車のメンテナンス
更新日:2026.04.19 / 掲載日:2026.04.19
人気再燃中!まだ買える、注目のヘリテージカー5選【オートモービルカウンシル2026】

ヘリテージカーの祭典「オートモービルカウンシル2026」が4月10日から12日まで千葉県の幕張メッセで開かれ、幅広い世代の来場者で賑わいました。博物館級の歴史的車両や市場には、ほとんど出回らないものなどもありましたが、ここでは、グーネットを利用すれば、まだ買える「手が届くヘリテージカー」に注目して紹介したいと思います。
1. “ハコスカ”の名で愛された日産・スカイライン2000GT-R(1972年式)

ハコスカという通称で親しまれ、「GT-R」が最初に設定されたモデルでもある3代目スカイライン(C10系)。ヴィンテージ宮田自動車のブースに展示されていたのは生産終了年の1972年のモデルで、左のテールランプ下に「5speed」のエンブレムが付けられているのが特徴的です。

無骨で力強い、角ばったボディラインは、かつて憧れた中高年の来場者だけではなく、若年層にも「クラシカルで美しい」「映画では見たことがあるけれど、本物を見ると更にかっこいい」と好評でした。
グーネットでは、「スカイライン2000GT-R」と検索すると4件しか見つかりませんが、「ハコスカ GT-R」で検索すると22件(ともに2026年4月13日現在)出てくるので、こちらの検索条件がおすすめ。価格を公表していないものが半数以上ですが、公表しているものでは707万円から見つかりました。50年以上前のモデルの上、GT-Rに限定すると、元々の生産台数も少なく、希少になっています。気になる方は、ぜひ、今のうちにお探しください。

2. 可愛らしくも力強い、“愛しきブルドッグ”ホンダ・シティ ターボⅡ(1983年式)

当時タブーとされた全高の高い「トールボーイ」というスタイルで大人気となった、初代ホンダ・シティ(AA/VF型)。そのエンジンを空冷式インタークーラーを備えたターボユニットで最大出力を110PS(スタンダードなシティは67PS)としたほか、ブリスターフェンダー、エアダムスカートやサイドステップなどのエアロパーツを備えてスポーティーに仕立てたのが、ターボⅡ。その見た目から、“ブルドッグ”の愛称が付けられました。ホンダのブースに展示されたのは、ターボⅡ発売初年度の1983年のものでした。

初代シティは、そのユニークな形だけでなく、トランクルームに詰めるように開発された小さな原付「モトコンポ」とともに、時代のアイコンとして、さまざまな映像作品に登場することから、20代、30代でも、その存在を知っている人も多く、老若男女から注目を集めました。

また、会場ではNSXの開発に、シティが大きく関わっていたというエピソードの資料も展示され、興味深く読む人の姿も見られました。
グーネットで初代シティを探すと、2026年4月13日現在、5台がヒット。価格は135万円~222万円となっていますが、ターボⅡについては、残念ながら1台も見つかりませんでした。なお、2代目シティも同様に調べたところ価格は71.6万円~95.9万円。初代の人気がいかに高いかを示す結果となりました。

3.映画とコラボした世界限定60台の特別モデル「ゴルフGTI-16Vファイア&アイス」(1991年式)

歴代ゴルフの中でも名車と名高く、販売開始から40年以上が経っても人気のゴルフⅡ。機能美あふれるシンプルなデザインが最大の魅力です。
そのゴルフⅡを専門に扱う中古車販売店「スピニングガレージ」が出展したのは、世界60台限定の特別仕様車。ゴルフⅡのガソリン車の中で最もパワフルなGTI-16Vをベースにし、ドイツ映画「サマーシュプール(原題:Feuer, Eis & Dynamit )」とコラボしたもので、やや青みがかったようなグリーンメタリックのボディも特徴的。

ゴルフⅡを知っている人でも、このボディカラーを見るのは初めて、という人も多く、人目を惹いていました。
グーネットでゴルフⅡを検索すると18台がヒットし、価格は160万円~400万円。200万円~250万円がボリュームゾーンになっています。GTI-16Vに絞った場合は2台が見つかり、169万8000円と337万円でした。古いクルマとは言え、世界的な販売台数も多く、輸入ヘリテージカーの中では交換部品などを探しやすいモデルですので、レトロなクルマにこれから乗ってみたいという方にもおすすめのモデルです。

