中古車購入チェックポイント
更新日:2020.04.08 / 掲載日:2016.07.01
レジャーカー特集(2016年07月)!中古車相場徹底分析

日々変動する中古車の相場の見どころを読者のみなさんにわかりやすくお伝えするのが当コーナー。テーマ別に注目モデルの動向を解説しちゃいます。今回はジャンル別の人気モデルをご紹介!
今週の研究テーマ 夏休みのレジャーで活躍してくれる人気モデルをジャンル別にチェック
レジャーにぴったりのジャンル別人気車は?
あともう少しで、待ちに待った夏休み。今年の夏は、海に山に・・・すでに予定でいっぱいというひとも多いはず。そこで今回は、レジャーで大活躍してくれるクルマを特集する。
まずは経済的な軽&コンパクトカー。これらのクルマは、小さいボディと相まって扱いやすいのが特徴。温泉街の狭い道、地方の山道での対向車とのすれ違いのときでも安心。もちろん燃費にも優れるから、ロングドライブでのメリットは大きい。
次にハイブリッドカー。コンパクトカーから高級SUVまで多彩な広がりを見せるこのジャンルは、以前にも増して身近な存在となっている。レジャーで使うなら、ワゴンやSUVなんかも便利。燃費だけでなく、クルマとしての魅力も高い最近のハイブリッドは鉄板のチョイスだ。
最後のミニバンは、1台のクルマで大人数が乗り合わせて行けるので、サマーシーズンでもっとも力を発揮してくれるジャンル。広さ重視のモデルから、車高が低くて走りに強いモデルまで幅広く選べるのも魅力。自分の好みでクルマ選びができる。
今回のチョイスは・・・
CHOICE-1 | 軽&コンパクト |
CHOICE-2 | ハイブリッドカー |
CHOICE-3 | ミニバン |
CHOICE-1 どんなに狭い道でもスイスイ走れる 軽&コンパクト
経済性を重視するひとにオススメなのが軽&コンパクト。燃費や維持費を安く抑えられるので、お財布にやさしい。そして、だれでも気軽に扱えるボディサイズも大きな魅力。ここでは人気またはお得なモデルを選んでみた。
ダイハツ ムーヴ 先代
中古車参考価格帯:40万円~140万円(10年~14年・全グレード) Goo-net登録台数:1379台(全グレード・16年6月現在)
気軽に乗っていっぱい遊べる軽!
2010年に登場した先代ムーヴは、軽自動車ながらもクルマとしての質感を大きく高めたのが特徴。さらにアイドリングストップ、新世代エンジンなどでJC08モード燃費は最大で29.0km/Lを達成している。荷物もたっぷり積めるので、夏のレジャーに最適な1台だ。
口コミレビュー
総合評価:4.0
(1)事故防止装置が多数あり、安全を考慮してつくられてるクルマ。女性にも優しく、走行も静か。
総合評価:4.6
(2)維持費用が安いのがうれしい。小まわりが利いて駐車場で困ることがない。燃費も上々。冬道も安心。
総合評価:3.9
(3)ひとり、ふたりで乗る分には問題ありません。しかし後部座席がかたくて薄く、乗り心地はいまいち。
過去1年の平均相場動向

新型が登場して以降、値下がりが続く先代ムーヴ。この1年間でも10万円ほど相場が安くなり、現在は90万円を下まわっている。物件数はまだまだ豊富だが、最近は減少傾向にあるようだ。
ホンダ フィット
中古車参考価格帯:100万円~160万円(13年~16年・ハイブリッドを除く) Goo-net登録台数:774台(ハイブリッドを除く・16年6月現在)
新世代エンジンで走りもGOOD!
現行型フィットは未来感のあるスタイルが大きな特徴。エンジンは新開発となる1.3Lまたは1.5Lを選択可能で、ハイブリッドではないモデルでもJC08モード燃費26.0km/Lという好燃費をマークする。室内が広いのはもちろん、走りも一段と洗練されて楽しめるクルマとなった。
口コミレビュー
総合評価:3.5
(1)ハンドリングは軽くて素晴らしい。1.3Lにしては馬力があるので、ふたりで乗っている分には快適。
総合評価:4.9
(2)アクアと比べると燃費以外すべて優れていると感じました。インテリアも安っぽさを感じさせません。
総合評価:4.0
(3)6速MTのフィーリングが秀逸。まったくストレスを感じない小気味よいシフトチェンジが楽しめます。
過去1年の平均相場動向

