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更新日:2018.11.14 / 掲載日:2018.03.09
フェラーリ、ジュネーブショーで史上最強V8エンジン搭載「488 Pista」を発表
史上最強のV8エンジンを搭載する「488 Pista」
伊フェラーリは、同社で史上最強というV8エンジンを搭載する「488 Pista」をスイス ジュネーブで開催されている「第88回 ジュネーブ国際モーターショー」で公開した。488 Pistaは、「360 チャレンジ ストラダーレ」、「430 スクーデリア」、「458 スペチアーレ」などV8エンジンを搭載する特別なシリーズの後継モデル。「488 GTE」、「488 チャレンジ」などのレーシングカーから派生したエンジンや車両ダイナミクスのほか、「488 GTB」より90kgの軽量化に成功。ダウンフォースは20%強化されている。
「第88回 ジュネーブ国際モーターショー」で公開された
488 Pistaと488 GTBの違いは、ラジエターから排出される熱気流をフロントホイール前方からアンダーボディに向きを変え、冷却レイアウトの効率を改善して車両のドラッグ値を低減するとともに、フロントラジエターの傾斜方向や気流の変更、フロントホイール前方のエアダムをなくしたことで、フロントにもディフューザーを設置可能にしている点が挙げられる。
最高出力530kW(720CV)、最大トルク770Nmを発生する
フロントディフューザーにより気流を加速させホイールアーチに排出することによって、強力な負圧を発生させダウンフォースは、「488 GTB」よりも12%強化。アンダーボディのボーテックスジェネレーターも、断面と長さを調整して最適化している。その結果、ダウンフォースは20%強化されている。
4.0リッターV型8気筒ツインターボエンジンを搭載
488 Pistaのボディサイズは、全長4605mm、全幅1975mm、全高1206mm。乾燥重量は1280kg。4.0リッターV型8気筒ツインターボエンジンを搭載。スペックは、最高出力530kW(720CV)、最大トルク770Nmを発生する。0-100km/h加速は2.85秒。0-200km/h加速は7.6秒。最高速は340km/hを実現する。
ボディサイズは、全長4605mm、全幅1975mm、全高1206mm
リアディフューザーは、「488 GTE」と同じように2重のキンクラインを持ち、従来型ディフューザーが発生させる気流の排出量を増大させてダウンフォースを強化。488 GTBと同じように、ドラッグ最小構成では14度の角度まで回転。ディフューザー効果を完全に無効化してドラッグを軽減する3枚のアクティブフラップを装備する。
フェラーリ・デザインセンター・チームは、エアロダイナミクスの改善に力を入れており、エクステリアでは488 GTBにあったサイドエアインテークのスプリッターがなくなり、フロントバンパーから始まるエアロダイナミック・プロフィールがサイドミニスカートへと流れ、リアディフューザーの側面付加物まで続く点が、側面で最も目立つ変更点となる。