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更新日:2018.10.11 / 掲載日:2015.10.22
【レクサス】「RX」がフルモデルチェンジ

ユニット・コンパス/Goo-net編集部
レクサスのクロスオーバーSUV「RX」がフルモデルチェンジを受け、10月22日に発売された。内外装のデザイン、パワートレインを変更し、安全性や機能性を高めている。6速AT(6 スーパー ECT)を搭載した2L直4ターボエンジン仕様の「RX200t」とハイブリッド仕様「RX450h」の2車種で、いずれも駆動方式はFFと4WDが用意される。価格帯は、RX200tの2WDが495万円~595万円、4WDが521万円~621万円。そしてハイブリッドRX450hの2WDが602万5000円~702万5000円、4WDが628万5000円~742万5000円となっている。
ボディサイズは、全長4890(従来比+120)×全幅1895(+10)×全高1710(+20)mm。ホイールベースを50mm延伸して2790mmとしたことで、リアシートのレッグスペースが拡大。電動リクライニング式のパワーシート、リアシートヒーターを追加設定することで快適性がアップした。
エクステリアは、高い位置で切り返したスピンドルグリルがフロントデザインを特徴づけている。薄くてシャープなグリル上部と切れ上がったフロントライト、ボリューム感のあるグリル下部の対比が、力強さとスポーティさを表現。フードからリアにかけてサイドを立体的に流れるラインは、リアコンビネーションランプ内で切り返すスピンドル形状を採用した。クォーターウィンドウをメッキで縁取ることでブラックアウトしたクォーターピラーを浮き立たせ、優美なルーフラインを演出している。
インテリアは新技術との融合したエレガントな空間に。センタークラスターやエアコンレジスターといった機能パーツには硬質な素材を、手で直接触れるパーツには柔らかな素材を用いて機能のちがいを素材感で表すと同時に、曲面を採り入れながら大型化したセンターコンソールのオーナメントパネルに新開発のレーザーカット本杢を採用して先進性を強調している。また、視認性の高い12.3インチワイドディスプレイおよび大型のフルカラーヘッドアップディスプレイと、両サイドにENTERボタンを追加しながらスイッチ類を集約したオペレーション部を明確に分離することで、操作性をよりいっそう向上させた。
パワートレインは2種類。ハイブリッドは、直噴システム「D-S4」を新たに採用した3.5L V6 DOHCエンジン(最高出力262ps/6000rpm、最大トルク34.2kg-m/4600rpm)とフロントモーター(最高出力167ps、最大トルク34.2kg-m)、ニッケル水素電池を組み合わせており、4WD仕様では後輪は独立したリアモーター(最高出力68ps、最大トルク14.2kg-m)で駆動させる。排気冷却を強化したシリンダーヘッドなど最新の技術を組み合わせることで、JC08モード燃費はFF車で18.8km/L、4WD車で18.2km/Lを達成した。ガソリンエンジンは、先進の直噴技術「D-4ST」を採用した2.0L 直4 DOHC直噴ターボで、最高出力238ps/4800~5600rpm、最大トルク35.7kg-m/1650~4000rpmを発生させる。FF車のJC08モード燃費は11.8km/L、4WD車で11.2km/Lとなっている。
フロントプラットフォームの構造を変更したり、エンジンの重心より低い位置にエンジンマウントを設置したりすることで応答性を高めている。サスペンションの形式は先代と変わらず前がマクファーソンストラット、後ろがダブルウィッシュボーンだが、フロントはサスペンションの構造を変えてスタビライザーを大径化。併せて前後のバネ剛性の最適化を図ることで、フラットな車両姿勢と疲れにくい乗り心地を実現している。走行性能を高めた「F SPORT」グレードには、ショックアブソーバーの減衰力を制御する「NAVI・AI-AVS」を標準で装備したうえで、専用のチューニングを施している。「RX450h“F SPORT”」には、さらに旋回時のロールを抑える電動アクティブスタビライザーも標準で搭載している。
安全装備は、歩行者検知機能付きの衝突回避・被害軽減ブレーキ、車線逸脱抑制機能、オートマチックハイビーム、全車速追従機能付きACCをパッケージ化した先進の予防安全パッケージ「レクサス・セーフティ・システム+」を標準装備。また、ITS専用周波数(760MHz)による「道路と車両」および「車両と車両」の通信を活用することで、センサーでは捉えきれない情報を取得して安全運転支援システムを補完する「ITSコネクト」を全車にオプションで設定。前後に障害物が検知されている状態で発進時にアクセルを強く踏み込んだ場合に警告および自動的な出力の抑制を行い被害を軽減する「インテリジェントクリアランスソナー」、駐車場からの後退時に左右後方から接近してくる車両を検知すると自動的にブレーキをかける「リアクロストラフィックオートブレーキ」を、「RX450h“version L”」に標準で搭載し、その他グレードにオプションで設定している。
エンブレムに手をかざすだけでバックドアを開くことができる「タッチレスパワーバックドア」をレクサス車として初設定。全車に標準装備している。
端正な顔立ちと鍛え上げられた逞しいボディが、強い存在感を放っている。
サイドからリアにかけてのダイナミックなプレスラインが、スポーティな走りを予感させる。
操作計をシンプルにまとめることで、素材の質感が際立つインテリア。12.3インチワイドディスプレイは非常に見やすく、横長のため、TVとナビを同時に表示できる。
長距離のドライビングでも疲れなさそうなたっぷりとしたサイズのシートが、優雅な気分にさせてくれる。
大切なゲストも安心して乗せられる快適なリアの空間。視界も良好で、前席との会話も自然とできる。
ハイブリッドは、3.5L V6 DOHCエンジン(最高出力262ps/6000rpm、最大トルク34.2kg-m/4600rpm)とフロントモーター(最高出力167ps、最大トルク34.2kg-m)を
ガソリンエンジンは、2.0L 直4 DOHC直噴ターボで、最高出力238ps/4800~5600rpm、最大トルク35.7kg-m/1650~4000rpmを発生する。
後席乗車時でも余裕のラゲッジ空間。フロアの高さも形状も非常に使いやすい。
後席を倒すと広大な空間が出現する。あらゆるレジャーで大活躍してくれるだろう。
重量があるハイブリッドシステムも、ドライバビリティを考えて低くバランスよくレイアウトされる。
エンジンをクルマの重心により近い位置にマウントすることで、車両応答性を高めている。
ボディは各部の結合性、剛性がさらに高められ、軽量化による燃費低減と走りの質感アップを達成。
ミリ波レーダーと単眼カメラを搭載し、歩行者検知機能付きの衝突回避・被害軽減ブレーキを備える。
車線から逸脱しないよう見守ってくれるのが、レーンキーピングアシスト。レーダークルーズコントロール(前車追従機能付)の作動中はステアリングの操作もアシストされ車線キープをサポート。
乗員ひとりひとりが常に快適でいられるよう、エアコンが非常に細かく制御される。
ボディカラー:グラファイトブラックガラスフレーク
ボディカラー:アンバークリスタルシャイン
ボディカラー:ソニッククォーツ
ボディカラー:プラチナムシルバーメタリック
ボディカラー:ソニックチタニウム
ボディカラー:ブラック
ボディカラー:レッドマイカクリスタルシャイン
ボディカラー:スリークエクリュメタリック
ボディカラー:ディープブルーマイカ
ボディカラー:ホワイトノーヴァガラスフレーク