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更新日:2018.11.29 / 掲載日:2010.10.04
トヨタ ノア/ヴォクシー Gスポーツ
トヨタ ノア/ヴォクシー Gスポーツ 試乗レポート
試乗
特別仕様車
発表・発売/2010年4月27日・6月30日
トヨタ
0800-700-7700
文●竹岡圭 写真●森山良雄
■走る楽しさを大切にしたG’sの市販モデル第一号
■ドライビング/ユーティリティ
+31.5万円のG’sと+63万円のG’s ver.EDGEの2グレードをラインアップする今回の2台。両者とも、スポーツサスペンションの投入によるローフォルム化や専用パーツなどで、いかにもスポーティなエクステリア&インテリアを手に入れているが、ver.EDGEはより強固なボディ補強とパフォーマンスダンパーの追加、また床下まわりの空力整流まで手が入れられており、そこが大きな違いとなっている。
なので、当然のことながらver.EDGEのほうがまとまり感は高い。特筆モノなのは、ミニバンにありがちなフロア振動がほぼ抑えられていること。これが走りにも乗り心地にも効いている。ステアフィールもしっかりと手ごたえがあり、ハンドリングもより緻密なリアル感が伝わってくる。微小舵角はミニバンらしく、キビキビしすぎない安定性重視、大きな舵角はシャープにしっかりと動いてくれるのだが、ヒヤッとするような動きがまったくないのだ。おかげで、エンジンパワーがもっともっとほしくなるくらい、攻めの走りが楽しめる。
それでいて2列目の乗り心地も、これならロングドライブも許せるという程度に仕上げているのはお見事。少々価格は高くなるけれど、最初からやってほしかった!という本音がポロリとこぼれそうなくらいの出来映えなのだ。
もちろんG’sも、ver.EDGEには引けを取るものの、格段にシャキッとした印象に仕上がっているので、そこはライフスタイルに合わせてチョイスしてみてはいかがだろうか?
■インテリア/エクステリア写真[1]
ステアリングやシフトノブの赤ステッチ、ピアノブラックの加飾、アルミペダルなどが奢られ、上質なスポーティさがあふれる。
専用シート表皮にはレッドカラーを採用。赤ステッチとのマッチングもよく、派手すぎな浮いた感じはしない。
エンジンは基本的にオリジナルモデルと同じだが、デュアルスポーツマフラーの採用で、音も見た目もスポーティに変身。
■インテリア/エクステリア写真[2]
最近流行の細めのスポークホイールに、18インチ高性能タイヤの組み合わせ。高剛性ボディのおかげで、ゴツゴツ感は少ない。
メッキパーツが奢られて、押し出し感のアップしたフロントマスク。LEDイルミネーションビームも映える。
両者ともスポーティなのは言うまでもないが、ノアはエレガントさ、ヴォクシーは力強さも重視している。
ノア Si G’s バージョンEDGE(CVT)主要諸元
全長×全幅×全高 | 4635×1720×1820mm |
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ホイールベース | 2825mm |
トレッド前/後 | 1505/1480mm |
車両重量 | 1620kg |
エンジン | 直4DOHC |
総排気量 | 1986cc |
最高出力 | 158ps/6200rpm |
最大トルク | 20.0kg m/4400rpm |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | トーションビーム |
ブレーキ前/後 | Vディスク/ディスク |
タイヤ前後 | 215/45R18 |
全国メーカー希望小売り価格
トヨタ ノア/ヴォクシー Gスポーツ | 261万5000~315万円 |
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