最新の安全技術が満載！ アグレッシブなスタイルのミドルセダンのボルボS60

【本記事は2011年3月にベストカーに掲載された記事となります。】ボルボのミドルセダン、新型S60が昨年3月のジュネーブショーでの正式発表から約1年、ようやく日本での発表を迎えた。

話題はなんといっても安全技術「ヒューマンセーフティ」だ。先代S60やXC60に搭載された「シティセーフティ」をさらに進化させたもので、35km／h以下での走行時に身長80cm以上の歩行者を検知し、衝突回避、ダメージ軽減できる。システムはレーダーとデジタルカメラを組み合わせて物体の種別を判断するという。もちろんシティセーフティの機能も継承されていて、4～30km／hで走行中に前方約6m以内にいる走行車の状況を監視する。15km／hまでなら衝突を回避可能で、それ以上でも衝突時の衝撃を軽減する。

グレード構成は、ダウンサイジングした新開発直4、1.6L直噴ターボを搭載した「S60DRIVe」と改良したV6、3Lターボ搭載の「T6AWDSE」＆「T6AWD SE R-DESIGN」の3ラインアップ。1.6Lはボルボ初のエコカー減税対象車だ。最新デバイスだけでなく、基本性能もボルボらしい質実剛健な進化をしているのだ。

発売開始は3月5日からと少少先になってしまうが、大きな安心を搭載し、もちろんボディも安全な新型S60、価格は375万～579万円。だが、それに足る価値を持ち合わせたスペシャルなセダンだ。

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