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車のメンテナンス
更新日:2024.03.29 / 掲載日:2024.03.29

『ぽんこつジムニー』ハコ替え計画24-2「塗装の続きとガラスの取り付け」

JA22WジムニーをJA71C用のオープンボディに載せ替えてしまおうという箱替え計画。ボディの塗装は前回までにほぼ終了したものの、塗り忘れたパーツが発覚。さらにクリア塗料も切れたのでその続きです。

●文&写真:橘 祐一

2代目ジムニーの四角いボディが採用されている最後のモデルであるJA22W。ジムニーシリーズで初めてコイルスプリングが採用された。2代目のジムニーシリーズの中では乗り心地がいい。

剥離剤を使用するときには説明書を読んで!

 ヒンジ類は古い塗料が付いたままなので、まずはこれを剥がしていく。

 ガレージにあった一般塗料用の塗装剥がしでは全然効き目がなかったので、プロが使う剥離剤を入手。ジェル状の剥離剤を塗ってしばらく待つと、表面がくしゅくしゅと縮んで塗膜が剥がれてきた。

 スクレーパーでこそぎ落として水洗すればキレイに……と思ったら、重ね塗りした塗膜が厚かったのか、洗い流すのが早すぎたのか、純正色のシルバーが所々残ってしまった。

 残ったペイントはディスクグラインダーに研磨パッドを付けて金属の地が見えるまで、塗料を完全に削り落とした。

 誰ですか?「それなら最初から研磨パッドで削ればよかったじゃん」とか言っているのは。……おっしゃる通りでございます。ぐうの音も出ません。ぐうぅ。

ボンネットのヒンジは塗り込んで1分もたたないうちに表面がくしゅくしゅに縮んで塗装が剥がれてきた。これなら効率よく塗装を剥がすことができそうだ。

水性の剥離剤なので、水洗いで剥離剤を落としていく。塗料の表面は浮いてきているものの、ナイロンブラシではなかなか落ちない。スクレーパーを使用すれば面白いように塗装が剥がれてくれる。ただ、樹脂パーツだと塗料が奥深く浸み込んでいる感じ。

金属パーツのヒンジは1層目のグリーンの塗料がスルスルとすぐ剥がれたが、2層目のシルバーの塗料はスクレーパーで擦ってもなかなか剥がれてくれない。

インテークダクトにも剥離剤を塗った。塗装に詳しい方ならこの時点で大きな間違いを犯していることにお気づきだろう。アホな私を笑ってください。

塗料が浮き出してからすぐに水洗いしたので完全には剥がれなかった。後でわかったのだが、ウレタンの塗料は溶けるまでに少し時間がかかるようだ。説明書は読まないと。

塗装が残ったのでもう一度剥離剤を塗り込む。1回でやめておけばよかったのに、剥き出しの樹脂部分に付着した剥離剤が表面を溶かし始めてしまった。この剥離剤は金属用で、樹脂部分には使用してはいけないものだった。なーにーっ!

今頃気がついてももう手遅れ。ダクトの表面は所々溶けてしまい、凸凹になっている。このパーツもうダメかな。あぁぁぁ。(だから説明書を読め…)

ディスクグラインダーに木工用の研磨パッドを取り付けて表面を削る。溶けた傷はそれほど深くないので、とりあえず凸凹は除去した。これならなとかなりそうか?

ランダムサンダーに#320のペーパーを取り付けて表面が滑らかになるまで削り、さらに#600でザラザラ感がなくなるまで研磨。エッジ部分が毛羽立ってしまったので、縁は手作業で削り落とし、最後に#800のペーパーがけをしておいた。

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ライタープロフィール

内外出版/オートメカニック
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