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更新日:2021.07.12 / 掲載日:2021.07.12

ステランティス 7ブランド合計販売台数 日本で2021年度上半期過去最高記録

 ステランティスは7月9日、日本国内における2021年上半期のステランティス7ブランド(プジョー、ジープ、シトロエン、フィアット、アバルト、アルファロメオ、DSオートモビル)の累計販売台数を公表、7ブランド合計で2万4505台となり、上半期過去最高の販売台数を記録した。
 これは対前年比46%プラスの成長で、純輸入車市場の伸びである20%を大きく上回った。
 なお、2021年上半期の純輸入車市場でのシェアは18%を獲得した。

ジープ、シトロエンの2ブランドが上半期の販売台数記録を更新、自家用車需要の回復が成長後押し

ブランド2021年上半期販売台数対前年比(%)
プジョー7,392台+71%
ジープ7,372台+28%
シトロエン3,427台+76%
フィアット3,360台+20%
アバルト1,319台-10%
アルファロメオ1,167台+68%
DSオートモビル468台+48%
合計24,505台+46%


 

 好調を支えた背景には、昨年から続く、安全安心な移動手段としての自家用車需要の回復が挙げられる。
 全体的に好調な伸びを見せる中、とりわけジープとシトロエンの2ブランドが上半期での販売台数記録を更新。
 ジープはこれまで過去最高だった2019年上半期の記録を1223台上回り、シトロエンも昨年の記録に比して+1478台を記録、ともにブランドの勢いを見せる結果を示した。

 日本においてステランティスを率いるポンタス・へグストロムは「2万4505台という数字は、2020年通年の販売実績の60%となります。通常、我々は上半期よりも下半期の方が販売台数は多いので、年間台数の更新にも期待が持てます。特に本年下半期には、先ごろ刷新したミドルサイズSUV、ジープ・コンパスの出荷が本格化するので、台数のベースアップを大いに期待しています。プジョーも新ブランドアイデンティティとともに刷新されたラインナップをお披露目する大規模展示イベントを日本の主要都市で開催する予定で、新規顧客の獲得がさらに加速する見込みです。ステランティスの全ブランドは成長軌道を継続し、今後も市場を大幅に上回る成長を続けていくと確信しています」と語り、上半期の好業績を称えるとともに、下半期のさらなる躍進に期待を寄せた。

2021年度上半期 各ブランドの実績

  • ジープ ラングラーアンリミテッド ルビコン

    ジープ ラングラーアンリミテッド ルビコン

  • シトロエン ベルランゴ

    シトロエン ベルランゴ

【プジョー】
 欧州でも好調な売れ行きを見せている208/e-208、2008/e-2008が日本国内においても引き続き好調、3008 GTハイブリッド4も好調。
 関連記事:【第5回 プジョー e-2008】電気自動車の実力を実車でテスト!【グーEVテスト】
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【ジープ】
 上半期の6か月中4か月で月間最高記録を更新するなど、販売台数を伸ばす。
 消費者のアウトドアに対する関心の高まりと相まって、ラングラー&レネゲードが継続的な人気を見せている。
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【シトロエン】
 MPVモデルのベルランゴが2020年4月の発売開始以来の好調ぶりをキープするとともに、ベルランゴの存在をきっかけにシトロエンの存在を知るユーザーが増えており、ブランド認知と拡販を実現している。
 関連記事:【シトロエン ベルランゴ】アウトドアにキャンプに! 夢が膨らむMPVがカタログモデルで登場

【フィアット】
 上半期で2度、月間最高販売台数を更新した勢いのままに、第2四半期においても過去最高を更新。
 ロングセラーモデルであるフィアット500が新規/代替ともに需要が好調で販売を牽引している。
 関連記事:フィアット 500の狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

【アバルト】
 フィアット500をベースとした595シリーズが、上半期の対前年比で5%増と好調さを見せている。
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【アルファロメオ】
 4ドアセダンのジュリアとSUVモデルのステルヴィオが高い支持を獲得、対前年比68%の高成長を遂げた。
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      アルファロメオ ジュリアの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

【DSオートモビル】
 新電動化フラッグシップであるDS 7 クロスバック Eテンス 4X4を2021年3月に発表、順調に受注を増加させている。
 関連記事:DS、PHEV・4WDの「DS7 クロスバック E-TENSE 4×4」を発売【新型】

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