現行型はまだまだ高値。この1年間の相場の動きはほとんどなく、135万円前後で推移している。ただ、今年の秋にマイナーチェンジする可能性が高く、来年以降は相場が下がりそうだ。
フォルクスワーゲン ポロ 先代
中古車参考価格帯:20万円~120万円(02年~09年・全グレード) Goo-net登録台数:523台(全グレード・16年6月現在)
大人っぽい重厚な乗り味が魅力
2002年に登場した先代ポロは、コンパクトカーながらもワンランク上の走り味が特徴。高速道路でも疲れにくく、ロングドライブにぴったりの1台。積極的に走りを楽しみたいひとには「GTI」という選択肢もある。
過去1年の平均相場動向

先代は完全に底値の状態。平均相場は50万円以下とかなりリーズナブルに買えるようになった。Goo-net登録台数は400台以上とまだ十分豊富。
CHOICE-2 ロングドライブするならやっぱり燃費がいちばん ハイブリッドカー
ここ最近、ハイブリッドカーのバリエーションが増えてきた。いちばん人気のプリウスはもちろんだが、ワゴンやSUVなど多くのタイプが存在するので選択の幅は想像以上に広い。ここでは、中古車市場で注目度の高い3モデルを紹介する。
トヨタ プリウス 先代
中古車参考価格帯:80万円~240万円(09年~16年・PHVを除く) Goo-net登録台数:10000台以上(PHVを除く・16年6月現在)
買いやすくなった先代プリウス
昨年フルモデルチェンジしたばかりのプリウスだが、先代もまだまだ魅力のあるクルマ。JC08モード燃費は32.6km/Lといういまでも十分通用する低燃費が自慢。未来的なフォルム、静粛性の高い走り、そしてG’sなど走りのモデルもラインアップ。未だ魅力が衰えない1台。
口コミレビュー
総合評価:4.8
(1)ソーラーパネルサンルーフ付きの車両を選びました。開放感が素晴らしい。加速力も2.5L車並み。
総合評価:3.6
(2)燃費は冬で約15km/L、春で約22km/L。車両価格のわりに内装にコストが掛かっていないのが難点。
総合評価:5.0
(3)気を遣わず走っても、20km/Lという低燃費を達成。アフターパーツが多いので購入後も楽しめる。
過去1年の平均相場動向

昨年末に新型が登場したプリウス。その影響は中古車市場にも及んでおり、この1年で大きな相場の下降が起きている。現在の平均相場は145万円とかなり安くなり、買い時が到来した。
トヨタ カローラフィールダーハイブリッド

中古車参考価格帯:150万円~230万円(12年~16年・ハイブリッドのみ) Goo-net登録台数:304台(ハイブリッドのみ・16年6月現在)
便利な小型ハイブリッドワゴン
ハイブリッドといえばプリウスに注目が集まるが、現行型はカローラシリーズにも設定されている。JC08モード燃費は先代プリウスを超える33.8km/Lという優秀な値を実現。ワゴンというボディ形状と相まって、レジャーから日常の買い物まで幅広いシーンで活躍してくれる。
口コミレビュー
総合評価:4.6
(1)一般道での燃費はよいのですが、高速道路では思ったより伸びない。安全機能が充実するのは◎。
総合評価:5.0
(2)燃費がよく走りも静か。荷物もたくさん積めて、車中泊もできる。派手さは無いけどいいクルマです。
総合評価:4.1
(3)荷室が広く使い勝手がよい。走りはよくも悪くもカローラですが、時速100kmまでなら室内は静かです。
過去1年の平均相場動向

グラフはハイブリッドを含むカローラフィールダー全グレードのもの。昨年9月以降相場が上昇傾向にあり、やや割高感がある。ハイブリッドの相場は標準の仕様よりも10万円ほど高め。
スバル XVハイブリッド
中古車参考価格帯:190万円~260万円(13年~16年・全グレード) Goo-net登録台数:155台(全グレード・16年6月現在)
クロスオーバースタイルが人気の秘密
インプレッサにSUVライクなデザインを与えたのがXV。低重心の水平対向エンジンを搭載し、運動性能も抜群。全車4WDとなり、自動ブレーキ「アイサイト」も当然ながら選択可能。JC08モード燃費は最大20.4km/L。
過去1年の平均相場動向

