新車試乗レポート
更新日:2018.11.07 / 掲載日:2015.07.24

三菱 eKスペース 試乗レポート

  • 三菱 eKスペース 試乗レポート

    三菱 eKスペース

    試乗
    【マイナーチェンジ】
    発表/2015年4月23日
    三菱自動車お客様相談センター
    0120-324-860
    文●森野恭行 写真●編集部

  • 三菱 eKスペース

■おしゃれな2トーンカラーが登場 同時に走りも洗練を深めている

 2014年2月に登場してから、エンジンおよびCVTの制御見直しや、自動ブレーキと誤発進抑制機能を核とする「e-Assist(イーアシスト)」の搭載など、いくつもの改良を重ねてきたのがeKスペース。で、今度の改良で目を引くのはボディ色。トレンドに乗る「2トーンスタイル」を設定して、新鮮なイメージをアピールした。でも、中身の進化や熟成にも注目をしたい。

■ドライビング/ユーティリティ

  • Report 森野 恭行

    Report 森野 恭行

  •  JC08モード燃費値を改善したカギはアイドリングストップ。待望の新採用はターボユニット搭載のカスタムTで、燃費値を1.8km/Lも向上させた。そして自然吸気ユニット搭載車は、コーストストップ領域を9km/hから13km/hに拡大することで燃費値を0.2km/L改善。今春、ルール改定された新しいエコカー減税に対応させた。
     気になるのは仕上がりだが、アイドリングストップが過敏に作動する印象はなく、再始動のレスポンスも早め。しかも、ショックやノイズが小さいため、ギクシャク感やわずらわしさは抑えられている。むしろドライバビリティは全体に向上した印象だ。これは、再度マッチングを見直したというエンジンおよびCVT制御の効果だろう。
     フットワークの方向は、14インチ65タイヤを履く標準モデルは穏やか、15インチ55タイヤを履くカスタムTはスポーティ。標準モデルはロールが大きめだが、クセのない動きが好感の持てる点。カスタムTは正確なハンドリングが光るが、中立を人工的に締める電動パワステが素直な動きをスポイルしているのが惜しい。標準モデルはやさしい乗り心地。カスタムTはターボがもたらす余裕の加速力と高い静粛性も魅力のポイントだ。

■インテリア/エクステリア写真[1]

  • 三菱 eKスペース コックピット

    軽のスーパーハイト系ではトップレベルの感。タッチパネル式オートエアコンを上級モデルに採用する。標準モデルはベージュ内装だが、Gはブラックも選べるようになった。

  • 三菱 eKスペース 内装

    1775mmの全高が生む大空間とスライド式のリヤドアがカギ。前席はゆったり座れるセミベンチ式を採用。足元広びろの後席には、左右独立260mmのスライド機構が備わる。

  • 三菱 eKスペース エンジン

    アイドリングストップ機構の見直しで燃費値を改善。作動を「13km/hから」と拡大して効果を高めた。

■インテリア/エクステリア写真[2]

  • 三菱 eKスペース ラゲッジスペース

    スライドだけでなく、フォールダウン式の格納も左右独立。だから、用途に合わせてアレンジができる。

  • 三菱 eKスペース 外装1

    カスタムにも「2トーンスタイル」を設定。こちらのルーフはブラックで、レッドメタリックとホワイトパールの2色を展開する。正直な話、ライバルにない大胆な配色にも挑戦してほしかった。

  • 三菱 eKスペース 外装2

    ホワイトルーフの仕様は、ショコラブラウンパールのほか、サクラピンクメタリックの設定もある。

三菱 eKスペース G 2WD(CVT)

全長×全幅×全高3395×1475×1775mm
ホイールベース2430mm
トレッド前/後1300/1290mm
車両重量930kg
エンジン直3DOHC
総排気量659cc
最高出力49ps/6500rpm
最大トルク6.0kg m/5000rpm
JC08モード燃費26.0km/L
サスペンション前ストラット
サスペンション後3リンク
ブレーキ前/後ディスク/ドラム
タイヤ前後155/65R14

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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