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更新日:2019.06.18 / 掲載日:2018.04.18
マツダアテンザワゴンの概要と歴史をまとめてみた

グーネット編集チーム
アテンザワゴンは、長らくマツダの基幹モデルとして親しまれてきた「カペラ」シリーズの流れを汲む上級ワゴンであり、先代モデルである「アテンザスポーツワゴン」の2012年のフルモデルチェンジを機にバリエーションが見直され、「アテンザワゴン」として生まれ変わりました。
ここでは、2012年11月に「アテンザワゴン」へモデル名が変更された現行モデルを初代アテンザワゴンとして定義します。
マツダの新世代技術「SKYACTIV(スカイアクティブ)技術」やマツダ車に共通する新デザインテーマである「魂動(こどう)- Soul of Motion」を採用した第2弾モデルとして、ワゴンボディでありながら流麗でダイナミックなボディフォルム、質感・機能的の高い洗練されたインテリア、人馬一体となった余裕の走りを持つ、従来の日本車にはない躍動感に溢れるフラッグシップモデルワゴンとして、発売と同時に国内外のマーケットで大きな反響を呼びました。
カペラの時代から積極的に海外でも発売され、2002年誕生の先代モデルにあたる「アテンザスポーツワゴン」期より「Mazda6」として、北米や欧州マーケットを中心に展開しています。
2014年11月末にはシリーズ合計で世界累計生産台数300万を約12年9ヶ月で達成するなど、現在も堅実なセールスを維持する人気モデルです。
日本のマーケットにおいても、2012年11月の登場から約1ヶ月間で月間販売目標台数1,000台の約7倍の台数を受注するとともに、「2014年次RJCカー・オブ・ザ・イヤー」受賞をはじめ、「2013-2014日本カー・オブ・ザ・イヤー」のエモーショナル部門賞など、全世界で40以上の賞を受賞し、グローバルモデルとして高い評価を集めています。
車名の「アテンザワゴン」は、人々の注目を集めるというイタリア語の「Attenzione:アテンツィオーネ」の造語であり、マツダの新世代商品群の第一弾、「Zoom-Zoomコンセプト」を具現化したワゴンとして命名されました。
「魂動(こどう)- Soul of Motion」を表現したダイナミックでヨーロピアンテイスト溢れる、ノーブルなワゴンに相応しいネーミングと言えるでしょう。
派生モデルに、同様のコンセプトにより開発された「SKYACTIV(スカイアクティブ)技術」と「魂動(こどう)- Soul of Motion」を採用する、4ドアセダンタイプの「アテンザ」がラインナップされています。
初代 マツダアテンザワゴン GJ系(2012年~)

グーネット編集チーム
アテンザワゴン GJ系は、1970年デビューの伝統のブランド「カペラ」のDNAを受け継ぐフラッグシップワゴンとして、2012年11月に誕生しました。
マツダのクルマづくりの理念である「『走る歓び』と『優れた環境・安全性能』をすべての人に提供するために、世界一の機能を最も効率的につくる」を具現化する新世代技術「SKYACTIV(スカイアクティブ)技術」を全面的に採用する第2弾モデルとして開発されました。
クルマをゼロから見直すことのチャレンジ精神が、従来の常識を覆すような飛躍的な技術革新とブレークスルーを生み出し、「SKYACTIV(スカイアクティブ)技術」が形作られました。
新世代モデルとしてマツダ車に共通するデザインテーマである「魂動(こどう)ーSoul of Motion」を採用し、魂を揺さぶるエモーショナルで刺激的なエクステリアデザインが特徴です。
金属の塊から削り出したようなソリッドな質感の中にも、生命力を感じる躍動感・生命力のある力強いスタイリングが、近年のマツダに共通する個性的で虚飾を排除したモダンな外観を表現しています。
マツダ車に共通する大型の5角形グリル、立体的で奥行きのあるアグレッシブな造形のフロントバンパー、伸びやかで量感豊かなボンネットフード、シャープで質感の高さが窺い知れるグリルから続くガーニッシュを装備したヘッドランプなど、効果的にメッキ加飾が施された存在感のあるフロントビューをはじめ、フェンダーやキャラクターライン、ウエストラインの抑揚のあるダイナミックで伸びやかなサイドビュー、安定感と上品さが融合したリヤビューなど、フラッグシップモデルに相応しいプレステージを感じさせる佇まいが特徴です。
ドライバーがクルマと一体となる、ドライバーを高揚させる新次元の「人馬一体」の走りを提供するコックピットデザインはワゴンであっても踏襲されています。
人間工学に基づき、ドライバーのストレスを最小限に考え、無理のないペダルレイアウト、視認性の良い機能的なインストルメントパネルデザイン、圧力分布に優れた身体を優しく包み込む質感の高い素材にこだわったナッパレザーシートとなっています。
ラゲッジルーム後方のリモコンレバーの簡単操作でリヤゲート側から可倒できるリヤシートなど、ワゴンらしい機能性の高さを重視したパッケージデザインの中にもモダンでラグジュアリーな室内空間を提供しています。
また、奥行きのある高音質な音楽を再生する11スピーカーを備えるBOSE製サウンドシステムやナビゲーション機能に加え、ハンズフリー通話やショートメール読み上げ機能を持つ、常に最新のサービスを提供する独自の「マツダコネクト」、ドライバーが運転に集中できる「ヘッズアップコクピット」の採用など、さまざまな快適装備が施されています。
搭載するパワートレインは新世代「SKYACTIV(スカイアクティブ)技術」を採用しています。