昨年10月まで上昇傾向にあったが、その後は緩やかに下降している。新型登場が近いため、今後はさらに平均相場のダウンが期待できるはず。
CHOICE-3 みんなでいっしょにワイワイ楽しみたいならこれ! ミニバン
夏休みは、家族や友達といっしょに出かける機会が増える。レジャーはもちろん、お墓参り、実家への帰省などなど・・・。そんなとき、1台のクルマで移動できたら、やっぱり便利!ここでは、いま買い頃を迎えた人気モデルをピックアップ。
日産 セレナ
口コミレビュー
総合評価:4.4
(1)室内が広く視界もよいので長時間の運転でもストレスなく運転できる。ただし街乗りの燃費がいまいち。
総合評価:4.6
(2)乗り心地がよく、家族にもおおむね好評。室内が広いので4人乗ってもかなりの荷物が積めるのも魅力。
総合評価:4.6
(3)曲線のボディラインが優しく感じられ、好感が持てます。燃費が先代モデルから大幅に向上しています。
過去1年の平均相場動向

高値安定が続いていた現行型のセレナも、昨年10月頃からようやく値下がり傾向になって買い時になった。現在の相場は200万円弱で、新型登場後はさらに安くなると考えられる。
ホンダ オデッセイ 先代
中古車参考価格帯:100万円~220万円(08年~13年・全グレード) Goo-net登録台数:772台(全グレード・16年6月現在)
スポーティな走りも楽しめる
先代オデッセイは、ミニバンとしては異例のロー&ワイドなフォルムが特徴。立体駐車場にも収まる車高に抑えられているが、低床プラットフォームの採用により室内は思いのほか広いのも見どころ。専用サスの「アブソルート」を選べば、ハンドリングも十分楽しめるクルマ。
口コミレビュー
総合評価:3.4
(1)車高が控えめなので、どこでも停められるのが便利。それなのに、乗りこむと頭上高も確保している。
総合評価:4.0
(2)立体駐車場に収まる車高ながらも、実際に乗ると頭上高に余裕があるので驚く。燃費はややいまいち。
総合評価:4.0
(3)一般的なミニバンとは明らかに異なるデザインが光る。足まわりがよく、山道でも安定して走れる。
過去1年の平均相場動向

新型が登場してから比較的リーズナブルな価格に落ち着いている先代オデッセイ。今年に入ってから緩やかに値下がりし、現在の平均価格は160万円前後。物件も豊富で、買いやすい1台。
トヨタ ウィッシュ
過去1年の平均相場動向

低車高ミニバンのブームが下火となっており、ウィッシュは100万円台前半の相場で横ばいとなっている。物件も豊富でお値ごろな選択肢だ。
※すべての価格は参考価格です
※口コミレビューは、Goo-netに投稿されたものを一部抜粋・改変して記載しています。総合評価は5点満点。
※相場動向のグラフは、中古車相場の平均価格から算出したものです。
※輸入車の一部の写真は欧州仕様。日本の仕様とは異なることがあります。

中古車相場を左右しそうな中古車的自動車NEWS
新型車のニュースをいち早くお届けするのがこのコーナー。いまの自動車業界の動向に加え、新型車の登場に合わせ、中古車相場がこれからどう動くかも、Gooの膨大なデータをもとに予測していく。
特別仕様車
日産 ノート
新車価格:165万1320円~200万7720円(Vセレクション+セーフティII)
踏み間違い防止機能を標準装備した特別仕様車
全グレードに特別仕様車「Vセレクション+セーフティII」が設定された。踏み間違い衝突防止アシスト、アラウンドビューモニター、ディスプレイ付き自動防眩式ルームミラー、ヒーター付きドアミラー、LEDヘッドランプを標準装備。
中古車相場動向をCHECK!
過去1年の平均相場動向
先代ノートの相場は底値。ここ1年間の平均価格は50万円を下まわっている。物件もまだ十分豊富なのでオススメ。

