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スクープ[2019.06.27 UP]

スクープ! トヨタ 海外専用で登場した新型ハイエース。国内向けは現行型継続か、それとも……

海外向け新シリーズのハイエース

ハイエースと言えば、乗用ミニバンとしての主役の座はすでに降りているが、商用バンや送迎バスなどのコミューターとしては根強い人気を保つ。現行型は2004年に登場し、すでに15年が経過しているが、今なお姉妹車であるレジアスエースをふくめて年間約6万台を販売する人気モデル。もっとも盗難されやすいクルマという困ったリストの常連でもある。 広さや使い勝手、頑丈さなどから、配送や送迎などの国内の現場はもちろん、海外市場でも中古車が高値で取り引きされており、盗まれて海を渡る不幸なハイエースも後を絶たないのだ。 そんなハイエースの新型が、2019年2月にフィリピンで世界初公開された。ただし、それを伝えるトヨタのニュースリリースは「なお、市場環境が異なる日本においては、従来モデルのハイエースを継続していきます」という注意書きつき。日本国内では新型は投入されないというのだ。 しかし、いかに人気モデルと言えども、15年も前の現行型がこれからも長く現役で売り続けられるとは思えない。かと言って、フィリピンでデビューしたモデルの日本導入も確かに非現実的だ。 なにしろ5(商用車は4)ナンバー規格など関係ない海外向けだけに、新型は標準ボディでも全長5265mm、全幅1950mmの巨体だ。ロングボディに至っては、全長5915mmと6mに迫る。現行ハイエースでも、ロングボディは全長5385mmもあるし、全幅1880mmのワイドボディ車もあるが、基本はやはり乗用車の5ナンバーに当たる小型車規格の4ナンバーサイズだろう。

関連情報

ボディタイプ:ミニバン ボディタイプ:ワンボックス
6m近い全長のロングハイルーフボディをラインナップする新型ハイエース。

2017年東京モーターショーに出品されたトヨタ車体株式会社の「LCV CONCEPT(ライト・コマーシャル・ビークル コンセプト)」。

全長4700mm、全幅1735mm、全高1885mmというボディサイズがアナウンスされていたLCVコンセプト。

「LCV BUSINESS LOUNGE CONCEPT (エル・シー・ブイ ビジネス・ラウンジ コンセプト)」と呼ばれるハイヤー向けのコンセプトも提案されていた。

2019年5月下旬にオーストラリアや台湾で発表されたトヨタ・グランビア。日本でも過去販売されていた車名だが、新型ハイエースをベースに開発された上級仕様。発売は2019年後半を予定している。

それでは国内向けの次期ハイエースはどうなるのか。それを占う上で参考になるのが、2017年の東京モーターショーにトヨタ車体が出展していたLCVコンセプトだ。 トヨタ車体はトヨタのボディ製造部門にルーツを持つグループ子会社。ランドクルーザーやエスティマ、アルファードなどの生産をトヨタから受託されるほか、企画段階からの開発を手掛ける自動車メーカーでもある。現行ハイエースも、トヨタ車体が開発生産している。 LCV=ライト・コマーシャル・ビークルコンセプトと銘打ったスタイリッシュな展示車は、配送車、ハイヤー、車いすアスリートの移動基地という3種の用途が提案されていたが、いずれも全長4700mm、全幅1735mmの手ごろなサイズ。商用車らしからぬブリスターフェンダーの豊かなふくらみを少し削れば、全幅1700mm以下の4(5)ナンバー規格に抑えることもできそうだ。 そしてよくよく見るとこのLCVコンセプト、オーバーハングの長さや前輪とドアの位置関係などが、フィリピンで発表された新型ハイエースとほぼ同じ。つまりLCVコンセプトはトヨタの新しい設計思想であるTNGAから生まれた新プラットフォームを使って開発され、その市販モデル第一号として海外向け新型ハイエースが誕生したということ。 当然、それをベースに、LCVコンセプトと同じプロポーションのクルマは容易に作れるというわけ。 コストの縛りも大きい商用車で、お金のかかりそうなコンセプトカーの造形がどこまで再現できるかは不明だが、ちょっと期待してもよさそう。 答え合わせの場は、2019年秋の東京モーターショーだ。

グーネット編集部

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クルマの楽しさを幅広いユーザーに伝えるため、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど 様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。 みなさんの中古車・新車購入の手助けになれればと考えています。

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