新車値引き情報
更新日:2021.05.24 / 掲載日:2021.04.26

【新車購入】読者から寄せられた値引き自慢

その1 ソリオから28.9万円引き!

SUZUKI ソリオ
バンディットハイブリッドMV
トータル値引き 28.9万円
値引き率 12.3%
From福岡県

ルーミーとの差を10万円以内に
「地区本部長に直訴します!」


 10年前に購入したルークスは7万km超。車検切れも近づいてきたので買い替えることに。
 馴染みの営業さんにルーミーの見積もりを出してもらうと、下取り込みで38万円引き!
 その足でスズキへ。担当は新入社員の元気な女性。値引き+下取りで22万6000円引き。支払い総額は約240万円で、ルーミーより20万円も高い。ちなみに、姉妹車のデリカD:2は「スズキを超えるのは難しい」とのこと。
 妻と協議の上「ルーミーとの差が10万円以内になったらソリオに決めよう」となる。
 決算キャンペーンを開催中のスズキA店へ。提示してきた支払い総額は235万円。
「ルーミーは220万円です。差が大きすぎます」
「いくらをご希望ですか?」
「229万円以下です」
「今日は地区本部長が来ているので交渉してきます」
 10分後「229万円にOKが出ました!」。最終条件は車両本体から20万8352円引き、付属品(34万4157円)から8万1105円引き、下取り3万円。

値引き採点 5
トヨタを先行させてスズキを上手に攻略しています。とくに支払い総額を比べて、ズバリと迫っている点に注目してください。フルモデルチェンジ直後の新型ソリオからこれだけ取れれば大成功です。


その2 ヤリスから30.2万円引き!

TOYOTA ヤリス
ハイブリッドG
トータル値引き 30.2万円
値引き率 12.0%
From奈良県

急いては事を仕損じる!?
2か月待ったらウルトラC!


 狙いは3月中に納車が間に合うコンパクトカー。
 20年来の付き合いがあるトヨタの営業マンと商談。
「ご希望のヤリスは近々小変更する予定で現行車の在庫はなく、新型の納期は5月末になってしまいます。待ってもらえるなら決算価格で見積もりさせてもらいますよ」
 そこで待つことにすると、25万円引き、支払い総額245万円を提示してきた。
 対抗のフィットは3月中に納車が可能だが、16万円引き(246万円)でストップ。
 再びトヨタへ。
「フィットはほぼ同額で、3月末に納車できますよ」
「長年お付き合いいただいているので支払い総額を240万円にして納車まで代車を用意させていただきます」
 最終条件は車両本体と付属品(18万9700円)から30万2460円引きだった。

値引き採点 5
新型ヤリスは一部改良を機に引き締めています。その新型から値引き30万円超+代車サービスなら文句なしのウルトラCクラスです。フィットの支払い総額と納期を武器に攻めたのが勝因でした。


その3 フィットから22.5万円引き!

HONDA フィット
e:HEVホーム
トータル値引き 22.5万円
値引き率 9.0%
From岩手県

契約後、セールスさん曰く
「通常の3台分の値引きです」


 ノートは値引き20万円までいったが、予算の240万円を大きく超えてしまった。
 ホンダA店にてノートやホンダ同士の競合を伝えると、値引き15万円で、支払い総額は244万円となる。
 一方、ホンダB店は競合を伝えるもガードが固い。値引きは7万円でストップ。
 ホンダA店で2回目の商談。しばらく待たされた結果、支払い総額は239万円に。
 再びB店を訪問。A店の239万円をぶつけるも社内の規定とやらで「せいぜいあと数万円の上乗せしかできない」とのこと。これにて脱落。
 A店と最終交渉。7万円相当の付属品を追加して上乗せを迫ったところ、支払い総額245万円になったので成約。注文書には車両本体13万9485円引き、付属品(35万3760円)8万5415円引きとなっていた。

値引き採点 5
「ノートで揺さぶってホンダ同士の争いで決着をつける」という戦術が見事に功を奏しています。新型フィットから20万円引きオーバーなら文句なしの特上クラス。地域性を考慮して採点は5としました。

その4 マツダ3ファストバックから23.6万円引き!

MAZDA マツダ3ファストバック
20Sプロアクティブ
トータル値引き 23.6万円
値引き率 8.5%
From東京都

無理ですか……じゃ帰ります。
待って! 店長を呼びます!!


 狙いはデザインに惹かれたマツダ3ファストバック。近所で商談したが、あまりの渋さに意気消沈。そこで実家の父親に代理交渉を頼んだところ「20万円引きが出た」。
 しかし、納車の手間やメンテナンスを考えるとできれば「近所で買いたい」と思い、実印を持って再び訪問。
「条件が合えば決める!」と本気で迫ったところ、今回は「駆け引きなしで頑張ります!」と言って21万円引きを提示。「ここが勝負!」とみてあと5万円を要求すると、「本部と相談してきます」。
 しかし「無理でした」。席を立とうとしたところ「待ってください!」。店長さんが登場して2万円の上乗せを提案。「端数を切ってガソリン満タン」と言うとOKに。最終条件は車両本体から20万円、付属品(17万9057円)から3万6499円引き。

値引き採点 4
かつては「値引きのマツダ」との異名をとっていましたが、最近は君子豹変、ライバル車と競合させてもあまり反応しません。ただしこのレポートのようにマツダ同士の争いにもち込むと大きな効果が得られます。


その5 ヤリスクロスから32.6万円引き!