ディスプレイ付き自動防眩式ルームミラー、ヒーター付きドアミラーを採用することで、夜間の運転などが楽になった。
一部改良
ダイハツ ウェイク

新車価格:135万円~184万1400円(全グレード)
外観デザインを一部変更 魅力を増したウェイク
新デザインのフロントガーニッシュ、フォグランプを標準装備して外観を刷新。ボディカラーには「ミストブルーマイカメタリック」など新色を含む14色を設定する。「パワースライドドア予約ロック機能」も軽自動車として初採用された。
中古車相場動向をCHECK!
便利なハイト型の軽自動車の相場は?
2014年11月に登場したボックス型軽自動車がウェイク。見晴らしのよいドライビングポジションと広い室内空間はレジャーにぴったり。個性あるルックスも大きな魅力だ。
過去1年の平均相場動向
デビューから1年半が経っているが、中古車相場はほぼ横ばい状態。140万円という高値をキープしている。

オーディオパネル、カップホルダーをプレミアムシャインシルバーに加飾することで質感をアップ。センタークラスターも改良。

新グレード「レジャーエディション」も設定。防水の樹脂製フロア、荷室床面フック、固定ベルトなどを装備しアウトドアに対応する。
一部改良
メルセデスAMG GT
新車価格:1650万円~1930万円(全グレード)
装備充実を図ったAMG GT
「GT」および「GT S」が一部改良を受けた。全車にナッパレザーシート、ハンズフリーアクセスなどを含むベーシックパッケージを標準装備。後者はAMGパフォーマンスシートを含むエクスクルーシブパッケージを標準装備とした。
中古車相場動向をCHECK!
メルセデスAMGが誇る高級スポーツ
2015年に登場したリアルスポーツカーのメルセデスAMG GT。4L V8ターボを搭載し、GTは462馬力、GT Sでは510馬力というハイパフォーマンスを誇っている。
過去1年の平均相場動向
今年に入り、ようやく中古車が出まわりはじめた。ただし価格帯は新車とほとんど同じ。この傾向は当分続きそう。
ロングノーズ、ショートデッキの典型的なFRスポーツカーのプロポーションを持つGT。今回メタリックペイントが標準化された。
GT SにはAMGパフォーマンスシート、Brumesterサラウンドサウンドシステム、イエローメーターゲージなどが標準装備された。
追加モデル
メルセデスAMG GLE43 4MATIC
新車価格:1150万円(GLE43 4MATIC)
新世代3LV6エンジンを搭載する高性能モデル
高性能モデル「GLE43 4MATIC」がGLEのラインアップに加わった。メルセデスAMGが開発した新世代3L V6直噴ターボを搭載し、最高出力は367馬力を発揮する。ドライビングを積極的に楽しめる「AMG 4MATIC」の採用もトピック。
中古車相場動向をCHECK!
先代Mクラスは今年から相場がダウン
現在はGLEという名称に変更されたが、その前身となるのはMクラス。その先代モデルは2005年に登場し、従来型よりも質感と走りが大幅アップしたのが話題となった。
過去1年の平均相場動向
GLEの前身となるMクラスの相場を見ると、今年に入って相場が一段と下がっているのがわかる。物件も豊富だ。

「レーダーセーフティパッケージ」などの安全運転支援システムはGLE43にも導入。対向車、歩行者など周囲の環境を認識して事故を未然に防ぐ。
特別仕様車
スバル XV
新車価格:246万2400円(プラウドエディション)
水平対向エンジン50周年記念車が登場
「2.0iアイサイト」をベースに、メッキ加飾付きピアノブラック調フロントグリルやブラックカラードドアミラーを採用した特別仕様車が登場。8ウェイパワーシートなどの装備も充実する。
中古車相場動向をCHECK!
先代XVは物件が少なくねらいにくい
現行世代になって超人気モデルとなったXVだが、2010年に登場した先代は生産期間の短さもあり、中古車市場に勢いがない。逆にいえばお買い得感のあるレア車といえる。
過去1年の平均相場動向
グラフの変動が多いのは物件数が極めて少ないのが理由。在庫状況で相場が変わりやすいが、概ねリーズナブル。
一部改良
ホンダ ステップワゴン
中古車相場動向をCHECK!
先代モデルの相場が昨年秋から上昇中
2009年に登場した先代。低床プラットフォーム+ハイトなボディにより室内空間は広々。ワンモーションで2列目シートをはね上げられるタンブルシートの採用も特徴。
過去1年の平均相場動向
新型登場後も、先代は相変わらず人気モデル。昨年9月以降相場が上昇しており、ニーズが高まっている。
※すべての価格は参考価格です
※相場動向のグラフは、中古車相場の平均価格から算出したものです。
※輸入車の一部の写真は欧州仕様。日本の仕様とは異なることがあります。