新車値引き情報
更新日:2022.10.26 / 掲載日:2022.10.26

読者の値引き実例 私もX氏

その1 ノアから49.3万円引き!

TOYOTA ノア
S-Z(7人)
トータル値引き 49.3万円
値引き率 12.0%
From東京都

“一党独裁”の東京よ、さらば!
越境で“超”ウルトラCを獲得!!


 狙いはノア。自宅近くのトヨタA店へ。値引きは5万円、6年落ちステップワゴンの下取り額は109万円で支払い総額は320万円。トヨタB店でA店の条件を伝えると、白旗をあげてしまった。
 県境近くに住んでいるので隣県に越境。トヨタC店で競合を伝えると、値引き35万円、下取り110万円で支払い総額は300万円を切ってきた。隣県のトヨタ3店とも商談した結果、D店が値引き39万円、下取り120万円で270万円に。これをトヨタA店に伝えるが、完全にお手上げ状態。
「260万円を切れるかどうか」が分かれ目となったが、C店はギブアップ。D店は「とっくに店長決裁を超えているが256万円で本部と掛け合ってみる」。しかし「さすがに無理。260万円でお願いしたい」と言ってきた。ならば、と折衷案258万円を提案するとOKとなったので契約成立。
 最終条件は車両本体とメーカーオプションから39万2770円引き、付属品40万4360円から10万円引き。下取り額は127万円だが、納車が近づいた時点で買い取り店に売却も可能。

値引き採点 5
東京地区は巨大ディーラーが“一党独裁”体制のため競合交渉がやりにくくなっていますが、地の利を生かした越境作戦が見事に功を奏しました。獲得した値引き額は“超”がつくウルトラCクラスです。


その2 ステップワゴンから25.0万円引き!

HONDA ステップワゴン
e:HEVスパーダプレミアムライン(7人)
トータル値引き 25.0万円
値引き率 5.8%
From千葉県

中古車の暴騰、恐るべし!
新車より26万円も高値に!!


 4か月前に新型ヴォクシー(ハイブリッドS-G)が納車となったが、我が家の駐車場と「相性が悪い」ことが発覚。自動駐車が機能しないばかりか、手動で駐車するとなぜか自動ブレーキが作動するケースが多発。そのほか不満も数々出てきた。折しも月刊自家用車やネットなどから「新車の納期の大幅な遅延により中古車が暴騰」との情報を知る。そこで、買い取り専門店3社に査定してもらうと最高値は451万円。ヴォクシーの支払い総額は425万円だったので、なんと26万円も高い。すぐさま売却。
 新型ステップワゴンの試乗車を借りて、駐車場で試したところ問題なし。早速、値引き交渉を開始。その結果、車両本体から20万円引き、付属品(40万4560円)から5万円引き、支払い総額413万4670円で契約した。

値引き採点 5
新型ヴォクシーのHVは納車まで1年近くかかるため“即納”が可能な中古車は「新車より高値」となっています。獲得した値引き条件だけで評価すると採点は4ですが、高取り分を含めて5としました。


その3 RAV4から44.3万円引き!

TOYOTA RAV4
G Zパッケージ(4WD)
トータル値引き 44.3万円
値引き率 11.0%
From東京都

納期の遅れを値引きで補填!?
付属品ゼロの高密度44万円!


 10月に一部改良する新型RAV4に狙いをつけて、地元のトヨタA店と隣県のトヨタB店を競合させました。
 納期はなんと8か月待ち。心が折れそうになりましたが「納期が想定外に長くなる分、値引きを頑張ってもらわないと買う気になれない」と攻めました。すると、両店とも頑張ってきましたが、先にトヨタA店が「これが限界です」と降参してしまいました。
 一方、トヨタB店は店長さんに相談すると言って奥へ。30分ほど待たされた後、車両本体とメーカーオプション(17万6000円)から44万3110円引き、車庫証明/納車費用カットで支払い総額379万6900円を提示してきたので契約しました。なお、サイドバイザーとフロアマットは社外品を購入します。納期は想定外でしたが、値引き額には大満足です。

値引き採点 5
越境作戦を駆使してRAV4同士の競合を上手にあおっています。改良後の新型から44万円引きなら大成功。利益率の高い付属品をいっさい買っていないので中身の濃い条件(値引き率11%)となっています。


その4 CX-30から20.6万円引き!

MAZDA CX-30
20Sプロアクティブツーリングセレクション(4WD)
トータル値引き 20.6万円
値引き率 6.1%
From埼玉県

即決を武器に20万円を獲得!
VWはVWに返すのが正解!?


 家庭の事情で来年3月までにクルマを入れ替えることになり、昨今の納車の遅れを考え、早めに商談しました。
 ヤリスクロスやノートオーラ、ヴェゼルなども検討しましたが、運転のしやすさ/使い勝手/納期などの最大公約数が一番大きかったCX-30に的を絞ることにしました。
 マツダは当初「8月にマイチェンをしたばかり」とのことで、10万円引き程度で話をまとめようとしてきました。しかし“即決”を条件に攻めると、本社に掛け合って車両本体と付属品26万1749円から20万5522円引きを提示してくれたので納得。
 問題は下取りの1年落ちVWゴルフです。マツダの査定額は250万円で、トヨタの300万円には遠く及ばない。そこでゴルフを購入したVW店に相談してトヨタと同額で買い取ってもらいました。

値引き採点 3
マイチェン直後のCX-30から20万円引きなら合格です。ただしトヨタを先行させて粘ればさらに上乗せがきいた可能性があります。下取り車をVW店に買い取ってもらうというのはいいアイデアでした。


その5 シビックタイプRから10.0万円引き!

