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更新日:2020.10.12 / 掲載日:2015.09.17
フェラーリ、フランクフルトショーで「488 スパイダー」を発表
フランクフルトモーターショーで発表された新型オープントップスポーツカー「488 スパイダー」
伊フェラーリは9月15日(現地時間)、V型8気筒エンジンを搭載する新型オープントップスポーツカー「488 スパイダー」を、ドイツ・フランクフルトモーターショーで公式発表した。
488 スパイダーは、クーペモデルの「488 GTB」と同じエンジンの3.9リッターV型8気筒ターボを搭載。最高出力は492kW(670ps)、最大トルク760Nmというハイパワーを発生する。トランスミッションは、7速DCT(F1デュアルクラッチ・トランスミッション)が組み合わされる。 0-100km/h加速は3秒以内。0-200km/h加速は8.7秒。ターボラグを排除したことで、ターボエンジンでありながらすばやいレスポンスを実現させている。
Ferrari 488 Spider
軽量リトラウタブルハードトップを採用
488 スパイダーに採用されたスペースフレームシャシーは、11種類の異なる6000系アルミニウム合金が使われ、各部位の用途・要求に合わせてマグネシウムの含有率を変えて最適化しているという。ルーフに強度を持たせる構造を採用し、クーペ・モデルと同等のねじれ剛性や屈折剛性を実現。総合的な車両のシャシー性能は「458 スパイダー」と比較すると23%向上している。軽量リトラウタブルハードトップの採用するほか、後方のウインドストップ・ガラスで、車内への騒音などを遮断して快適性を高めている。
後方のウインドストップ・ガラスで、車内への騒音などを遮断して快適性を高めている
488 スパイダーに搭載されるリトラウタブルハードトップは、458 スパイダーで初採用したもので、25kgの軽量化の軽量化に成功。オープン・トップ状態でも騒音その他の要素を遮断し、快適性を向上させている。走行中でもわずか 14秒で開閉が可能になる。
走行中でもわずか 14秒で開閉が可能になる
エクステリアは彫刻のような美しさをアピール
フェラーリ・デザイン・センターは、リトラウタブルハードトップの採用により、エクステリアは彫刻のような美しさをアピール。同時に、エアロダイナミクス性能の向上を実現している。ボディカラーは、新色も登場し、「BluCorsa」とネーミングされた、空の青に溶け込むような鮮やかなカラーを採用。2層ペイント仕上げによる遊色効果によって表情を変化させるという。