TOYOTA ヤリスクロス
ハイブリッドZ
トータル値引き 32.6万円
値引き率 10.2%
From佐賀県

地の利を生かして8社と商談。
値引き率10%超+高取り!


 実家の母に代わって交渉しました。ヴェゼル(末期ながら意外に渋かった)も検討しましたが、本命はヤリスクロス。隣県にも越境して経営の違うトヨタ8社と商談しましたが、どこもノリが悪く、やる気のあるセールスさんが見受けられませんでした。
 しかし、後日、8社のうち2社のセールスさんから連絡が入ったので、2回目の交渉に進みました。A店は車両本体値引き20万円/付属品値引き10万円/下取り30万円。B店は25万円/5万円/35万円とのことです。
 2店のうち、やる気が感じられるセールスさんを選んで最終交渉を仕掛けました。
 その結果、車両本体とメーカーオプション15万7300円/付属品46万1890円から合計32万5820円引き、下取り40万3220円となったので契約しました。

値引き採点 5
県境という“地の利”を活かして精力的にまわっています。ヤリスクロスは値引きを緩めていますが、値引き率10%オーバーなら文句なしの特上クラス。下取り車の高取りと合わせて採点は5としました。


その6 CX-5から30.1万円引き!

MAZDA CX-5
XDブラックトーンエディション(4WD)
トータル値引き 30.1万円
値引き率 7.5%
From福島県

担当者の誠意と店長の人柄に感謝!
憧れのCX-5に乗れます!


 9年落ちのセレナが5か月後に車検切れとなるためSUVに乗り換えることにした。
 当初はヤリスクロスHVを考えたが、納期が7~8か月かかると聞いて断念する。
 狙いを以前から気になっていたCX-5に変更。マツダを訪問すると、決算セールで売る気は満々。いきなり値引き27万円、下取り23万円(トヨタは20万円)、支払い総額369万円を提示してきた。
「年度末の登録に間に合わせるためには今週末の契約がギリギリです」
 いったん引き上げて、妻を連れて再訪問。「前回の369万円では予算オーバー」と伝えて上乗せを迫った結果、支払い総額356万円となったので契約した。注文書には車両本体20万円引き、付属品(30万3414円)10万1287円引き、下取り34万円となっていた。

値引き採点 4
セールスマンがタイムリミットを設定して契約を迫ってきたら、さらに上乗せを迫るチャンスです。X氏はこの機を逃さずしっかり攻めています。値引きもさることながら下取り額の34万円は破格です。


その7 N-BOXから21.0万円引き!

HONDA N-BOX
EX
トータル値引き 21.0万円
値引き率 10.7%
From千葉県

あなたは上司に、私は妻に
笑顔で一緒に怒られましょう♪


 妻のライフ(15年落ち)を代替え。狙いはN-BOX。経営の違うホンダ4店と商談。A店が値引き20万円、下取り3万円を提示。ただし不必要な付属品をテンコ盛りにしてきた。正直、ここのセールスさんとはウマが合わない。
 日を改めて、一番好印象だったホンダB店へ。A店との経緯を伝えて「ぜひあなたから買いたい!」と伝える。必要な付属品だけを付けて支払い総額185万円を要求するが、回答は187万円。
「限界です。これ以上出したら上司に怒られます」
「妻から『今日はハンコを押さないで』と言われています。私も妻から怒られますが、185万円にしてくれたら、今すぐハンコを押します!」
 結局、OKに。最終条件は車両本体と付属品23万6885円から20万9505円引き、下取り5万円。

値引き採点 4
マイチェン後の新型N-BOXから20万円引き/10%を超えたら文句なしの特上クラスです。好印象のセールスマンにホンダ同士の競合を伝えて「あなたから買いたい!」とやったのが功を奏しています。


その8 ムーヴキャンバスから16.0万円引き!

DAIHATSU ムーヴキャンバス
GメイクアップVS SA3
トータル値引き 16.0万円
値引き率 8.9%
From大阪府

ダイハツがだめならトヨタへ!
残クレがだめなら“親”ローンで!


 娘が軽自動車を購入することになり、ダイハツとスズキと商談したが、どちらも思っていた以上にガードが固い。
 そこで、付き合いのあるトヨタのセールスさんに訊ねると「ダイハツ車なら取り扱えます」。しかし、ここで問題が発生。社会人2年目で貯金が少ない娘は残クレを利用することになっていたが、トヨタは金利が4.9%(ダイハツは1.5%)と高い。セールスさんは「金利はどうにもなりません。ただし、現金値引きだったらどこにも負けません!」とのこと。キャンバスの見積もりを出してもらうと、いきなり店長決裁をとって11万9588円引き(ダイハツは5万円)。さらにフロアマットとETC、ナンバーフレームの合計4万128円と希望ナンバーが無料サービスに。娘には“親”ローンを組ませることにして契約した。

値引き採点 4
トヨタのディーラーの一部にはダイハツ車を積極的に販売している店もあります。このケースのように話をもちかけて、セールスマンが「ぜひ、うちから買ってください!」と売り込んできたらチャンスです。


提供元:月刊自家用車

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ライタープロフィール

内外出版/月刊自家用車

オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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