輸入車
更新日:2019.11.06 / 掲載日:2019.11.04

【アウディ 新型A1スポーツバック】ワイドボディに変身、先進の快適機能や安全装備も充実

文と写真●大音安弘

 アウディ・ジャパンは、2019年11月1日、都内にて、コンパクト5ドアハッチバックモデル「アウディA1スポーツバック」のフルモデルチェンジを実施し、2019年11月25日から発売することを発表した。
 発表イベントでは、フィリップ・ノアック代表取締役社長が登壇。「サイズアップにより、1クラス上の車両のお乗りの方にも満足いただけるだろう。またアウディのモデルの魅力を凝縮して生まれた100%ピュアなアウディだ」と小さいながらもアウディらしさが味わえる、満足感の高いモデルであることをPRした。

新型A1スポーツバックは全長4mをキープしながらも全幅を広げて室内空間を広げた

A1スポーツバック 35 TFSI Sライン

 早速、新型を紹介していこう。8年ぶりのフルモデルチェンジで、2代目へと進化したアウディのエントリーモデルのA1スポーツバック。全長約4mの扱いやすいサイズは、キープしながらも、広く快適となった3ナンバーのワイドボディや先進の快適機能及び安全運転機能の採用など、全面刷新が図られているのが大きな特徴だ。

 アウディらしいスタイルを備えつつ、愛らしいスタイルに仕上げられた第2世代モデルでは、スポーティさが強調された。フロントマスクは、アウディアイコンのシングルフレームグリルをワイド化。LEDヘッドライトもワイドかつシャープなスタイルとすることで、重心の低さと運動性能の高さを主張する。伝説の名車「スポーツクワトロ」のオマージュとして、ボンネット先端の3分割スリットやワイドなCピラーなどを採用。またコンパクトらしい前後の短いオーバーハングやワイドなスタイルにも、その面影を見ることが出来る。リヤスタイルも、シャープなシルエットやエッジの効いたテールランプなど、全方位でアグレッシブさを感じさせるものとしている。ボディサイズは、全長4040mm×全幅1740mm×全高1435mmで、ホイールベースは2560mmを確保する。ボディカラーは、全10色を設定し、ブラックルーフの選択も可能だ。

  • A1スポーツバック 35 TFSI Sライン

  • A1スポーツバック 35 TFSI Sライン

「アウディバーチャルコクピット」や10.1インチのインダッシュ式タッチスクリーン式ナビ&インフォメーションシステム「MMIナビゲーションシステム」などを初採用

A1スポーツバック 35 TFSI Sライン

 インテリアのイメージも刷新。曲線を多用した先代のインテリアとは異なり、直線的なデザインへと進化。コンパクトクラスでもっともスポーティなものを目指したという。インストルメントパネルを運転席側に傾斜させたドライバー中心のコクピットデザインを採用。オプションとして、10.25インチのフル液晶ディスプレイによるデジタルメーター「アウディバーチャルコクピット」や10.1インチのインダッシュ式タッチスクリーン式ナビ&インフォメーションシステム「MMIナビゲーションシステム」などを初採用。ホイールベースが先代よりも95mm拡大されたことで、後席の居住性も高まり、ラゲッジルームも+65L拡大の335Lを確保している。

  • A1スポーツバック 35 TFSI Sライン

  • A1スポーツバック 35 TFSI Sライン

35TFSIのスペックは最高出力150馬力、最大トルク25.5kgm

アウディA1スポーツバック ファーストエディション

 パワートレインは、35TFSIと呼ぶ新開発1.5L直列4気筒ターボエンジンを搭載。直噴システムと気筒休止システム「シリンダーオンデマウンド」を搭載して効率を高めたもの。最高出力150馬力、最大トルク25.5kgmとスポーティな走りを期待できる性能も備える。トランスミッションミッションは、DCTタイプの7速Sトロニックのみとなる。さらに2020年第2四半期には、25TFSIと呼ぶ1.0L直列3気筒ターボエンジンの導入も計画されている。

 安全面もアップデートが加えられており、衝突被害軽減ブレーキの「アウディプレセンスフロント」を全車に標準化。さらにオプションとして、追従走行が可能な「アダクティブクルーズコントロール」、車線逸脱防止アシストを行う「アクティブレーンアシスト」、自動ハイビーム切替の「ハイビームアシスト」などを設定している。

A1スポーツバック 35 TFSI Sライン

 グレードは、まずは35TFSI搭載車の前輪駆動車のみからのスタート。標準車の「35TFSIアドバンスド」が365万円。エアロパーツやスポーツシート、スポーツサスペンションなどを装備したスポーティ仕様の「35TFSI Sライン」が391万円となる。さらに導入記念限定車として「ファーストエディション」を設定。これはナビゲーションやバーチャルコクピット、先進の安全運転支援機能など、主要なオプションパッケージを「35TFSIアドバンスド」に標準化したモデル。さらに特別装備として、2トーンの5スポークデザインのアルミホイール、フロントリップやサイドシル、ルーフなどのブラック化を図ったものだ。250台の限定で、443万円となる。なおボディカラーは、厳選された4色からの選択となる。

  • アウディA1スポーツバック ファーストエディション

  • アウディA1スポーツバック ファーストエディション

「サイズアップにより、ひとクラス上の車両のお乗りの方にも、満足いただける」とフィリップ・ノアック社長

アウディ・ジャパン フィリップ・ノアック代表取締役社長

 発表イベントでは、フィリップ・ノアック代表取締役社長が登壇。「サイズアップにより、ひとクラス上の車両のお乗りの方にも、満足いただけるだろう。またアウディのモデルの魅力を凝縮して生まれた100%ピュアなアウディだ」と小さいながらもアウディらしさが味わえる、満足感の高いモデルであることをPRした。


アウディ A1スポーツバック 35 TFSI Sライン(7速AT・Sトロニック)

全長×全幅×全高 4045×1740×1435
ホイールベース 2560mm
トレッド前・後 1510/1490mm
車両重量 1220kg
エンジン 直4DOHCターボ
総排気量 1497cc
最高出力 150ps/5000-6000rpm
最大トルク25.5kgm/1500-3500rpm
サスペンション前/後 ストラット/トレーリングアーム
ブレーキ前後 Vディスク
タイヤ前後 215/45R17






この記事はいかがでしたか?

気に入らない気に入った

グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

この人の記事を読む

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

この人の記事を読む

img_backTop ページトップに戻る

ȥURL򥳥ԡޤ