レスポンスに優れトルクフルな直噴型エンジンならではの特徴と、伸びやかで爽快なドライブフィールと優れた省燃費性能を両立する直噴型2.0L直列4気筒ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」、同じく2.5Lガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.5」、軽快で上質なエンジンサウンドを発する「ナチュラル・サウンド・スムーザー」を採用し、従来にないスポーティドライブを積極的に楽しむクリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D2.2」が用意されています。
組み合わされるトランスミッションは、滑らかで気持ちの良い加速性能を生み出す6速AT「SKYACTIV-DRIVE」が搭載され、ダイレクトでパワーバンドを積極的に使ったスポーティドライブを提供する6速MT「SKYACTIV-MT」がディーゼルエンジン搭載モデルに設定されています。
ディーゼルエンジン搭載モデルには2WD/FF以外にも、走行する路面状態に応じて2WDと4WDを瞬時に切り替える、優れた燃費性能と走破性能を両立するフルタイム4WD機構「i-ACTIVE AWD」が設定されています。
また、揺れの少ないスムーズなコーナリングを実現し、乗員のストレスや疲れを低減・乗り心地を向上させる車両挙動制御技術「G-ベクタリングコントロール」を採用。「人馬一体」に欠かせない、ドライバーが意図したシュアなハンドリング性能や走りが楽しくなる質の高い走行性能を実現しています。
マツダ独自の安全思想である「MazdaProactiveSafety(マツダプロアクティブセーフティ)」に基づき、先進安全技術「i-ACTIVSENSE(アイアクティブセンス)」を全車に標準装備することで、国が推奨する新しい自動車安全コンセプト「セーフティ・サポートカーS」の「ワイド」に適合する高い安全性能を備えています。
アテンザワゴン(ATENZA_WAGON)20S(2012年11月モデル)
ボディタイプ:ワゴン
乗車定員:5名
駆動方式:FF
ボディサイズ:4800×1840×1480mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:1930×1550×1170mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)225/55R17 97V(後)225/55R17 97V
エンジンタイプ:PE-VPR型水冷直列4気筒DOHC16バルブ
排気量:1997cc
最高出力:155ps(114kW)/6000rpm
最大トルク:20.0kg・m(196N・m)/4000rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:17.4km/リットル
車両重量:1450kg
価格:2,500,000円
自動車税:年間39,500円 ※
※自動車税は2018年1月時点で参照したものとなります。
■初代 GJ系の主なグレード・オプション・カラーバリエーション
・主なグレード
「20S」「20S プロアクティブ」「XD」「XD プロアクティブ」「XD Lパッケージ」「25S Lパッケージ」など。
・主なオプション
19インチタイヤ&アルミホイール、電動スライドガラスサンルーフ(チルトアップ機構付)、ステアリングヒーター、オーバーヘッドコンソールLEDダウンライト、運転席&助手席シートヒーター、運転席10Wayパワーシート&シートメモリー機能(アクティブ・ドライビング・ディスプレイ連動)、DVDプレーヤー+地上デジタルTVチューナー(フルセグ)、ナビゲーション用SDカードPLUS、Boseサウンドシステム(AUDIOPILOT2+Centerpoint2)+11スピーカー、スマート・ブレーキ・サポート(SBS)&マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)、フロントLEDシグネチャーウイングイルミネーションなど。
・カラーバリエーション
ジェットブラックマイカ、チタニウムフラッシュマイカ、メテオグレーマイカ、ディープクリスタルブルーマイカ、アルミニウムメタリック、ソニックシルバーメタリック、ブルーリフレックスマイカ、ストーミーブルーマイカ、マシーングレープレミアムメタリック、ソウルレッドプレミアムメタリック、スノーフレイクホワイトパールマイカなど。
(発売時期・グレードにより異なります)
アテンザワゴンは、流れるようなダイナミックで艶やかなエクステリア、優雅で使い勝手の良いラグジュアリーなインテリア、環境性能に配慮した余裕のある走行性能を持ったフラッグシップワゴンとして2012年11月の誕生以来、国内外で高い人気を誇るモデルです。
マツダ独自の新世代技術「SKYACTIV(スカイアクティブ)技術」や大胆で洗練された個性的な新デザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」の採用をはじめ、パワフルで爽快な走行性能を誇る新世代クリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D」、先進安全技術「i-ACTIVSENSE(アイ・アクティブセンス)」など、魅力的な先進の技術が導入されています。
今後も先進の「SKYACTIV(スカイアクティブ)技術」を搭載し、マツダを牽引するフラッグシップワゴンとして、進化が期待されます。