【グー連載コラム】クルマケア講座［日頃から気になる不満を解消 編］（2020年5月）

今どきのクルマは壊れにくくなっていますが、流石にノーケアではダメ。大切な愛車は長く乗りたいもの。消耗品の交換など定期的に愛車をケアしましょう
（掲載されている内容はグー本誌2020年6月号の内容です）

悩みの原因をまず見極めてそのうえで対策を実施する
　買ったばかりの頃は、新しいクルマが手もとに来ただけでとても嬉しいものだが、次第に不満が出てくることがある。もともと感じていたものだけでなく、乗っているうちに音が大きくなったりなど現象はさまざま。普段のメンテやお手入れで解消しないことも不満につながったりする要因だ。
　いずれにしても不満を抱えたまま放置していると、気になってしまい、せっかくのカーライフも台なしになりかねない。解消のコツはまず原因をしっかり把握すること。そのうえで必要な対策をとるほうが効率もよい。なかでも、騒音は止まっているときに確認できないだけに、特に注意が必要だ。

　ドアはクルマに乗る際に必ず作動させる部分なだけに不具合が出ていると、とても気になるものである。不具合はキーという異音と渋い作動が多い。注油で解消できるが、油をさすポイントが重要になる。油が多すぎると逆効果になりかねない。

　走行時のザーという路面からの音は連続したものとなり、一度耳にするとずっと気になってしまうもの。原因はタイヤの溝の形そのものだけでなく、アライメントが狂っていて抵抗が大きくなっている場合も音が発生しやすい。

　ガラスの拭き方も悩ましいところ。具体的には、きれいにしたつもりでも日の向きが変わったりするとじつは拭きムラだらけということが多い。ムラの原因は汚れやクリーナー成分の拭き残し。これらをしっかり取り除くのが解消のカギとなる。

　太陽が低くて朝日&夕日がきつい冬場。そして日光自体が強い夏など、日差しの強さに対する不満は多い。解消には赤外線をカットする断熱フィルムを貼るのがオススメ。インパネなどのダメージも防止してくれる。

1.効率を上げる
2.抵抗を減らす
3.無理しない運転
　新車時の燃費を超えるのは難しいが、元に戻す（近づける）のは可能だ。ポイントは3つで、効率はエンジンが中心。抵抗はオイルやタイヤ選び。そして、急が付く運転を避けることも重要になる。