新型エンジンと4WDによって、あらゆる路面で快適な走りを実現するクライスラー・ジープのグランドチェロキー

【本記事は2011年3月にベストカーに掲載された記事となります。】ジープシリーズのプレミアムSUVセグメントを担う、ジープグランドチェロキーがフルモデルチェンジをはたした。

初代誕生以来20年、全世界で累計420万台以上を販売しているグランドチェロキーの魅力は、卓越した4WD性能と洗練されたオンロード性能をうまくバランスさせ、高品質なパッケージングにまとめ上げたことだ。

今回リミテッドグレードのエアサス付きに試乗したが、まずは全長4825×全幅1935×全高1785mmというそのサイズの迫力に驚かされた。しかし、実際走ってみると、そのボクシィなスタイリングゆえにボディサイズが把握しやすく、街中の取り回しも比較的いい。

新開発のエアサスペンションには、車高調整機能があり、最大105mmも車高を変えることが可能。高速走行時は通常より15mmほど車高を下げて安定性を向上し、逆にタフなオフロードでは、通常より65mmも車高を上げることができる。4WDシステムは走行条件によって前後トルク配分を選択できるが、自動モードでもすばやく路面状況を察知し最適なトラクションを生み出してくれる。新開発のV6、3.6Lペンスターエンジンは、2t以上ある重いボディで燃費7.8km／L（JC08モード／エアサス非装着車）を達成、先代モデルより10％燃費を向上した。この組み合わせで、路面を選ばず安定走行を楽しめるのだ！

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