4.個性的なスタイリングとパワフルなエンジンで一世を風靡したサーブ900ターボ(1990年式)

初代サーブ900は1978年に登場し、1993年まで15年間も販売されたロングセラー。日本ではバブル景気を背景に一気に売り上げを伸ばし、スマッシュヒットしたモデルでした。その魅力は何といっても時代に左右されないクラシカルなデザインと、航空機メーカーとしても培った技術に裏打ちされたパワフルなエンジンです。

セダンは、アカデミー賞国際長編映画賞を受賞して映画「ドライブ・マイ・カー」でも話題となったクルマです。一方で、エンスーの杜が出展したのはそのカブリオレ。後部座席も大人が乗っても窮屈でなく、実用性も兼ね備えたオープンモデルです。
会場では「あぁ、あの映画のクルマのオープンカーなんだ」という声もちらほら。今や無くなってしまった、「サーブ」というブランドは知らなくとも、このクルマは見たことがある、という人も少なくありませんでした。

グーネットで検索すると2026年4月13日現在、サーブ900シリーズはカブリオレが7台ヒットし、価格は173万円~300万円、セダンが6台ヒットし、価格は110万円~499万8000円でした。このほかに、わずかですが、クーペモデルも見つけることができます。サーブが日本から撤退して久しく、今やブランドも存在しないため、メンテナンスの面では信頼の整備工場を探すなどする必要はありますが、クラシカルなオープンカーをお探しの方や映画のファンの方は、検討されてみてはいかがでしょうか。

5.高いオフロード性能とラグジュアリーな室内を両立した先駆けレンジローバー・クラシック(1972年式)

初代レンジローバー(通称・クラシック)は、高いオフロード性能と高級乗用車のような居住性を併せ持ち、現在で言うところのラグジュアリーSUVの祖のような存在。1970年~1996年と四半世紀以上にわたって販売されたモデルです。

ランドローバーのブースに展示されたのは、初期の1972年にイギリスで販売されたモデル。外観や計器類などは素朴でありながら、シートなどは品位と風格を感じさせます。
クルマの紹介のプレートに、半世紀にわたり、イギリスと日本のオーナーに乗り継がれてきたエピソードが書かれていましたが、それを感じさせないほど、綺麗で、古めかしさのなく、来場者も「これが50年以上も前のクルマなの?」と驚きつつも、興味を示していました。

グーネットで、「レンジローバー」を選択し、年式を1980年以前~1996年で絞り込むと、2026年4月14日現在、12台がヒットしますが、実は1994年~1996年は2代目レンジローバーと併売された時期なので、ここから2代目を除外すると残りは9台で、価格は367万円~626万8,000円でした。なお、初代と2代目の見分け方はいくつかありますが、一番分かりやすいのはヘッドライト。丸いのが初代で、四角いのが2代目です。

同じようなコンセプトのライバル車に、メルセデスベンツ・Gクラスとジープ・グランドワゴニアがありますが、同年代のものをグーネットで探すと、Gクラスが600万円~、グランドワゴニアが680万円~(ピックアップトラックを除く)となっていますので、高級感のあるオフロード仕様のヘリテージカーが欲しい方には、レンジローバー・クラシックが狙い目です。
・ランドローバー公式サイトhttps://www.landrover.co.jp/index.html
若年層にもファンが増えつつあるヘリテージカーの世界
オートモービルカウンシルは今年で11回目。開催を重ねて認知度が上がったり、二輪も展示に加わったことなどの要素もあるものの、年々、若年層の来場者が目立つようになっています。
興味を持った理由を尋ねると、「おじいちゃんが乗っていたクルマがカッコよかった」という思い出のほか、「映画やアニメなどの映像作品から興味を持った」、「古着やシティーポップなどの音楽が好きで、その時代の文化を調べるうちに、ヘリテージカーも好きになった」などさまざま。
昨今のネオクラシックカーブームなどで、価格が新車の頃の何倍にも高騰しているものも見られますが、「次の世代の人が乗り継ぎ、動態保存してくれてこそのヘリテージカー」とは、とある出展・販売を行っていたスタッフの声。
出展車両は1,000万円を超える高価な車両も多かった中、今回は若年層・中年層でもまだ手が届く価格帯のものを中心にピックアップしました。
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