新車試乗レポート
更新日:2018.11.06 / 掲載日:2013.09.20
三菱 ekワゴン&ekカスタム(2013年~)試乗レポート
三菱 ekワゴン&ekカスタム(2013年~) 試乗レポート
試乗
【フルモデルチェンジ】
発表・発売/2013年6月6日
三菱/0120-324-860
■既存モデルとは一線を画するデザイン女性目線の使い勝手にも注目
三菱自動車と日産自動車の合弁会社NMKVが企画・開発した、軽自動車第1弾となる三菱eKワゴン&eKカスタムが登場。初代、2代目とセミトールワゴンでやってきたeKシリーズとしては、最激戦区と言われるトールワゴンカテゴリーへとクラス替えをしての参戦となる。
■ドライビング/ユーティリティ
Report 竹岡 圭
eKと言えば、歴代ユルいデザインと称されるシンプルさが特徴だったが、今回は作り方がガラリと変わった。とくにサイドのキャラクターラインなどは、最近の日産のコンパクトカーに見られるような手法が採用され、表情が強く表れている。インテリアもしかり。とくにソファっぽい雰囲気のシートは、これまでの三菱の軽とは一線を画した感じが伝わってくるのだ。
装備面で新しくお目見えしたのは、タッチパネル式のオートエアコン。表面がツルンとして凸凹がないので、お掃除が簡単なのはうれしいポイント。温度の高低、風量の大小など、異なる2種類のアンサーバック音が用意されていて、手探りの場合の操作性も配慮されている。
また、約99%紫外線をカットするスーパーUVカットガラスも採用され、フロント合わせガラスは約100%、ほかのガラスも約94%UVカットと、とくにこれからの季節は紫外線からの避難場所として活躍してくれそうだ。
パワートレインはNAとターボの2本立てだが、特筆モノはNAのクラストップのJC08モード燃費29.2km/L。燃費チャンピオンをねらったためか出足がおしとやかなので、パワフルさを求めるならターボがオススメだ。ハンドリングはいたって穏やかで、限界付近での安定感も抜群。雨の日などの滑りやすい場面でちょっとスピードを見誤った!なんていうときも、しっかりと落ち着いた動きをしてくれて安心できる。乗り心地もマイルドな毎日気軽な「いい軽」だ。
■インテリア/エクステリア写真[1]
写真のカスタムは黒基調、標準車は白基調となる。助手席前のポケッテリアには女性の意見も採用されたとのこと。
クッションストロークのたっぷりしたソファっぽいベンチシート。後席は座面一体型のスライドを採用している。
アナログ針とデジタルが組み合わされたハイブリッドメーターは、カスタムに装備される。ワゴンは1眼タイプ。
■インテリア/エクステリア写真[2]
三菱のMIVECと軽自動車初の水冷式EGRクーラーの搭載がポイント。副変速機付きCVTと組み合わされる。
カスタムは15インチタイヤを装着。ハンドリング的にも14インチに比べてシャッキリ感があってオススメだ
三菱eKワゴン&eKカスタム/日産デイズ&デイズハイウェイスターとも、後姿は基本的に同じ。味付けの違い程度だ。
eKカスタム T(CVT)主要諸元
全長×全幅×全高 | 3395×1475×1620mm |
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ホイールベース | 2430mm |
トレッド前/後 | 1300/1290mm |
車両重量 | 860kg |
エンジン | 直4DOHCターボ |
総排気量 | 659cc |
最高出力 | 64ps/6000rpm |
最大トルク | 10.0kg m/3000rpm |
JC08モード燃費 | 23.4km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | 3リンク |
ブレーキ前/後 | Vディスク/ドラム |
タイヤ前後 | 165/55R15 |
バリエーション&価格
eKワゴン | 105.0万~133.5万円 |
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eKカスタム | 126.9万~154.6万円 |