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更新日:2018.10.30 / 掲載日:2016.04.28
ダイハツ ブーン 新車紹介
ダイハツ ブーン 新車紹介
紹介
【フルモデルチェンジ】
発表/2016年4月12日
ダイハツ工業(株)お客様相談室
0080-500-0182
文●森野恭行 写真●ダイハツ
■JC08モードで28.0km/Lの低燃費を実現した新型ブーン
ブーンとパッソは双子。先代まではトヨタとの共同開発だったが、3代目は企画からダイハツが担当をした。なら、見どころは?まずはプラットフォーム。先代の流用ながら、ホイールベースやトレッドの拡大、ボディ剛性の強化、衝突安全性の向上など、基本からのバージョンアップを図っている。「Dモノコック」を名乗るボディ、「Dサスペンション」を名乗る足まわりからも、現行ムーヴなどの軽で培った技術が、有効に活用されたことがわかる。その上で、小型車に求められる高い操縦安定性や走りの安心感、軽とは格の違う快適レベルを実現させたというから期待できる。
■ドライビング/ユーティリティ
Report 森野恭行
パワートレーンには、軽でおなじみの「e:sテクノロジー」を投入した。従来型の後期モデルですでに高効率エンジンは採用していたが、そこからまた一歩を踏み出した。1KR-FE型3気筒1Lユニットは、デュアルインジェクターおよびデュアルポート吸気系を採用し、より以上の高圧縮比化を図ったのが見どころだ。あわせてCVTにも改良を施し、0.4km/Lを上乗せした28.0km/Lのモード燃費値を達成した。また、4WDにアイドリングストップ機構を新採用したことも、確実な進化ポイントと言える。飛び道具のようなメカはないが、細かく見れば先進の技術を積極的に投入したことがわかる。
シリーズは、ベース系と上級指向のシルクで構成。キャストを思わせる愛らしい顔が印象的なシルクは、インテリアも上質な仕立て。新型は、走りのしっかり感や、静かさに代表される快適度のレベルアップも図ったというから、軽のひとつ上を望むユーザーを引き付けることだろう。3代目ブーンは、ダイハツの小型車戦略の要となる。
■インテリア/エクステリア写真[1]
新設定のシルクは、パッソのモーダに相当する上級仕様。内装のあつらえは専用で、グレージュとマゼンタのアクセントカラーをシートやインパネ加飾などに採用し、上質感を演出。
ベンチタイプのフロントシートや高い実用性は、伝統として継承。従来型の前席は腰がなく、きちんと体を支えてくれなかったが、そこも改良のメスが入った。
■インテリア/エクステリア写真[2]
カーテンエアバッグや前席サイドエアバッグの設定もある。JNCAP新・安全性能評価で★★★★★相当の高い安全性を実現する。
X“G パッケージSAII”。パッソのX“Gパッケージ”に相当するグレードである。
Cピラーの処理やクリアレンズを使うリヤランプがアクセント。床下の気流にも気をつかい、クラスでも優秀な空力性能を実現したのも新型の自慢だ。機能面からもデザインは大きく進化した。
ダイハツ ブーン シルク Gパッケージ SAII(CVT)
全長×全幅×全高 | 3660×1665×1525mm |
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ホイールベース | 2490mm |
トレッド前/後 | 1465/1475mm |
車両重量 | 910kg |
エンジン | 直3DOHC |
総排気量 | 996cc | 最高出力 | 69ps/6000rpm |
最大トルク | 9.4kg m/4400rpm |
JC08モード燃費 | 28.0km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | トーションビーム |
ブレーキ前/後 | Vディスク/ドラム |
タイヤ前後 | 165/65R14 |
価格
ダイハツ ブーン | 115万200円~185万3280円(全グレード) |
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