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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.03
クラストップレベルの運動性能と優れた環境性能の2+2スポーツ ロータスエヴォーラ
14年ぶりのオールニューモデル
ロータスはモーターショー会場で、ワールドプレミアのエキシージステルスを公開した
【本記事は2009年12月にベストカーに掲載された記事となります。】多くの輸入車メーカーが撤退するなか、今回も東京モーターショーへの出展を行なったロータス。そのロータスブースの一番目立つところに飾られていたのが、このエヴォーラだ。’95年にロータスエリーゼがデビューして以来、その後登場したエキシージやヨーロッパSは、エリーゼベースだったが、このエヴォーラは14年ぶりのオールニューモデルとなる。
質感の高い素材を採用、快適なキャビン空間を演出
本革など高級素材をあしらったインテリアによって、居心地のいい室内空間を演出
まず特徴的なのは、ボリューム感あるシャープなスタイリングと、ミドシップながら2+2レイアウトを採用した唯一の現行量産車であること。全長4342×全幅1848×全高1223mmのワイド&ロースタイル。ホイールベースは2575mmで全長ともども短く抑えられ、運動性のよさを予感させる。後席後ろに搭載されたエンジンは、トヨタ製の3.5L、V6の2GR-FE。これにロータス独自のチューンが施され、最高出力280ps/6400rpm、最大トルク35.7kgm/4700rpmを発生。トヨタブレイドマスターと比べると最高出力は同じだが、発生回転が高くなっており、最大トルクはエヴォーラのほうが大きいなど、独自の出力特性を持つ。シンプルで無骨なエリーゼのインテリアと比べると、エヴォーラは質感の高い素材を採用して、快適なキャビン空間を演出している。広さも充分で、乗降性にも優れている。
発売時期は未定、スーパースポーツ
0~100km/h加速わずか5秒強、最高速度260km/hというスペックながら、欧州基準の高速道路/市街地複合燃費で11.49km/L、高速モードなら、15.38km/Lと、ハイパフォーマンスカーとしてはトップレベルの環境性能を実現。価格は、2+2シーターが892万5000円、2シーターが850万5000円となっている。ロータスは11月2日に量産1号車が顧客に引き渡されたことを発表。来年1月生産分まで予約が入っているという。東京モーターショーでは、世界限定35台のロータスエキシージステルスが世界初公開された。特徴的なマットブラックのボディは、傷がつきにくい加工になっている。発売時期は未定のスーパースポーツだ。