるわけではありません。自家用乗用車であれば、これまで通り2年に一度の車検となります。

2. 車検費用の内訳

車の車検費用は、主に「基本的な車検費用」と「追加費用」の二つで構成されています。

(1) 基本的な車検費用

基本的な車検費用は法定費用と車検基本料があります。法定費用は、国が定める税金や保険料であり、車の重量や年数、保険加入期間によって金額が決まっています。

費用項目内容
自動車重量税車両重量に応じて課税される。エコカー減税があったり、13年・18年経過車は重課があったりする。
自賠責保険料加入が義務付けられている強制保険。
印紙代車検を実施するために国へ支払う検査手数料。

特に、13年または18年を経過した車は自動車重量税が増税されるため、法定費用が高くなる傾向があります。

一方、車検基本料は整備工場やディーラーが車検代行業務に対して独自に設定する手数料です。こちらは、検査や事務手続きにかかる整備工場側のコストを反映したもので、業者によって料金設定が異なります。

車検基本料に含まれる項目例内容
法定点検料(24カ月点検)法律で定められた57項目を点検する費用
完成検査料テスター等で車検基準に適合しているかを確認する費用
車検代行手数料書類作成や手続きにかかる費用

これらの基本的な車検費用は、車の状態に関わらず必ず発生する費用です。

(2) 追加費用

車の車検では、法定費用や車検基本料とは別に、部品交換や整備にかかる「追加費用」が発生します。

特に、エンジンを動かすうえで重要な部品であるタイミングベルトは、10万キロで交換時期を迎えます。次の章で交換が必要になる部品の費用相場を詳しく解説します。

3. 10万キロ走行したときの車検で交換が必要になる部品と交換費用相場

10万キロ走行した車では、下記のようにエンジンの重要な部品が交換時期を迎えます。

交換部品費用(部品代+工賃)
タイミングベルト約5万円~
イリジウムプラグ約1万円~

これらの部品交換は、車の安全性を確保するために不可欠です。例えば、タイミングベルトが破損すると、エンジン内部に深刻なダメージを与え、走行中にエンジンが突然停止する恐れがあります。また、イリジウムプラグが劣化すると、エンジン不調や始動性の低下、燃費の悪化を招く可能性があります。

4. 10万キロ走行した車の車検費用を抑える方法

10万キロ走行した車の車検費用を抑えるには、いくつかの有効な方法があります。

(1) 定期的なメンテナンスをおこなう

オイル交換や消耗品の早期交換など、日頃から定期的な点検とメンテナンスをおこなうことは、大きな部品の故障や交換を防ぎます。

下記は、自分でできる簡単な点検方法です。

・エンジンオイルの量や汚れ具合のチェック
・バッテリーの点検(必要に応じてガソリンスタンドや整備工場へ依頼)
・タイヤの溝や劣化具合のチェック

これらの点検は、比較的難易度が低く、追加費用もほとんどかかりません。

より効果的にメンテナンスを実施するなら、半年または1年ごとに専門の整備工場で点検を受け、プロの目で不具合や劣化箇所がないかを診てもらいましょう。

専門家による定期点検により、早期に潜在的な問題を発見し、大きな故障を未然に防ぐことができます。

(2) ユーザー車検を検討する

ユーザー車検とは、車検に関する一定の知識があり、自分で車両の点検や簡単な整備ができる場合に、運輸支局に車を持ち込んでおこなう車検のことです。

ユーザー車検では運輸支局で検査のみをおこなうため、法定費用のみを支払う形となり、車検基本料や整備費用が不要となります。

しかし、車のメンテナンスの知識がない場合や、車検に通すための整備が必要な箇所が見つかった場合には、別途整備工場に依頼する必要があります。

(3) 複数の整備工場で見積もり比較する

車検費用を抑えるためには、複数の整備工場で見積もりを取ることが有効です。

ディーラー、カー用品店、整備工場など、依頼する業者によって車検基本料や部品交換の料金設定は異なります。

業者の種類特徴
ディーラー安心感はあるが、車検基本料が高く純正部品等を使用するため費用は高めになる傾向
カー用品店比較的安価だが、整備内容は車検を通すために必要最低限の整備が中心となる場合が多い
民間整備工場費用は工場によって異なるが、顧客のニーズや車の状態に合わせた柔軟な提案をしてくれる工場も多い

事前に複数の業者から見積もりを取り、内容を比較検討することで、愛車に最適な業者をみつけやすくなります。

グーネットピットでは、複数の整備工場から相見積もりを簡単におこなえます。

(4) 車の買い替えを検討する

走行距離10万キロを超えた車は、車検費用を抑えられたとしても、修理費用や今後の維持費を考えると、買い替えた方がお得になるケースも少なくありません。

例えば、エンジンの補機類や足回りなど主要部品の劣化が進み、交換部品が多くなる場合や、年式が古い場合は、買い替えのタイミングかもしれません。

現在の車の車検費用や、今後予想される修理・メンテナンス費用が、新車や中古車の購入費用と比較して割高にならないか検討しましょう。

5. 10万キロ走行した車の車検に関してよくある質問

(1) 10万キロ超えたら何をするべきですか?

10万キロを超えた車は、さまざまな部品の劣化が進んでいる可能性があります。車検や点検のタイミングで、安全かつ快適に乗り続けるために、以下の点を確認・実施することをおすすめします。

・タイミングベルトやイリジウムプラグなど走行距離に応じて交換時期を迎える部品がないか
・タイヤやブレーキパッド、ラジエーターなど走行に影響を与える部品の劣化や損傷がないか
・ライト類、ワイパー、エアコンなどの作動に問題がないか
・定期的なオイル交換や点検をしているか

これらの点検・整備を丁寧におこなうことで、予期せぬ故障を防ぐことができます。

(2) 10万キロ走行した車のベルト交換費用はいくらですか?

走行距離10万キロが交換目安となるタイミングベルトは、約5万円交換費用がかかります。

ただし、近年ではゴム製のタイミングベルトから金属製のタイミングチェーンを採用している車種が主流です。タイミングチェーンは通常の使用であれば定期交換が不要なので、大きなメンテナンス費用が発生しにくい点が特徴です。

そのため、愛車がタイミングベルト方式かタイミングチェーン方式かを事前に確認しておくと、今後のメンテナンス費用を考えるうえで参考になります。

(3) 走行距離10万キロを超えると何年で車の寿命ですか?

一般的に、車の寿命の目安として10万キロという数字が挙げられることがありますが、これはあくまで一つの目安にすぎません。

実際の寿命は、日頃のメンテナンス状況、運転の仕方、使用環境、部品交換のタイミングなど、さまざまな要因で大きく変わります。

例えば、定期的なオイル交換や消耗品の交換を怠らず、丁寧な運転を心がけている車であれば、10万キロを超えてもまだまだ元気に走行できる可能性が高いです。

一方で、メンテナンスを怠り、過酷な運転を繰り返している車は、10万キロに達する前でも不具合が生じ、寿命を迎えてしまうこともあります。

6. 10万キロ走行した車の車検を検討しているならグーネットピットをご活用ください

10万キロ走行した車は、車検の期間が短くなるわけではなく、自家用乗用車であれば、これまで通り2年に一度の車検となります。ただし、これまで交換を必要としなかった部品の追加費用が発生しやすくなり、高額になる可能性があります。

10万キロ走行した車の車検を少しでも安く抑えたいなら、グーネットピットをご活用ください。グーネットピットでは、車検費用を複数の整備工場から相見積もりできます。ぜひグーネットピットで近くの整備工場を検索し、愛車の状態や予算に合った車検を受けてみてはいかがでしょうか。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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