ゴルフ(フォルクスワーゲン)の口コミ・評価：さらに完成度を高めたＣセグの王者（2013年06月）

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フォルクスワーゲンゴルフ【さらに完成度を高めたＣセグの王者】のレビューをご紹介

フォルクスワーゲン　ゴルフ[2013年06月]

投稿者評価

平均

さらに完成度を高めたＣセグの王者投稿日：2014年09月25日※レビューの内容は投稿時のデータです。

4.6

【総合評価】
ＭＱＢという、ＶＷの新時代のモジュラー開発方式を土台に開発されたのがゴルフ７。ゴルフの優等生ぶりは定評あるものだが、７代目となったゴルフは、走りの性能や快適性、そして内外装の質感や安全対策を一段とレベルアップさせ、さらに完全に近づいた。ハイラインは１．４ＬＴＳＩ（直噴ターボ）の心臓を積む上級グレードで、リヤサスも１．２Ｌモデルのトーションビーム式から、より高度なマルチリンク独立式へと変更されている。

【良い点】
　高速走行の安定性とハンドリングの正確性がともに高まり、走りのしっかり感や安心感がより鮮明になったのが印象的。１．４ＬＴＳＩ＋７速ＤＳＧ（デュアルクラッチトランスミッション）の心臓が生む動力性能も十分な余裕を持ち、ロングドライブを快適にこなす能力を備えている。高速道路や峠道で爽快な走りや、快適なクルージングを楽しみたい。そんな要望を持つ人には、１．２ＬＴＳＩのトレンドラインではなく、このハイラインをオススメする。
自動ブレーキなどの安全デバイスは全車標準。だが、快適＆豪華装備の充実度や内外装の仕立ては、当然のようにトレンドラインの１つ上のレベルにあり、いわゆる「いいクルマ」を求める人に向くのもハイラインだ。
リヤマルチリンクサスを採用するハイラインの乗り心地は元来優秀なものだが、操縦安定性と快適性のバランス点がより高いのは可変ダンパー搭載のＤＣＣ装着車。上質な走り味にこだわる人なら、このオプションを選ぶ価値は十分にある。

【悪い点】
　スッキリ、シンプルにまとめられたスタイルは、ラテン系コンパクトなどと比較すると、個性やおもしろみに欠けている。それがゴルフのＤＮＡでもあるのだが、デザインも、走り味も優等生的だ。また、ゴー・ストップの多い街乗りの燃費は、ハイブリッドほどは伸びない。