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更新日:2020.04.23 / 掲載日:2018.03.29

ニューヨーク国際自動車ショー スバル 新型フォレスターを世界初公開

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 スバルは3月28日、2018年ニューヨーク国際自動車ショーにおいて第5世代となる新型フォレスターを世界初公開した。新型はスバルが最量販車種として位置づけるグローバル戦略車をうたう。乗る人すべてが愉しく、快適な空間を共有できるように取り回しの良さと室内の広さを両立したパッケージングや、スバル初となる乗員認識技術「ドライバーモニタリングシステム」など使い勝手のいい装備を採用しているのが特徴だ。
 エクステリアデザインは、スバル共通のデザインフィロソフィー「ダイナミック×ソリッド」のもとにSUVらしい逞しさや機能的で使いやすいデザインをモダンキュービックフォルムで表現したという。ボディサイズは米国仕様で、全長が4625mm、全幅が1815mm、全高が1715mm(ルーフレールを除く)。それぞれ現行型と比べ、全長が15mm、全幅が20mm拡大されている。ホイールベースも2670mmと現行型に比べ30mm拡大。ボディカラーは新色として新型フォレスター専用色となるジャスパーグリーン・メタリックをはじめ全9色を用意。また、標準ボディに加え随所にアクセントカラーやハイグロスブラックを配し、専用アルミホイールなどを採用したSUVらしい逞しさと精悍さを強調したスポーティグレードも設定する。

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 新型フォレスターのインテリアは機能的かつ操作性の良い室内レイアウトを目指したという。インパネパネルとコンソールを連続させることで、SUVらしい力強さに加えゆとりと開放感を表現。インテリアカラーはブラックとグレーをベースに、センターコンソールやシートステッチにアクセントカラーを配すことでアクティブさを強調している。
 室内空間は前述した通り、ホイールベースを30mm拡大したことにより乗員同士の距離や後席のレッグスペースを拡大し快適な室内空間を確保している。リヤドアの開度や開口エリア及びCピラーの形状を最適化することで後席への乗降性を向上させた。これだけの居住空間拡大をホイールベース拡大も伴い行いながら、最小回転半径は5.4mと取り回しの良さは確保されている。
 ラゲッジスペースは、ミッドサイズSUVを超える最大1300mmの荷室開口幅とスクエアな形状のラゲッジスペースとすることで、積載性を現行型に比べ大幅に向上させたという。また、カーゴスペースに影響しない駆動ユニット一体型の新パワーリヤゲートを採用し、開閉スピードも向上しているという。また、リヤゲートの自動開閉からクルマの施錠までを連続して行える新ロックシステムをスバルとして初採用している。

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 北米仕様はパワートレーンに新開発の2.5L水平対向4気筒直噴エンジンを採用。シンメトリカルAWDはもちろん、悪路走破性を高めたX-MODE、スバルグローバルプラットフォームの採用により、ドライバーをはじめ、乗員すべてに気持ちの良い走りをもたらすという。
 2.5L水平対向4気筒直噴エンジンは、従来の2.5L水平対向4気筒エンジンに対し、約90%の部品を刷新して直噴化。環境性能を高めながら、出力とトルクを向上させ、力強く快適なドライブフィールを実現しているという。日本向けのフォレスターにはこれに加え、先代インプレッサスポーツ/XVに搭載されていた2L水平対向4気筒エンジン+マイルドハイブリッドの進化型の搭載が噂されている。トランスミッションはリニアトロニック(フル電子制御自動無段変速【CVT】)を採用。マニュアルモードは7速化され、走りの愉しさを向上し、SI-DRIVEの制御も最適化され、一部グレードにはスポーティな加速とダイレクトな変速を愉しめるS#モード(スポーツシャープモード)を設定する。
 最低地上高は現行型フォレスターと同じ、SUVとして十分な220mmとし、斜面の乗り上げる時や斜面から平坦地に降りる時のアプローチアングル/ディパーチャーアングル、斜面や丘部の頂上を越える時のランプブレークオーバーアングルなども最大限確保している。
 インプレッサやXVに続き、新プラットフォームであるスバルグローバルプラットフォームを採用し動的質感が大幅に向上しているのもポイント。スムーズさや気持ちよさなど「感性の領域」にいける質感の高い走りを実現しているという。

 安全面では、最初に紹介した「ドライバーモニタリングシステム」に注目。顔認証により、ドライバーの居眠りやわき見運転を検知する機能に加え、シートポジションやドアミラー角度、空調設定を登録可能。運転支援システム「アイサイト」は当然全車に標準装備。車両後退時の衝突回避や衝突による被害軽減を行う「後退時自動ブレーキ」や自車の後側方から接近するクルマを検知する「後側方警戒支援システム」を搭載。ステアリング連動ヘッドランプやハイビームアシストも設定し、夜間走行時の視認性を向上させている。
 現行型に比べ利便装備も充実。前席のシートバックに雑誌やスマートフォンを収納できるように3つに区切ったポケットを設定したほか、前席に加え、後席用に最大2.1A出力の充電USBポートを採用。エアコンも乗員数に応じて最適できめ細かな空調設定ができるタイプに進化したほか、カーナビゲーションシステムの画面は8インチに大型化。「Apple CarPlay」や「Android Auto」の利用も可能になり、コネクティビティも強化されている。また、Wi-Fi hotspotやリモートエンジンスタートなど、機能を大幅進化させたテレマティクスシステムを採用している。

 ここまで紹介した新型フォレスターの新機能。すべてが日本仕様に搭載されるとは限らないが、盛りだくさんの内容で今から楽しみだ。気になる発売時期は、米国仕様が2018年秋とアナウンスされている。噂によると日本仕様はそれよりも早い、初夏とのこと。いち早く手に入れたい人は、今すぐスバルディーラーに走ろう!!

新型フォレスター主要諸元(米国仕様)
●全長:4625mm
●全幅:1815mm
●全高:1730mm(ルーフレール除く1715mm)
●ホイールベース:2670mm
●最低地上高:220mm
●エンジン:FA25型2.5L水平対向4気筒DOHC16バルブAVCS直噴
●エンジン排気量:2498cc
●エンジンボア・ストローク:94×90mm
●エンジン最高出力:182hp/5800rpm
●エンジン最大トルク:176lb-ft/4400rpm
●燃料タンク容量:63L
●燃料種類:87AKI
●トランスミッション:リニアトロニック(フル電子制御自動無段変速【CVT】)
●駆動方式:シンメトリカルAWD
●タイヤサイズ:225/60R17または、225/55R18
●乗車定員:5名

提供元:月刊自家用車

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グーネットマガジン編集部

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