HONDA シビックタイプR
標準仕様(6MT)
トータル値引き 10.0万円
値引き率 2.0%
From兵庫県

「納期がヤバイ!」と迫られても
あわてず騒がず、上乗せを要望!


 7月下旬、「新型シビックタイプRの見積もりが出せるようになりました」との連絡が入った。すぐさま出向く。
 セールスさんによれば「すでに契約した人もいる」とのこと。とりあえず見積もりを出してもらう。正直、発売直後なので値引きは期待していなかったが、「多少ならできます。納期がどんどん遅れるので、早め注文したほうがいいですよ」と言われて、こちらも真剣モードに。
X「実は経営の違う販売店とも商談してみようと思っていましたが、こちらの要望が通るなら契約します」
 すると、最終的に車両本体と付属品1万2750円から10万円引き。2年落ちのヤリスの下取り額は当初、100万円だったが、115万円までアップしてくれたので決めました。なお、下取り額は半年以内なら据え置きです。

値引き採点 4
ホンダの販売店には「タイプRは黙って買ってもらえる」との意識が強いため「値引きゼロ」の暴挙?に出てくることもあります。したがって10万円引きなら合格です。高取り分も含めて採点は4としました。


その6 フレアワゴンから19.4万円引き!

MAZDA フレアワゴン
カスタムスタイルハイブリッドXG(4WD)
トータル値引き 19.4万円
値引き率 9.6%
From北海道

スズキvsマツダが白熱の争い!
実質値引き24万円を奪取!!

 10年乗ったミライースを買い替えることに。
 eKスペースとタントも検討したが、スペーシアとフレアワゴンの兄弟車の競合となる。どちらも誠実で熱心なセールスさんだったが、最後はマツダが勝利を収めた。
 フレアワゴンの最終的な条件は車両本体から13万4123円引き、付属品20万4213円から6万円引き。さらにラゲッジマットとナンバープレートホルダー/ナンバープレートロックボルト、それに持ち込みETCの取り付け工賃/セットアップと持ち込み冬用タイヤの脱着工賃などが無料サービス。実質的な値引きは24万円を超えている。今回も主たる交渉は主人が行い、詰めの段階で私が登場するという役割分担で攻めた。なお、下取り車は買い取り専門店に19万円(マツダは10万円)で売却。

値引き採点 5
スペーシアとフレアワゴンを上手に競合させています。こういうケースではマツダのほうが攻めやすく、値引きも大きくなる傾向がありますが、それにしても実質24万円引きは文句なしのウルトラCです。


その7 ムーヴキャンバスから7.0万円引き!

DAIHATSU ムーヴキャンバス
セオリーGターボ
トータル値引き 7.0万円
値引き率 3.8%
From神奈川県

9年落ちの軽が70万円
まさに中古車高騰の恩恵


 妹が「TVで『中古車が高騰している』というニュースを見たので買い替えたい。交渉は任せる」とのこと。下取り車は9年落ちミラココア。
 ホンダのN-ONEはいきなり17万円引き、下取り55万円を提示してきたが、妹の本命は新型キャンバスだ。
 近所のダイハツA店へ。セールスレディさんとベテランの店長さんが応対。値引きは7万円、下取りは62万円。
 続いて下取り車を購入したダイハツB店へ。担当の副店長さんに勝負をかける。
X「希望する条件にならなければ買い替えはやめます」
 すると値引きは車両本体1万8170円、付属品(7万6758円)5万2008円だったが、下取りに70万円を付けてくれたので契約。納期は来年1月以降だが、納車まで下取り額は据え置き。買い取り店では最高65万円。

値引き採点 4
馴染みの副店長にズバリと迫ったのが勝因です。値引き額だけで評価すると採点は3ですが、下取り車の70万円は破格です。高取り分をプラスすると実質的に10万円以上の値引きと考えていいでしょう。


その8 タフトから27.1万円引き!

DAIHATSU タフト
G
トータル値引き 27.1万円
値引き率 15.6%
From愛知県

“なめられない”軽カーから
“超”ウルトラCの15%!


 突然、息子のクルマがオーバーヒートで廃車に。急遽、嫁のミラトコットを譲ることになったため、下取り車なしで新車を購入することになりました。とりあえず嫁さんがお気に入りのダイハツへ。
X「今回もこちらでお世話になりたいと思っています。こちらの希望は“なめられない”軽自動車です」(笑)
 するとタフトを推してきました。嫁さんが気に入ったので、見積もりを出してもらうと総額は約180万円。無理を承知で「予算は150万円」と伝えたところ「155万円ならなんとかできます」。
 ハスラーも見に行きましたが、嫁さんがNGなので再びダイハツへ。オプションを約2万5000円追加して支払い総額156万円で決着。最終的に車両本体と付属品25万280円から27万1310円引きとなっていました。

値引き採点 5
タフトはガードが堅く、15万円程度でストップをかけてくるケースが目立ちます。したがって27万円引きなら大成功。値引き率が“超”ウルトラCの目安である15%を超えている点に注目してください。


この記事の画像を見る

この記事はいかがでしたか?

気に入らない気に入った

内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

内外出版/月刊自家用車

オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

この人の記事を読む

オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

この人の記事を読む

img_backTop ページトップに戻る

ȥURL򥳥ԡޤ