車の歴史
更新日:2021.05.24 / 掲載日:2021.05.21
Zの魂 フェアレディZ年代記 ~序曲:黎明期の日産スポーツ~
ダットサンスポーツDC-3(1952年)
GHQによって制限されていた自動車製造が緩和され、1500cc以下の小型乗用車の製造が可能となった昭和22年に登場したダットサンセダンDA型。その発展版といえるDB-2型の860cc20馬力SVエンジンを搭載。
3速MTを介し最高速80km/hを誇った4人乗りのコンバーチブル。
ダットサンフェアレデー1200(1960年)
1959年、ダットサン1000のラダーフレームにFRPボディを換装したダットサンスポーツ1000を発売(北米専用)。翌年に量産型となるフェアレデー1200に発展。
スチール製ボディによる重量増に対応するべく、ブルーバード310の1.2L、48馬力のOHVエンジンが積まれた。
ダットサンフェアレディSP310(1962年)
ブルーバード310の前輪独立サスや低床ラダーフレームによる低い車高を手に入れたコンバーチブルスポーツ。発売当初は横向きのリヤシートを備える3人乗りだったが、後に2人乗りに変更される。
1965年、発展型のフェアレディ1600にバトンタッッチするかたちで消滅。
フェアレディ2000 ハードトップ(1968年)
フェアレデーからフェアレディとなったS310系の最終型。
U20型145馬力エンジンを積み、国産で初めて最高速度200km/h(カタログ値)を謳うクルマとなった。