新車試乗レポート
更新日:2015.08.21 / 掲載日:2015.08.21
フォード マスタング 試乗レポート
フォード マスタング 試乗レポート
試乗
【ニューモデル】
発表/2014年10月15日
フォードお客様相談室
0120-125-175
文●九島辰也 写真●編集部
■仕上がりのよさに注目が集まるアメリカンスポーツのレジェンド
昨年50周年を迎えたマスタング。それを機に60年代のデザインを現代風にアレンジし登場した。そんなスタイリングもそうだが、目玉は2.3L直4ターボのエコブーストエンジン。アメリカンスペシャリティカーは小排気量ユニットを積んだ。まず日本上陸を果たしたのはそのエンジンを搭載する50周年記念モデル。“50Years Edition”の記念バッジを付けて販売を開始した。が、1カ月で350台の限定数を完売する人気振り。そのため先月200台の追加が発表されることとなった。
■ドライビング/ユーティリティ
Report 九島 辰也
4気筒エンジンを実際に走らせると、エンジンの大きさはまったくといっていいほど感じない。314psという馬力に一切不満はなく、力強く出だしからクルマを前へ押し出す。それよりもバランスがいいのかクルマが軽く感じ、ワインディングを軽快に駆ける。ドーンというパワーで走るのではなく、ハンドリングで楽しむといった感じだ。
この辺は販売マーケットの拡大が大きく関係する。というのも新型はグローバルカーで、強豪ひしめくヨーロッパでも販売されるからだ。そのためリヤサスペンションを独立懸架にするなど、性能アップが図られた。4気筒エンジンもそんなマーケットに向けてのアピールといったところだろう。乗り心地もそうだ。19インチという大径でありながらフラットで快適。段差でリヤがひょこひょこすることはない。これなら国産スポーツカーから乗り換えても違和感ないだろう。というか、感動するかもしれない。
というマスタングは、今後コンバーチブルやV8モデルが次々と上陸する。その点でも楽しみだが、左ハンドルはこの限定車のみ。グローバルカーのマスタングはこれ以降右ハンドルとなる。
■インテリア/エクステリア写真[1]
伝統のデュアルコックピットをイメージするコックピット。マスタングの名が戦闘機からきているようにどこかそれ風だ。あえてのタイトな空間がレーシーなイメージを与える。
2ドアクーペとなるマスタングは2+2の4名乗車。これは伝統だ。ただご覧のようにシートは肉厚で快適性が高い。サイドサポートもありスポーティな走りにも対応してくれる。
■インテリア/エクステリア写真[2]
こちらが314psを発揮する2.3L直4ターボ。省燃費も鑑みた現代的なものだが、同排気量のエンジンを彼らは70年代に持っていた。
トランクはこんな感じ。けっして広くはないが使い道はある。もちろんトランクスルー機構も搭載する。
60年代後半のマッスルカーと呼ばれた時期をイメージさせるクールなデザイン。当時を知る者にとってはたまらない。ボディカラーは7色。写真はディープインパクトブルーと呼ばれるもの。
フォード マスタング 50イヤーズ・エディション(6速AT)
全長×全幅×全高 | 4790×1920×1380mm |
---|---|
ホイールベース | 2720mm |
トレッド前/後 | 1580/1645mm |
車両重量 | 1660kg |
エンジン | 直4DOHCターボ |
総排気量 | 2260cc |
最高出力 | 314ps/5500rpm |
最大トルク | 44.3kg m/3000rpm |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | マルチリンク |
ブレーキ前後 | Vディスク |
タイヤ前後 | 255/40ZR19 |
価格
フォード マスタング 50イヤーズ・エディション | 465万円 |
---|