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更新日:2018.11.16 / 掲載日:2015.10.15
フェラーリ、特別限定モデル「F12tdf」を発表
F12tdfは、究極のロードカー・コンセプトを極めたモデル
伊フェラーリは10月13日(現地時間)、生産台数が799台となる特別限定モデル「F12tdf」を発表。F12tdfは、1950年~1960年代にかけて開催された耐久ロードレース「ツール・ド・フランス」をモチーフにしたモデル。このレースは、1日に数百キロの距離を走破するレースで、タイトなコーナーが連続するワインディングやサーキットが舞台になったレースだ。フェラーリは1956年型「250GTベルリネッタ」で4連続で勝利した過去の栄光があった。
耐久ロードレース「ツール・ド・フランス」をモチーフにしたモデル
今回のF12tdfは、サーキットでも十分通用する究極のロードカー・コンセプトを極めたモデル。搭載するエンジンは、6.3リッターV型12気筒エンジン。最高出力は574kW(780ps)、最大トルクは705Nmを発生。トランスミッションは、ギア比を6%クロスレシオ化した専用の7速DCT「F1 DCT」を採用した。アップシフトは30%、ダウンシフトは40%、それぞれ高速化に成功したという。
搭載するエンジンは、6.3リッターV型12気筒エンジン
走行性能は、最高速度340km/h以上、0-100km/hの加速が2.9秒
ボディサイズは全長4656mm、全幅1961mm、全高1273mm。乾燥重量は1415kg。ボディの内外にカーボンファイバーを使用することで、車両重量は110kgの軽量化に成功した。走行性能は、最高速度340km/h以上、0-100km/hの加速が2.9秒、0-200km/hの加速は7.9秒というハイパフォーマンスを発揮。フィオラーノ・サーキットのラップタイムは1分21秒と公表された。一方、燃費性能にも力を入れており、燃料消費量は15.4l/100km(約6.49km/l)を記録する。
なお、同モデルは、11月8日に伊・ムジェッロで開催されるイベント「フィナーリ・モンディアーリ」で正式公開を予定。価格は日本円で5230万円(税込)