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更新日:2020.03.16 / 掲載日:2020.03.16

シートベルトの警告音「シートベルトリマインダー」!2019年から全座席が対象に!

シートベルトの警告音「シートベルトリマインダー」!2019年から全座席が対象に!

グーネット編集チーム

みなさんはシートベルトをせずに車を発進させてしまい、警告音が鳴った経験はないでしょうか。

従来から、シートベルトの未着用に対する警告灯や警告音が付いた車は広く普及していました。
また、今後シートベルトリマインダーの対象座席が全席に拡大されることも予想されており、安全面の向上が見込まれています。

本記事では、そのシートベルトに関する改正内容を中心に、警告音の解除方法やシートベルト着用免除について解説していきます。

シートベルトの警告音はなぜ鳴るの?

シートベルトの警告音はなぜ鳴るの?

グーネット編集チーム

道路交通法によって、全座席でのシートベルト着用は義務と定められています。後部座席についても、一般道路での着用義務はもちろんのこと、高速道路でも基礎点数1点という処分になります。
ここでは、シートベルトの警告に関するルール改正について解説していきます。

シートベルトリマインダーの対象座席拡大について

従来、シートベルトリマインダーは、運転席と助手席にのみを警報の対象としていましたが、2020年9月1日以降の新型車については、後部座席を含めて全座席で警報がなるように義務する動きもあります。

シートベルトリマインダーが導入される理由として、事故での死亡率があります。一般道での後部座席のシートベルト着用率は36%、シートベルトを着用していない時の死亡率は着用した時と比べて約14.5倍というデータもあります。
このような実態を踏まえ、交通事故死を減らす目的で導入されているのです。

改正後の警報機能の基準

全座席の共通ルールとして、エンジン始動時にシートベルトを着用していないと警告灯が点滅します。それに加えて、運転席と助手席においては、走行中にシートベルトをしていないと警告表示と警報音が出るようになります。
車種にもよりますが、後部座席では走行中にシートベルトを着用していた人が外した場合、警告表示と警報音が出るようになります。

シートベルトの警告音はどうやったら解除できる?

シートベルトを付け忘れ車を発進させた場合、警報音が鳴って慌ててしまうこともあります。ここでは、そういった警報音を止める方法について解説していきます。

シートベルトを着用すれば警報音と警告表示は消える

シートベルトを着用すれば警報音と警告表示は消えます。一度鳴り出してしまっても、きちんとシートベルトを装着しさえすれば、走行中でも警告音は止まるように設計されています。
また、シートベルトの着用は義務化されており、警報音や表示をさせない改造はシートベルトを着用しないことを助長する他、事故に遭った際の危険性を高めますので解除しないようにしましょう。

警報音や警告表示が消えない場合

シートベルトをきちんと装着したにも関わらず、警報音や警告表示が消えない場合、車の故障が考えられます。
車検時には、シートベルトの警告表示灯が正常に作動するかどうかを目視で確認するため、そのままでは車検に通りません。異常に気付いたら、できるだけ早く修理に出すようにしましょう。

そもそもシートベルトが免除される場合ってあるの?

シートベルトは全席での着用が義務となっていますが、着用が免除される規定が存在します。

ここでは、シートベルトを着用しなくても良い場合について解説していきます。

業務上シートベルト着用を免れるケース

かなり特殊なケースですが、業務上シートベルトの着用を免れるケースがあります。
例えば、消防車等における緊急車両や、公職選挙法の適用を受ける選挙カーでの選挙運動中などがあり、その場合はシートベルトの着用をしなくても良いとされています。

一般人でも該当するケース

古い旧式のクラシックカーなどでは、シートベルトがない車種が存在します。そもそもシートベルトが付いてない状態の車においては、シートベルト義務を免れます。
また、怪我や障害、妊娠などでシートベルトを着用することが健康上適正でない場合や、子供を複数名乗せたことでシートベルトの数が乗車人数よりも少なくなる場合、バック時の後方確認時も着用対象から外れます。

シートベルト非装着の違反点数と罰則

一般道路、高速道路に関わらず、シートベルトの非装着は「座席ベルト装着義務違反」という違反行為です。反則金の設定はありませんが、高速道路においてシートベルトの非装着を行った場合、違反点数1点となります。
いずれにしても、免除される特殊なケースを除き、道路の形態に関わらず全席シートベルトの装着は義務であることを忘れないようにしましょう。

まとめ

シートベルトリマインダーの対象座席が拡大され、後部座席においても警告音が出るようになることが予想されます。
しかしながら、シートベルトリマインダーはあくまで補助的な装置であり、乗員自らチェックする習慣を付けることが重要です。

事故発生時、シートベルトの着用有無では死亡率にも、大きな差が生じますので高速道路や一般道路に関わらず、シートベルトは全席で常に着用するようにしましょう。

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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